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Ammo→Re!!のようです
129
:
名も無きAAのようです
:2015/04/12(日) 20:10:27 ID:u7PlYkbY0
文字通り飛び上がったボブは急いで敬礼をしたが、ヅーは無表情のままそれを無視した。
警察官は法の体現者としての訓練を受け、それを肝に銘じて職務を遂行するが、ヅーは別格だ。
彼女はジュスティアの規律そのものであり、執行人にして法の化身。
迂闊にも一度怒らせれば綱の切れたギロチンのように無慈悲に決断を下し、障害となる一切合切を排除する女だ。
一瞬とはいえ気を抜いていた姿を見られたボブは、彼女が寛容な人間であることを願うばかりだったが、そのような身勝手な願いは通じない。
結果には結末を。
銃爪を引いたら何が起こるのかを説明するが如く。
鋼鉄を彷彿とさせる冷たい視線を向け、ヅーは強い口調で言い放つ。
瓜゚-゚)「もう結構です、ボブ・ガガーリン警部。
お守りがいなければ事件現場一つ捜査出来ないとは知りませんでした。
現場は私が調べますので、一般人が入ってこないように警備していてください」
(::゚J゚::)「し、しかし」
瓜゚-゚)「意見や弁明を求めてなどいません。
自分一人で出来ることを最大限行い、その結果を追い求める事も出来ない無能はこの現場に必要ないと言っているだけです」
ヅーにはいくつもの渾名があるが、そのほとんどは身内によってつけられたものだ。
歩く断頭台、鉄仮面、粘着女、ジュスティアのギロチン。
全てに共通しているのは、彼女の人間性があまりにも温かみに欠けている事を表現していることだ。
無論、本人もその渾名の数々は知っている。
だからと言って、ただの一歩も譲歩しない姿勢はある意味で尊敬の対象に値する。
ボブもその在り方には尊敬の念を抱いているのだが、いざ目の前で見せつけられるといい気はしない。
不快感を通り越し、己の無力さに怒りを覚える。
大人しくヅーの言葉に従い、ボブはブルーシートの向こうに消えた。
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