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Ammo→Re!!のようです

414名も無きAAのようです:2016/08/30(火) 20:26:54 ID:t6mV4x2M0
デレシアはそれに気付き、内心で少し驚いた。

ζ(゚ー゚*ζ「どうしたの?」

テントを組み立てながら、デレシアがブーンに声をかける。

(∪´ω`)「ディは、おんなのこなんですか?」

その発言は、デレシアにとって意外そのものだった。
船乗りはやバイク乗りは船やバイクの事を彼女、と呼ぶことがある。
愛着を持つために乗り物に性別を与える行為は乗り物を愛する人間の間ではよくある行為だが、ブーンがそれを知っているはずがない。
思わず作業の手を止め、ブーンの言葉の真意を聞き出そうとした。

ζ(゚ー゚*ζ「どうしてそう思うの?」

(∪´ω`)「なんとなく……です……」

エンジンが入っている状態ならばまだしも、エンジンを切っている状態で人工知能と接触出来るはずがない。
ならば、乗車中に人工知能と何らかの接触をしたのだろうか。
そうだとすれば、このアイディールの人工知能の性別が女性に設定されていることを知る事が出来る。
彼は、本当に“なんとなく”でそれを当てたのか。

ノパ⊿゚)「おーい、タープ張るのを手伝ってくれよ」

テントのペグを地面に打ち込んでいたヒートが、二人に声をかけた。
彼女の足元にはタープの入ったバッグが置かれている。
ドームテントと違って、タープは人数がいた方がすぐに出来上がる。

(∪´ω`)「お!」

ζ(゚ー゚*ζ「そうね、ちゃちゃっと建てちゃいましょう」

タープをバッグから取り出し、ブーンは説明を受けながら三人でそれを組み立てて行く。
ほどなくしてテントの前にタープが建ち、気持ちのいい日影が出来た。
ブーンは椅子をそこに運び込み、デレシアはディを移動させた。
テントの中に調理器具などを入れていくと、パニアケースの中に空きスペースが出来た。

ζ(゚ー゚*ζ「はい、完成。
      これが私達の拠点よ」

どちらも森林迷彩柄をしているのは、オアシズでテントとタープを取り扱っていた店で最も丈夫で信頼性のある品が、これしかなかったからだ。
その分実用性は高く、どちらの素材もそう簡単に破れそうにない。

ノパ⊿゚)「いい感じだ。
    で、この後はどうする?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうねぇ…… 温泉でも行きましょうか」

(∪´ω`)「おんせん?」


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