[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
237
:
名も無きAAのようです
:2015/06/27(土) 20:30:16 ID:m/DZJGrM0
だから。
だからこそ、アサピーはそれを持つ人間の傍に立たなければならない。
そしてそれを世間に知らしめる役割こそが、アサピーのそれなのだ。
斯くして英雄は作られ、真実が創られる。
問題は、それがいつ、どのタイミングなのかということ。
口約束とはいえ、アサピーはマニーの提示した事件が解決した後に真実を公表するという条件を飲み、今に至る。
それを果たす義務はないが、その条件はマニーの持っていた信念と価値観を揺さぶった。
確固たる信念と価値観だと思っていただけに、それは非常に衝撃的だった。
自分の中で揺らいでいる間は無理に動かない方が利口だと考え、アサピーはひとまず、トラギコに託すことにした。
委ねる、と言い換えた方が適切なのかもしれない。
彼は正しく行動し、最終的に収まるべき場所に彼が導いてくれる。
そんな風に考えている自分に、アサピーは嫌気ではなく清々しい気持ちになっていることに気が付いた。
偶像崇拝に近しいかもしれないが、それでも彼は実在の人物であり実績もある人間だ。
考えや判断を委ねることが楽なことは知っているし、それが依存の始まりであることはよく分かっている。
だが断じて、アサピーはトラギコに依存をしているのではない。
彼は、正義そのものだとアサピーは信じている。
この世にはびこるあらゆる悪と対極の存在。
決してぶれない軸と信念を持ち合わせ、絶対的にルールを順守する姿。
アサピーにとって最も身近な正義の象徴はジュスティア警察でもなく、軍でもなく、トラギコの存在だった。
故に、然るべきものを然るべき人間に託し、使ってもらいたいだけなのだ。
現に感じているのは図書館の窓を開いて入ってきた新鮮な空気のような、そんな気持ち。
ちょうどいい機会なのかもしれないとさえ思う。
新聞記者として本当の意味で活躍するために、自分自身の立ち位置を今一度考えるためには、この上ない機会だ。
これまでは理想で動いてきた節が否めず、真実の持つ多面的な情報を理解した上で世間に公表することなど、これまでに一度も考えたことがなかった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板