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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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川д川「オリジナルカクテルゥ?」
( ・∀・)「そうそう。ちょっと前に常連のお姉さんにモララー君のオリジナル作って―って頼まれちゃってさ。」
川д川「お前オリジナルなんか作れたっけぇ?」
(;・∀・)「無理無理。結局オーナーが考えたウチのバーのオリジナルから作ったんだ」
川д川「お前の店ってあの童貞のオッサンがオーナーだっけぇ? つぅかオリジナル作ってたのかあのオッサン」
( ・∀・)「うん。シングルモルトをベースにした『独身貴族』や、強めのホワイトラムとグレナデンをソーダアップした『リア充爆発しろ』とか」
川;д川「名前からしてロクでも無ぇなぁ、おいぃ」
( ・∀・)「味は悪くないんだけどね。まあ、せっかくだからこれを機にオーナーから自分のオリジナルを1つくらい作ってみたら? って提案されてね」
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川д゚川「いやぁ、それは分かったけどよぉ。だからって何でそれでウチに来るんだよぉ。普通は空き時間に店内で考察するもんだろうがぁ」
( ・∀・)「だってミルナに相談した方が早いんだもん。ミルナだってオリジナルのレシピあるでしょ?」
川;д川「俺のレシピ真似したって意味無ぇだろうが糞ったれぇ。 『モララースペシャル』のレシピくらいだったら譲ってやるけどよぉ」
( ・∀・)「あ、それはオーナーに提案済みだよ」
川д川「……一応聴いといてやるぅ。結果はぁ?」
( ・∀・)「『何なの? マジで何なの!? 何が何で何なの!?』って真顔のまま半ギレで30分説教されたよ」
川;д川「うん、予想通りぃ」
( ・∀・)「だからさ―何か教えてよミルナ―。ミルナならオリジナルのレシピいっぱいあるでしょ?」
川д川「あるっちゃあるがぁ、一々暗記して無ぇんだよぉ。気が向いたもんを適当に混ぜ(カク)って飲んでる訳だしぃ」
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(;・∀・)「えぇ―……洋酒の広辞苑と言われたミルナがこれじゃあ、僕は誰を頼ればいいのさ―」
川;д川「んな二つ名で呼ばれたこと無ぇよ糞ったれぇ。つぅかよぉ? 今日ここに来たって事はぁお前暇なのかぁ?」
( ・∀・)「ん、まあね。なんで?」
川д川「いやぁ……今日は久々にダチが来るんだけどよぉ?」
川д川「1人で相手すんのが疲れっからぁ、お前に相手してもらおうかと思ってよぉ」
(;・∀・)「え―怖いなぁ。しぃさんみたいにハッチャけた感じな人?」
川д川「いやぁ、アレみたいなタイプとは違うんだけどよぉ? う―ん……なんつぅかぁ」
川;д川「厨二病とナルシズムを拗れに拗らせたタイプゥ? 悪いやつじゃ無ぇんだがぁ」
( ・∀・)「なんか全然想像がつかないんだけど」ピンポーン
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川д川「おっ、都合よく来やがったなぁ『上がって来いよぉ』っとなぁ」
(;・∀・)「うわっ、僕まだ心の準備が出来て無いんだけど」
川д川「まぁ、あれだぁ。百聞は一見にぃ、て感じでぇ」
ガチャ カランカラン
リハ*゚ー゚リ +「やあミルナ! 遠路遥々このアイシスが!!」
リハ*゚ー゚リ +「神々に愛された美貌を持つこのアイシスが!!」
リハ*゚ー゚リ +「アフロデティの忘れ形見のこの清水アイシスが会いに来てあげたよ!!」ドヤァ
( ・∀・)「」
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リハ*ーーーリ「さあ、美の化身との再開の感動にうちひしがれながら……」
リハ*゚ー゚リ +「この美しいアイシスの輝かしき美貌を崇めるがいい!!」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ・∀・)(この時、目の前の美少女を眺めながら僕はこう思いました)
( ・∀・)(なんか……なんか……)
(;・∀・)(なんか絶対にめんどくさいの来たあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!)
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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川д゚川「っつぅ訳でぇ。こいつがダチの『清水アイシス』ゥ。アイシスゥ、こいつはバーテンダースクールの同期だった毛利モララー」
(;・∀・)「あ、どうも。アイシスちゃん? よろしく」
リハ*ーー゚リ「よろしく、モララーさんもなかなかの美しさを持ってるね。まぁ残念ながら……」
リハ*゚ー゚リ +「この美しいアイシスの美貌の前では貴方の魅力もかすれてしまうでしょうけどね!!」ドヤァ
( ・∀・)「」
(# ・∀・)(ドヤ顔UZEEEEEEEEEEEEEEE!!)
