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Ammo→Re!!のようです

430名も無きAAのようです:2016/08/30(火) 20:49:24 ID:t6mV4x2M0
むしろ、こちらが与えた情報を基に動いた方がこちらも予想がしやすい。
さて、これで相手はこちらがこの島に上陸したことを把握したことだろう。
これによって、相手がとる行動を制限する事が出来る。
実に不便で哀れな連中だ。

こ ち ら の 位 置 が 分 か る た め に 、 行 動 が 制 限 さ れ る と い う 事 は 。

ノパー゚)

ヒートもその視線に気づいており、デレシアに視線を向けた。
彼女も同じように、相手の監視をそのままにしておく方が得策だと判断したようだ。

(∪´ω`)「ヒートさん、これはなんですか?」

ノパー゚)「それは鮪っていうんだ」

(∪´ω`)「まぐろ」

ノパー゚)「そう、鮪だ」

ブーンはその視線に気づいた様子がなく、買い物と語学学習に夢中だった。
海鮮コーナーを見終えた二人は、すでにいくつかの食品をかごに入れていた。
今日の献立はヒートが考える流れになっている。
ならばデレシアは、二人が無事に買い物を済ませ、料理を作れるように見守る役割を担えばいい。

次々と買い物かごに入れられる食品から、デレシアは献立がゴーヤーを使ったチャンプルーと呼ばれる料理であることを見抜いた。
必要なのは豆腐、ゴーヤー、そして豚肉。
細かな調味料の類を除けば、全て揃っている。
バラ肉が用意できなかったため、ヒートはベーコンを代用するようだ。

デレシアは米を炊くのは時間と手間がかかることから、ロールパンを一袋手に取った。
パニアにはすでにいくつもの道具が詰まっており、そこまで広い空きスペースはない。
買い溜めは野営に向かない。
カゴにロールパンを入れ、デレシアは周囲にさりげなく視線を巡らせた。

会計を済ませてからも、三人を監視する視線は消える気配がなかった。
買い物袋をブーンと一緒に持つヒートは、デレシアに目配せした。
その目はこの後どう動くのかを訊いている目だった。
デレシアはそれに、何も気にする必要はないと微笑み返した。

恐らく、彼らは夜に騒ぎを起こすはずだ。
ジュスティアが駐屯している今、この昼間に事を起こすはずがない。
そこまでの下地を整える余裕はなかっただろう。
仮にあったとしても、彼らの性格を熟知しているデレシアは、昼間の襲撃はまだ先の事だと分かっていた。

荷物をバイクに詰め込みつつ、デレシアは一計を案じることにした。

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと、どこかの宿に行きましょうか」


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