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Ammo→Re!!のようです
389
:
名も無きAAのようです
:2016/08/07(日) 18:15:01 ID:eFiZr2lo0
ノパ⊿゚)「おう」
観測手用の高倍率な単眼鏡を受け取り、倍率を上げてその先を見る。
小さな船が一隻、波止場とグルーバー島を繋ぐ橋の傍に浮かんでいる。
ノパ⊿゚)「船が出てるな……」
ζ(゚ー゚*ζ「やっぱりね。
その船、間違いなくジュスティアの船よ」
ノパ⊿゚)「根拠は?」
ζ(゚ー゚*ζ「犯人が真っ先に逃走経路に選びそうな船の出航を許すわけないもの。
哨戒艇の類でしょうね」
ノパ⊿゚)「なるほど、確かに。
ってことはよ、トラギコの事を待ってる連中かね?」
ζ(゚ー゚*ζ「きっとそうでしょうね。
ジュスティアも流石に分かってるわね、あの刑事が大人しくしているはずがないって。
船の中で付け回してたし、本人も分かってるでしょ」
船が近付くにつれ、島全体が大きく見えてくる。
緑豊かな三つの島。
西からバンブー島、グルーバー島、そしてオバドラ島。
鐘の音街の象徴であるグレート・ベルはグルーバー島にあり、船はその手前にある波止場に停泊する予定だ。
美しい自然が見どころの街だが、非常に閉鎖的な街であることはガイドブックには書かれていない。
ティンカーベルの人間が外部の人間と接する姿勢は、非常にビジネスライクだ。
観光客に対しては驚くほど友好的に接するが、観光客が困っている時には一切の手助けをしない。
彼らは観光客を金と面倒を持ち込む存在としか考えておらず、それは外の街から島に越してきた人間に対しても同じような接し方がされる。
何十年と時間をかけてようやく受け入れられた時には、その人間もいつしか他の島民と同じように外部の人間に接するようになっている。
負の連鎖は、決してなくならない。
それは四方を海に囲まれた小さな街が生き延びるための工夫であり、生き方なのだ。
事実、島の中で決められている掟さえ守ればよほどのことは起こらない。
彼らが異なった価値観を持つ人間を恐れ、忌み嫌うのはその掟を破る存在だからだ。
当然、異質な存在も彼らにとっては排除するべき対象だ。
例えば、島で障害児が生まれた時、彼らはその赤子を海に捨てる。
島の平和を護るためであり、そうした方が赤子のためでもあるというのが彼らの言い分だ。
ましてや、耳付きとなると災厄の運び手としか見ない。
耳付きが生まれた場合、その場で即座に殺され、母親は島の外に逃げざるを得なくなる。
そのため、ブーンを連れていくためには帽子が不可欠になる。
彼の正体に気付いて何かをしてくる人間がいれば、デレシアとヒートがそれを排除するだけだが、揉め事はニューソクを見つけてからの方がいい。
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