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川;д川「つぅかお前よぉ……まぁだその変なキャラのまんまなのかよぉ」
リハ;*゚ー゚リ「変なキャラって何だよ変なキャラって! 女神も平伏する絶対の美貌をもつアイシスに相応しいじゃないか!!」
川д川「うるせぇよこのナルシス変態厨二病ボッチィ」
リハ;*゚Д゚リそ「ボッ!? ボボボボボボボッチじゃないもん!! ボッチなんかじゃないもん!!」
川д゚川「ケッ。学校でもそんなキャラなんだろぉ、どうせぇ。そんなんで同世代のダチが出来るかっつぅのぉ、ボッチィ」
リハ;*゚Д゚リ「ボッチじゃない! アイシスは……美しいアイシスは孤高なんだよ!! クラスメートなんて、この美しいアイシスにふさわしく無い奴等ばっかりだから!! こっちから願い下げだ!!」
川д川「あっそぅ。んじゃぁ、俺もふさわしく無いからダチ辞めるわぁ」
リハ;*゚ー゚リ「いやいやいやいや! この美しいアイシスは心が広いからね!! 特別に、特別に!! ミルナは友人として認めてあげてるんだから!!」
川д川「あっ、別に結構なんでぇ」
リハ;*゚Д゚リ「ちょっとミルナ!? 10年近い付き合いがある美しいアイシスに向かっていくらなんでも酷すぎだよ!?」
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(;・∀・)「えっ!? ミルナとアイシスちゃんってそんなに長い付き合いなの!?」
川д川「正確には8年だけどなぁ。もともとコイツとはネトゲのオフ会で知り合ったんだよぉ」
リハ*゚ー゚リ「美しいアイシスが小学生の時だから、確かに8年前だね」
( ・∀・)「ってことはミルナが高校生の時か。ん? アイシスちゃんって今何歳なの?」
リハ*゚ー゚リ +「若さという名の美しき魅力輝く、このアイシスは18歳さ!」ドヤァ
川д゚川「若さがじゃなくて馬鹿さだろうがぁ、ボッチィ」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチって言うなってばぁ!! も―――う!!」
( ・∀・)(何この子、弄られてると可愛らしい)
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川д川「そうだぁ、モララー。お前確か流石兄弟とは飲んだ事あったよなぁ?」
( ・∀・)「テキーラ大好きな双子だよね? それがどしたの?」
川д川「流石兄弟もこのボッチと同じオフ会で出会ったんだよぉ。当初は10人位いたメンバーも今連絡取れるのは5人だけなんだがなぁ」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチ言うなっ!!」
( ・∀・)「ほぇ―。流石兄弟との出会いもネトゲだったんだね」
川д゚川「オフ会はリアルじゃ出会えないような奴とも会えるから楽しいぜぇ? まぁ、たまにこんなのと知りあっちまうリスクもあるがぁ」
リハ#*゚ー゚リ「こんなの言うな! ま、まあ美しさは罪だからね! ああ、天使も見惚れるこの美しいアイシスの美幌が憎いよ」
( ・∀・)「……こんなのと、かあ」
川д川「こんなのとぉ、だぁ」
リハ;*゚Д゚リ「その可哀想なものを見るような眼は辞めろっ!」
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川д゚川「いやぁ、可哀想なものを見る眼じゃなくてボッチを見る眼だぁ」
リハ#*゚Д゚リ「だ か ら ボッチ言うなっ!!」
( ・∀・)「うん、大丈夫だから落ち着きなよボッチちゃん」
リハ;*゚Д゚リ「初対面の人にまで!? この美しいアイシスはボッチなんかじゃない――――!!」
川;д川(取り合えず一人称が『美しいアイシス』っていう時点でボッチ確定だわなぁ。ウザいもん)
( ・∀・)「ボ―ッチボッチ ボッチだボッチだア―イシスちゃん♪」
リハ#*゚Д゚リ「かっぱ寿司のテーマソングでこの美しいアイシスを侮辱するな―――!!」
川д川(珍しくモララーが他人を弄ってる……まあアイシスは弄られて輝くタイプだからなぁ)
(* ・∀・)「1万年と2千年前からハ―ブ―ら―れ―る―♪」
リハ#* ;Д ;リ「ハブられてないもん! いい加減にしろよおおおぉぉ!!」
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……………………………………
……………………………
……………………
………………
…………
………
…
