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Ammo→Re!!のようです
381
:
名も無きAAのようです
:2016/08/07(日) 17:56:50 ID:eFiZr2lo0
これからの旅先では、間違いなく戦いが待っている。
強化外骨格ばかりに頼った戦いをしていれば、遅かれ早かれ倒れ伏すことになる。
まずは体の調子を取り戻し、技術を身につけ、次に備えるのだ。
グローブの下で拳を握り固め、ヒートは覚悟を決めた。
これはスポーツではない。
これは殺し合いではない。
これは互いに互いを試すための場。
ブーンに手本を見せる場、試合なのだ。
ノパ⊿゚)「いつでもいいぞ」
リi、゚ー ゚イ`!「こちらも、同じく」
リングの下では、ブーンが丸椅子に座って二人の戦いを見守っている。
彼は気付くだろうか。
一歩も動いていない段階ですでに戦いが始まり、相手の動きを予測し終えた段階で行動に移るという事に。
ノパ⊿゚)「……」
リi、゚ー ゚イ`!「……」
流石はイルトリア人。
一部の隙も無く、仮に隙が見えたとしたら、それは巧妙な罠なのがよく分かる。
恐らく、ロウガは隙を見せないだろう。
こちらが気を抜き、知らぬ間に隙を生みだすのを待っているのかもしれない。
時間による体力の消耗を待つよりも先に、ヒートは動くことにした。
静よりも動。
動の中に活路がある。
相手の胸の動きで呼吸を読み取り、息を吸い込み始めた瞬間にヒートは先手を打った。
必殺の右ストレート。
狙いは胸部の強打による呼吸停止――
ノパ⊿゚)「しっ!」
リi、゚ー ゚イ`!「……」
――その裏に巧妙に隠した、胴を狙った左の一撃。
レバーブローによって相手の動きが僅かにでも鈍ればと考えた一発は、だがしかし、ヒートの目論見通りにはならなかった。
リi、゚ー ゚イ`!「ほう、いいフェイントだ」
右肘でレバーブローを防ぎ、左のグローブで胸への一撃を防いだロウガの口からは感嘆した様な声が漏れ出た。
バックステップで下がろうとしたヒートは、自分の右手が掴まれていることに気が付いたが、もう遅かった。
急いでプランを練り直し、相手の動きを予期して左腕で腹部を防御する。
その予想は当たった。
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