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Ammo→Re!!のようです
370
:
名も無きAAのようです
:2016/08/07(日) 17:30:29 ID:eFiZr2lo0
ロウガの隣に座る、黒髪をオールバックにした男性。
宝石のような黄金瞳を持ち、眉から頬まで走る深い傷跡と彼自身が放つ凄みは人間離れした何か別の生物を彷彿とさせる。
齢80を越えてもなお、前イルトリア市長ロマネスク・O・スモークジャンパーは衰えを知らない獣だった。
ロマネスクは“ビーストマスター”の渾名でいくつもの街を恐怖の底に落とし、恐怖の代名詞として世界の権力者たちが恐れをなした存在だ。
そんな彼の背景を全く知らないブーンは、ロマネスクと友人の関係にあった。
周囲から見たら孫と祖父ほど年齢が離れているが、それでも、二人は間違いなく対等な友人だった。
バナナを頬張り、その甘さに目を細めて喜ぶブーンをロマネスクは目を細めて見ていた。
さりげなく二人を交互に見てから、ロウガはブーンの頭を撫でて言った。
リi、゚ー ゚イ`!「よし、腹ごしらえが済んだら稽古の準備だ。
少し休んでから着替えるといい。
皿洗いは後だ」
ブーンは頷き、寝室へと向かった。
寝室の扉が閉まったのを確認してから、コーヒーを飲みつつ、ロマネスクはロウガに訊いた。
( ФωФ)「今日はずっと稽古か?」
リi、゚ー ゚イ`!「はい、主。
徒手訓練をした後、ヒートを交えて射撃訓練をしようかと。
彼女はかの“レオン”だとのことで、少し興味があります」
レオン、という言葉を聞いた時にロマネスクは興味深そうに眉を上げた。
凄腕の殺し屋レオンの名はイルトリアにまで響き渡っている。
ある日突然現れ、いくつものマフィアを壊滅させた末に突然消えた謎の殺し屋の正体が、よもやあの若い女性だとは誰も思うまい。
武人の都の人間としては、非常に興味のある人間だった。
果たして、その実力はどれほどのものなのだろうか。
( ФωФ)「ほほぅ、案外世界は狭い物なのだな。
だがあのデレシアが共に旅をするのだから、よほどいい人間なのだろうよ。
吾輩は別の事をさせてもらおう。
デレシアに頼まれてな、ちとやらんとならんことがある」
リi、゚ー ゚イ`!「かしこまりました、主。
私に何か出来る事はございますか?」
( ФωФ)「そうさな、昼飯はブーンの好きな物を食わせてやってくれ。
だが稽古は手を抜くなよ。
仔犬にも牙はあるのだ」
ロマネスクはそう言って、コーヒーを飲み干した。
深く頷き、ロウガは賛同の意味で笑みを浮かべた。
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