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リハ* ;ー ;リ「モララーなんか嫌いだ……ぐすん」
(;・∀・)「いや、なんかごめんね。愉しくなっちゃって」
川;д川「まぁ気持ちは分かるぅ」
リハ* ;ー ;リ「うぅ……ナルキッソスも見惚れるようなこの美しいアイシスを泣かせるなんて大罪なんだからね!!」
(;・∀・)「あはは……ごめんちゃい」
リハ#*゚ー゚リ「ふんだ」プイ
川д川「まあこいつも落ち着いたところでぇ、オリジナルカクテルの話に戻るかぁ」
リハ*゚ー゚リ「オリジナルカクテル?」
川д川「モララーはバーテンダーでよぉ、色々あってオリジナルカクテルを考えなきゃならない訳だぁ」
(; ー∀ー)「いっそ完璧にオリジナルじゃなくても、どこか参考になるような遊び心のあるカクテルがあれば嬉しいんだけどなぁ」
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リハ*ーー゚リ「!!……フッフッフッ」
川д゚川「あぁん? どしたぁボッチィ?」
リハ;*゚ー゚リ「ボッチ言うなっ! この太平洋よりも雄大な心を持つ美しいアイシスが、そこのヘッポコバーテンダーの為に珍しいカクテルをご馳走してあげようじゃないか!」
(;・∀・)「ヘッポコ言うなっ!」
川д゚川「おぉ……初見でモララーをヘッポコと見抜くとはやるじゃねえかぁ」
(;・∀・)そ「ちょっ!? ミルナさ―――ん!?」
リハ*゚ー゚リ「ではミルナ、この美しいアイシスが材料を貰うよ。酒や調味料の位置は以前来た時と変わり無いよね?」
川д川「ああ、つぅかお前カクテルなんか作れたのかぁ?」
リハ*゚ー゚リ「混ぜるだけの簡単なやつならね。まあ、この美しいアイシスに任せてよ」スタスタ
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( ・∀・)「ボッチちゃんって未成年なんでしょ? 大丈夫なの?」
川д川「まあ中3くらいから飲んでたから大丈夫だろぉ。弱いけどぉ」
リハ*゚ー゚リ +「おまたせ! さぁモララー、この美しいアイシスが作った美しいカクテルをどうぞ!」ドヤァ
( ・∀・)「……」
リハ*゚ー゚リ「ん? 何か不満かい? 美しいでしょ?」
(;・∀・)「いや、確かに色合いとかは綺麗なんだけど……明らかに量が少なすぎて何だか嫌な予感が……」
川д川(んん? あのカクテルって確かぁ……)
リハ* ;ー ;リ「……ぐすん」
(;・∀・)そ「うぇっ!? ちょっアイシスちゃん!?」
リハ*ーへーリ「モララー……アイシスの……アイシスの作ったカクテル」
リハ* ; へ ;リ +「飲んで……くれないの……?」←涙目上目づかい
(* ・∀・)「」キュンッ
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(* ・∀・)「いやぁ――まさかそんな失礼な事をする訳無いじゃないか―ハッハッハッ――頂きま――す!」グイ
リハ* ;∀ ;リ「」ニヤリ
川;д川(あ―あぁ……)
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
(# ;Д;)「ほんぎゃああああああああぁぁぁぁ!!」
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リハ*ー∀゚リ +「アッハハハハハ! 引っ掛かった引っ掛かった―!! この悪魔さえも魅了する美しいアイシスを泣かせた罰を受けるがいい!!」ドヤァ
川;д川「やっぱりアレェ、『メラゾーマ』かぁ」
(# ;Д;)「痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛いほんぎゃらぎゃああああぁぁぁぁぁ!!」
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【メラゾーマ】
<参考レシピ>
・スピリタス ウォッカ…1ショットor1/2ショット
・デスソース…1dsh
材料をグラスに注ぎ、ステアする。
最強最悪のカクテルの名前はメラゾーマ。
名前の由来はドラクエシリーズの火炎呪文から。
アルコール度数は驚異の95°。
詳しいことは書かないが、言うまでもなく辛いし痛い。
自作するのは自由だが健康を害する場合が想定されるので自己責任で。
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( ;∀;)「し……死ぬかと思った……」
リハ;*゚ー゚リ(ちょっとやり過ぎちゃったかな?)
