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Ammo→Re!!のようです

424名も無きAAのようです:2016/08/30(火) 20:39:46 ID:t6mV4x2M0
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( ゚∀゚)

ジョルジュ・マグナーニ。
ジュスティア警察でその腕を振るい、多くの事件を解決してきた凄腕の刑事だ。
今のトラギコと似た部分が多々あり、特に似ているのがデレシアを追ってくる点だ。
かつてジョルジュも、デレシアを追ってどこにでも現れた。

理由は分からないが、彼が警察を去ったと風の噂で聞いてからは、それも止んだのだが。
それが今こうして現れたのは、決して偶然の類ではないだろう。
用心深く対処しなければならない。
彼は今世紀でも五指に入る程の優秀な警察官だったのだ。

運よく入り口に背を向ける位置に座っていた事と、背の高いソファだったことが幸いした。
デレシアに気付いていれば、すぐにでも行動を起こしてくるはずだ。
デレシアは卓上に置かれていた紙ナプキンとボールペンを取り、ナプキンに指示を書いた。
ヒートにそれを見せると、彼女は無言で頷いた。

指示は単純に、注文の類を全てヒートが行い、デレシア、という名前を出さない事だった。

ノパー゚)「……ブーン、あたしとゲームをしよう」

(∪´ω`)「おっ?」

ノパ⊿゚)「マルバツゲームだ」

ボールペンと紙ナプキンを使い、ヒートは上下左右に二本ずつの線を引いた。

ノパ⊿゚)「で、この枠のところに三つ揃えれば勝ちだ」

丸とバツを交互に書き、三つ揃った個所に直線を引く。
陣取りゲームの一種で、幼い子供も簡単に出来る。
しかし、その本質は戦略を考え出すことにあり、短い勝負の中でいかに効率よく勝利を手に出来るかが重要だ。
この三目並べは人の性格がよく反映するゲーム。

ブーンの性格がどのようなものか、ヒートは少し試したい気持ちになった。

(∪´ω`)「おー?」

ノパ⊿゚)「まずはやってみようか」

そう言って、二人はゲームを始めた。
三度目でブーンは容量を掴み、どうすれば勝てるのかを考えられるようになってきた。
次第に勝敗が付かないようになり、線の数が増え、ルールの一部が変更された。
それに伴って勝負が決するまでの時間が長くなり、思考する時間が増えた。

ブーンはヒートに一勝も出来ていないが、応用が出来るようになってきていた。
横でその様子を見ながら、デレシアはグラスに反射させたジョルジュの姿が店から出て行くのを確認した。

(∪*´ω`)「おー、おもしろいですお」


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