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Ammo→Re!!のようです

416名も無きAAのようです:2016/08/30(火) 20:29:28 ID:t6mV4x2M0
(∪*´ω`)「おっ……」

両脚の下にあるタンクを見て、ブーンは両手でそれを撫でた。

(∪*´ω`)「おー」

デレシアの記憶が正しければ、このアイディールは自らの状態を色で表示することが出来るはずだった。
色鮮やかな光で警告や報告を行う機能があり、ピンク色は車両が最高の状態である事を示す色だった。
気候などが関係しているのかもしれないが、おそらくは、別の要因が大きいだろう。
エンジンを始動し、デレシアはキャンプサイトを後にした。

再び林道へと戻り、そのまま山の北西の方に向かう。
山道を下り、道なき道を進んでゆく。
腐葉土の上を駆け、林の間をすり抜け、小川を走り抜ける。

ノハ;゚⊿゚)「確かにこりゃ、人が来るにはきついな」

ディの車高は最大となり、サスペンションもその効力を最大限に発揮しているため、快適な走行は保たれたままだ。
オフローダーでもこうはいかないだろう。
デレシアの腰にしっかりと両手を回し、ヒートは落ちないようにそこに力を込めた。

ζ(゚ー゚*ζ「そろそろ着くわよ」

その言葉通り、三人の耳に水音が聞こえてきた。
川の音に似ているが、しかし、微妙に異なる。
林の間から見えてきたのは、青みを帯びた水で満ちた瓢箪型の池だった。
否、池のようにも見えるが、それは地下から湧き出る湯が作り出した天然温泉だった。

陽の光は生い茂る木々の枝葉によって遮られ、光の筋となって降り注いでいる。
光の筋が照らすのは、温泉から立ち上る湯気だ。

ζ(゚ー゚*ζ「はい、到着」

ノハ*゚⊿゚)「おぉー!」

(∪*´ω`)「おー」

その温泉は林に囲まれる形で存在し、人の手が加えられた様子は微塵もなかった。
正に天然温泉。
人の気配など、全くない。

ζ(゚ー゚*ζ「ね? 人は来ないでしょ?」

ノパ⊿゚)「あぁ、こりゃあいい温泉だ。
    だけど、どうしてここに来ないんだろうな」

ζ(゚ー゚*ζ「存在そのものが新しいからね。
      それに、ティンカーベルには漁師はいても猟師はほとんどいないの。
      ここまで来る人間は自殺志願者か遭難者ぐらいね」


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