川;д川「つ―かよぉ、お前も野郎なんかの色仕掛けにコロッと騙されてんじゃねぇよぉ」
(;・∀・)「へ? 野郎? どゆこと?」
川д川「アイシスは男だぁ、こんな格好だけどなぁ」
リハ*゚ー゚リ +「まあ、この美貌は性別すら超越するからね」ドヤァ
(;・∀・)そ「うっそ―――!? つまり女装!? 女の子にしか見えないよ!? 何でスカート履いてるの!?」
リハ*゚ー゚リ「この美しいアイシスの魅力を最大限に引き出すための装備みたいなものさ。ダイヤモンドは磨かれてこそ輝くからね」
(;・∀・)「はぁ……男の娘ってやつか。初めて見たよ」
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川д川「んでぇ? 『メラゾーマ』はオリジナルカクテルのヒントになりそうかぁ?」
(# ・∀・)「こんなもん客に出せるかぁ!! 下手したら僕クビになっちゃうよ!!」
川;д川「まあ、そうだろうなぁ……」
リハ*゚ー゚リ +「ふむ。じゃあこの美しいアイシスが1つ提案してあげようじゃないか」ドヤァ
(# ー∀ー)「……もうイタズラは勘弁だからな!!」
リハ*゚ー゚リ「美しいアイシスは空気が読める天使さ。ミルナ、ドラマの相棒って知ってる?」
川д川「ん? あぁ、刑事ドラマだっけぇ? 昔は暇潰しに見てたわなぁ」
リハ*゚ー゚リ「そこに出てくるカクテルとか作れない? 確かシェーカー使ってたんだけど……」
川д川「ん―……ちょっとうろ覚えだが作ってみっかぁ。ちょいと待ってなぁ」
( ・∀・)「?? 何を作るの?」
リハ*ーー゚リ +「フフフ……無知なヘッポコバーテンダーのモララーにこの神々をも惚れさせた美しいアイシスが教えてあげよ川д゚川「『ベストパートナー』っつぅカクテルだぁ」
リハ;*゚Д゚リそ「ちょ、美しいアイシスの台詞!?」
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【ベストパートナー】
<参考レシピ>
・ドライ ジン(イギリス産の物を指定)…40ミリ
・グリーンぺパーミント リキュール…20ミリ
・梅干…半分、もしくは1個
軽く潰した梅干と材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
刑事ドラマ、相棒の「殺しのカクテル」というストーリーのキーアイテムとして登場したドラマオリジナルカクテル。
詳しい度数は不明だが、材料から察するに30°前後。
ドラマの知名度とそのクオリティもあり一気に有名になったカクテルで、実際にレシピを再現して販売しているBARもあるほど。
梅干が最大の特徴だがミントリキュールの味わいのおかげか、そこまで強く主張が無いため、存外飲みやすい。
ジンはかならずイギリス産のものを使うように。
理由が気になるようなら、相棒のDVDを借りてこよう。
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( ・∀・)「ん? 色合いは綺麗だけど何か入ってる……何これ?」
川д川「梅干しぃ」
(;・∀・)そ「梅干し!? カクテルに梅干し!? それってどうなの!?」
川д゚川「まぁあくまでドラマのキーアイテムとして登場したオリジナルカクテルだからなぁ。俺も味の想像がつかないわなぁ」
リハ*゚ー゚リ「確か、イギリス人の旦那と日本人の奥さんの夫婦の為に作ったオリジナルカクテルだった筈だよ」
川д川「おぉ、流石テレビっ子ぉ」
(;・∀・)「ん―ちょっと怖いけどせっかくだから頂きま―す」チビチビ
川д川「どうよぉ?」
(* ・∀・)「あっ! 結構いけるよコレ! 思ったより梅干しの主張が強く無くて塩味がちょうどいい塩梅」
(* ・∀・)「ミントリキュールで後味スッキリだし……へ〜こんなカクテルあったんだ―」
川д川「俺も飲むかぁ」チビ
リハ*゚ー゚リ「……」
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川д川「うん、悪くねぇなぁ。普通に店に出されても違和感は無ぇわなぁ」チビ
( ・∀・)「完璧なオリジナルじゃないけどオーナーに提案してみようかな―」
リハ#*゚ー゚リ「ちょっとミルナ!」
川д゚川「あぁん? どしたぁボッチィ?」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチ言うなっ! どうしてこの美しいアイシスの分は作ってないのさ!?」
