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Ammo→Re!!のようです

163名も無きAAのようです:2015/04/12(日) 22:22:02 ID:u7PlYkbY0
抵抗は最初から選択として頭に浮かぶことはなかったが、ただならぬ状況にあることを知りたい気持ちが湧き上がってきた。
ただの新聞記者の端くれから大事の中心に近づける機会は、人生でも二度あるかというほど。
この状況、興奮せずにはいられない。
何者かに脇腹を撃たれたとしても、つい先ほどまで眠りの中にいたとしても、関係ない。

今をただ生きて、真実を追い求めるだけだ。

(-@∀@)「取材を申し込んでも?」

揺さぶられながら、路地裏へと連れられながらアサピーは取材を開始した。
が、応じる者は当然いない。
そこで思い出す。
カメラがない。

(;-@∀@)「あ、あの、僕のカメラはどこにあるので?」

誰も答えない。
商売道具であり、アサピーの努力の結晶が一眼レフカメラの中にある。
それを回収しないことには、死にかけた意味がなくなってしまう。
背筋がようやく冷えてきた。

(;-@∀@)「ねぇちょっと、あれがないと困るんですよ。
      ショボン・パドローネとショーン・コネリのベストショットがあるんですってば」

好ましい反応はない。
どころか、無言の圧がアサピーを襲った。
目的地がどこであれ、意図的に迂回を繰り返して尾行者に気を遣い、時には分散し、時には集結して移動する彼らは無駄な行動を起こす気配を見せない。
されど放つ雰囲気、殺意、敵意、それら全てが物質的な何かを思わせながらアサピーの頬を舐めたのだ。


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