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Ammo→Re!!のようです
304
:
名も無きAAのようです
:2015/07/19(日) 20:26:44 ID:6KurIn5.0
カール・クリンプトンという医師がどのような人物だったのか、アサピーは人伝いにしか聞いていない。
ごく一部の情報では彼の知り合いを名乗るには不十分だ。
事前の情報収集がいかに大切なのかは知っていたが、この島は他者に対して非常に閉鎖的な風習がある。
トラギコから聞いたカールの話は彼の人柄の話で、出生につながる物は何もない。
つまり、何も知らないに等しい。
その情報を使い、どれだけ膨らませられるかがアサピーに求められている。
情報の誇張は新聞記者の得意分野だ。
後は、それを効果的に使える対象の存在が必要だ。
彼の友人でも見つけるしかない。
しかし働いている医師、看護師の数は三桁にも及ぶ。
その中からカールと親しかった人間を探し出すのは、僅か数時間では不可能だ。
加えてそれを困難にするのが警備体制に関する情報がないことである。
ジュスティア軍、警察がどれだけの規模で病院に待機しているのか。
出入り口に検問はあるのか、それともないのか。
部外者は完全に立ち入りが禁じられているのか否かなど、情報の欠如はアサピーの思考力を蝕んだ。
病んだ思考は無限の可能性を導き出し、そして独りでに躓く。
街の隅から隅を移動し、病院に少しずつ接近する。
不思議と街中に警官は見当たらない。
あれだけの事、そして昨日のヅーの事件解決のリミット宣言から考えると不自然だ。
どこかに集中させているようだ。
警察も何かの情報を掴んで動いていると考えたい。
変化は何かの兆しでもある。
悪い傾向ではない。
願うのはそれがアサピーにとって不利にならない事ばかりだ。
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