川д川「いやぁ、だってよぉ。お前、酒メチャクチャ弱ぇじゃん。酔うとめんどくさいし」
リハ;*゚Д゚リ「なっ!? なんて失礼な!!」
川д川「後でお前の好きな『ベイリーズ・ミルク』作ってやっからぁ、お子さまはちょいと待ってなぁ」
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リハ#*゚ー゚リ「こっ、この美しいアイシスをハブろうとするな!! モララー! それ頂戴!!」ガシッ
(;・∀・)「あっ!? まだ殆ど飲んで無いのに!!」
リハ;*゚Д゚リ「」ゴクゴクゴクゴク カラン
(;・∀・)「あ――……一気に飲んじゃったよ。度数結構あったみたいだけど大丈夫なの?」
川;д川「いやぁ、俺の予想が正しけりゃぁ……」
リハ* ー リ「……ひっく!」
川;д川「大丈夫じゃ無ぇなぁ」
…………………………………………
…………………………………
…………………………
…………………
……………
………
…
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リハ* ;ー ;リ「だぁかぁらぁ! アイシスだって好きでこんなキャラじゃないんだよ―!!」
リハ* ;ー ;リ「本当はたくさん友達つくってぇ! みんなと一緒にあそびたいの――!!」
(;・∀・)「お……おう」
川;д川「やっぱりこうなるよなぁ」
リハ* ;ー ;リ「でもアイシスは勉強も運動も出来ないし……女っぽいからって直ぐに虐められるし」
リハ* ;Д ;リ「だからアイシスにはルックスしか取り柄が無いんだよ――!! でもアイシスだって友達も彼女も欲しいんだよ―!! ぴえええぇぇぇん!!」
(;・∀・)「ああほら! 落ち着いてアイシスちゃん! ほら友達ならミルナがいるし!! 何だったら僕もアイシスちゃんの友達だから!!」
リハ* ;ー ;リ「ぐすっ……本当?」
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(;・∀・)「本当だよ! 僕でよかったらアイシスちゃんのお友達になるから!」
リハ* ;ー ;リ「うぐっ……ひっく……」
(;・∀・)(落ち着いたかな?)
リハ* ;ー ;リ「ぐじゅっ……モララー……」
( ・∀・)「ん?」
リハ*^ー^リ「えへへぇ……モララーお兄ちゃん大好きぃ」ギュッ
(* ・∀・)「」キュンキュンッ
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(* ・∀・)(アカン。男と分かっても可愛いもんは可愛い。まさに天使や)
(* ・∀・)「よしよ〜し。アイシスちゃんは可愛いよ〜」
リハ*^ー^リ「えへへぇ。モララーお兄ちゃん優しいなぁ―」
川;д゚川(あのヘッポコバーテンダー、何を男相手にデレデレしてんだぁ?)
川∀川(……あっ、いいこと考えたぁ)
川д川「おぉいモララーこっち向けよぉ」
(・∀・ )「ん?」クルッ
川д川「」カシャッ
(・∀・ )「カシャッ?」
川д川「メールメールっとぉ……」メルメル
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(;・∀・)「あの、つかぬことをお聞きしますが僕がアイシスちゃんと抱き合ってる写メを誰に送ったのかな?」ピピピピ……
川∀川「さあなぁ? 今鳴っているそのお前の携帯に出ればぁ、きっと宛先が分かるぜぇ?」
(;・∀・)「……」ピピピピ……ピッ
(;・∀・)「……はい、モララーです」
『……モララーはん? 今夜は随分とお楽しみのようどすなあ?』
( ・∀・)「」
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(;・Д・)「いっ!? いいいいい苺娘さん!? ちっ、違うんです!!これは色々と訳がありまして!!」
『そうどすか……ほな、言い訳の方はベッドの上で身体に直接聴いてみましょか?』
(;・Д・)「だっだから言い訳じゃなくて、そもそも写メに写っていた子は男のリハ*^ー^リ「モララーお兄ちゃん大好き―――!!」ギュッ!
( ・Д・)「」
川∀川「プププゥ……!」
(# ・∀・)(こんの小悪魔ショタがああああああぁぁぁぁ!!)
