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Ammo→Re!!のようです

464名も無きAAのようです:2016/10/03(月) 21:28:21 ID:slfccTV.0
ζ(゚ー゚*ζ「あら、それじゃあ御馳走になろうかしら。
      ブーンちゃん、こういう時は御馳走になります、って言うのよ」

(∪´ω`)「ごちそーに、なります?」

ζ(^ー^*ζ「その通り。
       簡単に言えば、食事を奢ってくれるって言った相手の好意に甘えるってことね」

(∪´ω`)「おごる?」

ζ(゚ー゚*ζ「何か物を買ってくれる、ってことね」

(∪´ω`)「ぼく、いつもおごられてますお……」

ζ(゚ー゚*ζ「うーん、それはちょっと違うわね。
      それについては今夜、またお勉強しましょうね」

勉強、という言葉にブーンの尾が揺れた。

(∪*´ω`)「おべんきょー! やたー!」

そして、思い出したようにはしゃぐのを止め、ブーンはヒートをまっすぐに見上げた。
青い瞳が、ゆらりと揺れて、ヒートの目を必死に捉える。

(∪´ω`)「ごちそーに、なります」

ノハ*^ー^)「あぁ、遠慮なく食べてくれよ、ブーン」

ヒートはブーンの手を引いて、カフェのテラス席を選んで座った。
席には大きな傘が付いており、日除けと雨除けの対策が施されていた。
机に置かれたメニューを広げ、ヒートはそれをブーンに見せた。
デレシアは背負ってた棺桶をヒートの傍に置き、自分自身もメニューを見た。

コーヒー一杯の値段としては高価だが、喫茶店が空間を提供する店であることを考えれば、相応の値段と言えよう。

ノパ⊿゚)「あたしはホットサンドセットにするよ」

(∪´ω`)「ぼくもそれがいいですお!」

すぐ隣の席に座りブーンが笑顔でそう言った。
きっと、よく分かりもせずに頼んでいるのだろう。
だがそれが可愛らしく、愛おしかった。
ヒートは、失われた過去を埋め合わせるようにして、この時間を堪能することにした。

ヴィンスでの記憶は、とうに過去の物。
清算を済ませた過去なのだ。
今はこの時を楽しむべきだ。


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