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Ammo→Re!!のようです
166
:
名も無きAAのようです
:2015/04/12(日) 22:33:15 ID:u7PlYkbY0
(;-@∀@)「流れ弾? ……いや、これは」
予感というよりも直感でアサピーは自ら縁を乗り越えて、ゴミ捨て場の上に落ちた。
それが、この島で起きつつある事件の核心の片鱗をアサピーに見せるとは、誰も思わなかっただろう。
確かに目撃したのだ。
彼方で光った、カメラのフラッシュにも似た輝き。
マズルフラッシュと呼ばれるそれの場所を、アサピーは視認したのだ。
全てを繋げ、これまでの不自然な何もかもを解き明かし得る情報だった。
この情報をトラギコ・マウンテンライトに伝えれば、事態は急激な変化を起こすはずだ。
そうなればスクープの中心に入り込める。
幸いにして黒いビニール袋に入っていたのは可燃性のゴミばかりで、安いクッションの役割を果たした。
痛む体を使い、アサピーはゴミ捨て場を脱した。
決定的な瞬間を伝えるという任務、責務、責任の全てを一身で背負いながらアサピーは傷口を押さえながら歩き始める。
この事件、想像以上に奥が深く闇が多い。
指先に感じる血の感触の正体を確認するよりも、やるべきことがある。
(;-@∀@)「……ご、護衛の皆さん? 誰か、誰かいませんかー?」
ともあれ、アサピーは無力だ。
武器も技術も武術もない。
誰かに守られ、誰かの力を鉾として立ち向かわなければならない。
エーデルワイスを身に纏っていた男たちはどこに消えたのか分からず、姿の見えないデミタスの位置も分からない。
分かるのは殺されてはならないという事と、トラギコと会わなければならないという事。
どこの路地裏にいるのか、皆目見当もつかない以上、アサピーが取るべき進路は音のする方向。
即ち人通りの多い場所だ。
だが、それは賭けだ。
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