『うふふ……モララーはん?』
(;・∀・)「あの、本当に違うんですよ苺娘さん! 僕は浮気なんか絶対にしませんって!!」
『せやなぁ。もう2度とこんな事が無いように、しっかりと「調教」が必要みたいどすなあ?』
(;・Д・)「ちょっ……調教!? 苺娘さん! 取り合えず僕の話を『今から可愛い蜘蛛(むすめ)はん達を連れて向かいに行きますさかい、逃げなんでね?』ブチッ
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( ・Д・)「」ツーツー
( ・Д・)「」
(・Д・ )「」
( ・Д・ )「」
リハ*゚ぺリ「んぅ? モララーお兄ちゃん固まっちゃったよ?」
川∀川「まあ、所詮モララーの扱いなんかこんなもんだわなぁ。ケッケッケッケッ」
( ・Д・ )「」
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川д゚川「ちなみにモララーとはこの2日後に我が家で再開ぃ」
川д川「ゲッソリとした顔でうわ言のようにぃ『タランチュラが……タランチュラが……!』とブツブツ呟いてましたぁ」
川∀川「苺娘によるベッドの上での調教の内容は秘密にしといた方が幸せそうだわなぁ? ケッケッケッケッ」
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【CLOSE】
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あれ!?再開してる!!?
やったまた読める!乙です!!
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やめるやめる詐欺かな?最高だね
乙!
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乙
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乙ありがとうございます。
次回は……
『流石な美女とブランデー』
『京姉妹と和風リキュール』
『ヒトリノヨルとテネシーウィスキー』
のどれか。
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乙
メラゾーマはいつぞやのリクエスト回で提案したかったやつだから嬉しかったし大いに笑わせてもらったわ
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乙
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乙です!
アイシス男かよ!
モララーに何があったのか気になる……
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金〜土深夜投下。
あとワインの勉強したいんだがひたすら飲むしか無いのかな?
教えてエロい人!
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ワインはぶどうの種類、ブレンド比率である程度味の傾向はわかるやろし、ぶどうの種類勉強すればいいって話聞きました
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楽しみにしてる!漫画だけど、ソムリエールとか読んでみるのはどうだろう。
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なんか知識を増やすのも良いけどまず先入観なしに色々飲んでそのあと勉強しても良いと思うよ。
ワインはよー知らんけどw
オールドグランダッド114うまいです。
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のみすぎんなよ体壊してんだから
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みんなありがとう。
そして投下は明日に延期しますです、ごめんなさい。
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むりすんなー
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みんなビールは何派?
一般的なスーパーやコンビニなどで買える銘柄の範疇で。
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ドゥシャスドブルゴーニュって言おうとしたら釘刺された……
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圧倒的にアサヒスーパードライ
プレモルとか濃いのは無理
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サッポロ
あればよなよなエール買うけどな!
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異端だろうがギネスの黒。苦くなくて飲みやすいのが好きなもんで。
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雑談もいいけどあんまスレ埋めんなよ
俺はHeineken
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どんどん埋めてくれ
ホブゴブリン1択だわ
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あとネタ浮かんだから次の話は
『スイーツ(笑)女とチョコレートリキュール』。
仕事が変わったので次回投下は未定です。
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IPAなら大体好きやなー
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バーテンダーに応募したら何故かホストになっていた1です。
明日の夜に2話連続で投下しますっ!
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何でだよ!www
期待
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ちょ、ちょっとその話を詳しく聞かせてもらおうか…?
明日の投下、全裸期待
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可能ならシガーバーのお話とかオナシャス
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夜だよ…?
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どうしてうそついたんですか
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ホストは忙しいんだろうよ
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信じて待ちねい
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wktk
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すごい今さらだけどラフロイグうめぇぇ!はじめてのんだけどうめぇぇ!はい、ハイボールです
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ワイルドハーパー飲んでみたけど旨さがイマイチ分からない俺にオススメの酒を
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アイラモルトはハイボールにするとうまいよね、俺も今アードベッグのハイボールのんでるよ。
ハーパーダメなら、オールドグランダッド、ブッカーズ、クレメンタインらへんだろうか、ハーパーみたいな匂いしないと思うよ、ぜんぶ度数強いな…40°くらいのは思いつかないなぁ…
ビールはエビスと黒ラベル…と言うかサッポロ党だな。
麦ホは本当にビールみたいだと思うわ。
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生存報告。
週7勤務つらひ
たぶん来月には週6勤務なるはず(´・ω・`)
シャンパンコール怖いお。
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酒を控える必要があるはずなのに週7とか体大丈夫かよ……
あんま無理すんなよ
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二十歳位の時にさ、初めてタリスカを飲んだ時に、アイラっぽいって言ったら凄い馬鹿にされたんだ。
もの凄く恥ずかしくてずっと人に話してなかったんだけど、未だにやっぱりアイラに似てるって印象消えないんだけどおかしいのかなぁ…塩っぽいしピート香強いしスモーキーだし…
教えてエロい人
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いやタリスカーは充分アイラっぽいでしょ。未だにアイラモルトと勘違いしてる人もいるくらい。
むしろ>>951の味覚を笑っていたやつはどんな風にテイスティングしてたんだとツッコミたいくらい。
年数にもよるけどね。
今夜投下ね。
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本当に?信じるよ?
