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Ammo→Re!!のようです
236
:
名も無きAAのようです
:2015/06/27(土) 20:23:55 ID:m/DZJGrM0
このまま道なりに行けば山を越えて、やがては街の入り口にまで辿り着くことが出来るはずだ。
そこからトラギコ・マウンテンライトの消息を探り、どこで彼が消息を絶ったのかを知らなければならない。
(-@∀@)「生きていてくださいよ、トラギコさん……」
それは願いや祈りと言った神頼み的な行為というよりも、本人への切実な希望だった。
全ての情報を上手に役立ててくれるのは、アサピーの中にはトラギコしかいない。
荒っぽいが確実に事件を解決してくれる彼のような存在は、正直なところ万年休暇を取っている神よりも遥かに頼もしい。
腹部に感じる熱と痛みをこらえて、確実に歩みを進める。
雲が流れ、再び姿を現した月が夜の世界を撫でるようにして仄かにモノクロの世界を浮かび上がらせる。
余計な装飾もなく、シンプルにして幻想的、そしてどこか懐かしく感じられる影絵の世界。
白と黒の濃淡だけで描かれた世界を歩くアサピーは、心奪われる景色を前にしても決して思考を止めることはなかった。
考えているのは二つの事だ。
トラギコの行方と、自分が狙われる原因。
前者は情報がなければ推測も何も出来ないが、後者に関してはいくつかの推測をすることが出来る。
幾度も命を狙われてきたアサピーが見てしまった光景とは何か、それを考えるという行為は非常に有意義だ。
いくつかの推測を立てられれば、それをトラギコに伝えて捜査の役に立つことが出来る。
自分は主役になるような柄ではない。
分かっていることだ。
事件を率先して解決する人間には、才能があり、実力がある。
アサピーにはそれがない。
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