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Ammo→Re!!のようです
322
:
名も無きAAのようです
:2015/07/19(日) 21:32:09 ID:6KurIn5.0
カンイチ・ショコラとの話は、アサピーの決意をより一層強固なものにするのに十分すぎる材料となった。
彼とカール・クリンプトンの間にあった奇妙な友情と、そのすれ違い。
もう少し時間があり、そのきっかけさえあれば二人は親友になれただろう。
( ''づ)「……すまないね、大分時間を使わせてしまったようだ」
もしもアサピーに時間と機会があれば、この事を記事にして世界中に発信したいぐらいだ。
だが、その力も時間も機会も、今はない。
アサピーは新聞社の一員として働いているというよりも、今はトラギコと共に一つの真実を見るために動いている。
カンイチには大変申し訳ないが、時間をかけて話してもらったカールの物語を後世に残すには、今しばらく時間がかかってしまう。
(-@∀@)「いえ、大変貴重なお話をありがとうございました。
では、そろそろ準備に取り掛かります」
( ''づ)「詳しくは知らないが、カールの死が無駄にならないようお願いするよ」
(-@∀@)「勿論です。 忙しい中ありがとうございました、ドクター・カンイチ」
カンイチはゆっくりとベンチから立ち上がり、何も言い残すことなくその場を去った。
一人残されたアサピーの耳に届くのはシーツのはためく音と、潮風の音。
そして、自らの心臓の音だけだ。
覚悟を決めたつもりだった。
それでは足りない。
覚悟とは行動が伴わなければ意味をなさない。
動くのだ。
人生で初めて命を賭けた撮影のために、持ち得る全てを使う時が、今なのだ。
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