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やっぱりそうか…当時通ってたバーの常連さんで色々教えてくれた人だったのにな…でも長年のもやもやが消えた有り難う。
投下楽しみにしてるー
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『金持ち野郎と生クリームカクテル』
はじまりはじまりー
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【ヘアサロン Choki2】
( ^Д^)「しゃっせ―wwwらっしゃっせ―www」
( ^Д^)(自分、カリスマ美容師の指差プギャーちゃんっすwwww)
( ^Д^)(横浜市内の超一流サロンでwwプギャーちゃんは今日もアイカッチューしちゃうっすwwwwww)
ガチャ カランカラン
( ^Д^)「しゃっせ―wwwらっしゃっせ―www」
川д川「ん」
( ^Д^)(うはwww貞子キタコレwwwwwwくっそキモいwwwwwwプギャーwwwwww)
( ^Д^)(お前みたいなキモいのがwwwwこの一流サロンに来るとかwwwwマジ空気嫁wwwwww)
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( ^Д^)「本日はwwwwwwカットでよろしいっすかwwwwww」
川д川「ん?あぁ、はい」
( ^Д^)「どんな感じでwwwwwwやっちゃいますかwwwwww」
川д川「長さは変えないで鋤いてくれぇ。後でオールバックにして纏めるつもりなんでサイドは剃る感じでぇ」
( ^Д^)「つまりツーブロックっすねwwwwwwかしこwwwかしこまりましたかしこwwwwww」
( ^Д^)(うはwwww楽勝wwww5分で終わらせますわwwww)
……………………………………
……………………………
………………………
…………………
……………
………
…
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( ^Д^)「こんな感じでwwwwww見た目あんま変わって無いっすけどwwwwwwサイドはがっつりww切りましたwwww」
川д川「ん。どうもぉ」
( ^Д^)(貞子は髪切ってもwwwwww貞子wwwwwwうはwwwキモいわあwwwwww)
( ^Д^)(しかしwwwwそんなキモ貞子にも手を抜かないプギャーちゃんwwwwまじカリスマだわwwwwww)
( ^Д^)「カットのみでwwwwwwお会計wwwwww10000円ですwwwwww」
川д川「カードでぇ」
( ^Д^)「かwwしwwこwwまwwりwwまwwしwwたww」
( ^Д^)(貞子の分際でwwwwクレジットカードwwwwwwプギャーwwwwww生意気wwwwww)
( ^Д^)(wwwwwwwwwww)
( ^Д^)(へ?)
( ^Д^)「」
( ゚Д゚)「」
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川д川「ん?」
(; ゚Д゚)「しょ……しょしょしょ少々お待ちくださいませお客様あああぁぁ!!」ドタバタドタバタ
川д川「あん?」
(; ゚Д゚)「おっ! 御待たせ致しました!? こっ……ここここちらカードの御返しでございます!!」
川;д川「いやぁ、そんな待って無ぇけどぉ……まぁ、どうも?」
(; ゚Д゚)「またの御越しを! またの御越しをお待ちしていますお客様あああぁぁぉ!!」
ガチャ カランカラン
川д川「……さてとぉ」スタスタ
川д川「次はスーツ取りに行ってぇ、その後はメンズサロンで髭と眉を整えなきゃいけねえのかぁ、めんどくせぇ」
川;д川「……にしてもぉ、さっきの美容師。なんか変な奴だったなぁ」スタスタ
川д川「ブラックカードってそんなに珍しいのかねぇ」スタスタ
川;д゚川(あぁ、外に出るのって本当にかったるいわなぁ)スタスタ
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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【BAR Dokuo】
( ・∀・)「週末なのに客こないね―」
('A`)「どうしよ、本当。家賃払えるかな、マジで」
(゚、゚トソン「ぶつくさ言ってないで客引きでもして来いよフナムシ」
(;'A`)そ「フナムシ!? 俺の存在ってフナムシなの!?」
ノハ;ー⊿゚)「客の前で漫才してるんじゃないよ、全く」
川 ゚ -゚)「しかしここはいつ来てもガラガラだな」
( ・∀・)「ハナキンなのにクールさんとヒートさんだけだからね―。次の職場探した方がいいかもな―」
ノパ⊿゚)「ウチで雇ってやろうか? モララーの腕なら文句無しだ」
(* ・∀・)「ありがとうヒートさん!」
(#'A`)「オーナーの前で引き抜きの話とか止めてくれません!? それにこの店潰すつもり無いですからね!?」
-
(゚、゚トソン「つっても客が来ないじゃん」
(;'A`)「うっ……!」
川 ゚ -゚)「立地の問題もあるだろうな。私もモララーの紹介が無かったらこの店の存在に気がつかなかっただろう」ゴクゴク
ノパ⊿゚)「酒が美味いだけじゃ経営はやってけないからな」チビ
(゚、゚トソン「お―。さすが経営社姉妹の素直姉妹ですね。カッコいい」
ノパ⊿゚)「トソンもこの店無くなったらウチんとこ来るか? それなりに指導は厳しいけどな」
(゚、゚トソン「ん―オーナーを虐められないのがちょっと残念だけどお願いしましょうかね」
('A`)「いや、だから潰れないからね? ねえ、何でウチの従業員ってオーナーのこと信用しない訳?」
ガチャ カランカラン
('A`)+「……いらっしゃいませ」キリッ
(゚、゚トソン(あっオーナーが仕事モード入った)
-
¥・∀・¥「友人と待ち合わせをしていてね。2人だけど、いいかニャア?」
('A`)「(ニャア?) もちろんです。こちらのカウンターへどうぞ」
ノパ⊿゚)「見ない顔だな。一見さんかい?」ヒソヒソ
( ・∀・)「だね。……ん? クールさん、どしたの?」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「……いや」
川 ー -゚)(あの顔、どこかで見たような気がするんだが)
('A`)「お飲み物はいかがなさいましょうか?」
¥・∀・¥「ふむ。『ゴールデン・キャデラック』をお願いするニャア」
('A`)「畏まりました」
¥・∀・¥「あ、そうそう。悪いんだけどそこの若いお兄ちゃんに作って貰えるかニャア?」
(;・∀・)そ「えっ!? 僕ですか!?」
¥∧∀∧¥「うん。お願いするニャア」
(;・∀・)「かっ……畏まりました」
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タカラかと思ったけど違ったか
ミルナがミルナになるのかな
-
(・∀・;)(裏に籠ってレシピ調べて来なきゃ)スタスタ
ノハー⊿゚)(モララーはいつまで経ってもレシピの覚えが悪いなあ)
(゚、゚トソン「あ、ヒート姉さんは次どうしますか?」
ノパ⊿゚)「ん? ああ『パンペロ』を頼む」
(゚、゚トソン「常温ツーフィンガーで?」
ノパ⊿゚)「ああ」
川 ゚ -゚)「このラム狂いめ」
ノハー⊿ー)「ふん、ジンマニアに言われたくはない」
(゚、゚トソン「はい、御待たせです」
ノパ⊿゚)「ありがとう。やっぱりいつ飲んでも美味いな」チビチビ
(゚、゚トソン「お客さんにこういう事を言うのも失礼かもですけど自宅に買い置きとかしないんですか?」
ノハー⊿゚)「雰囲気によって味覚なんて変わるからな、こういう所で飲むのがいいのさ。それにお気に入りの銘柄は自宅に常備している」チビ
(゚、゚トソン「あ、なるほど」
-
川 ゚ -゚)「トソン君、私にジントニのお代わりを」カラン
(゚、゚トソン「は―い、少々お待ちを―」スタスタ
('A`)「こちら、ミックスナッツとキスチョコになります」スッ
¥・∀・¥「おや? ありがとう」
('A`)「……こちらにはお仕事で?」
¥・〜・¥「まぁ、そんな感じかニャア? 先日まで得意先のパーティー続きで、ようやっと休日が取れたものでね」モグモグ
('A`)「それはそれは、お疲れ様でございます」
¥・∀・¥「今日は久々に友人に会えるからね。それだけを楽しみに頑張ってきたようなものだニャア」ゴクゴク
('A`)「随分と仲がよろしいのですね」
¥・∀・¥「付き合いは短いけどね。それでも『僕と対等に』友人をやってくれるやつなんてなかなか居ないから有りがたいんだニャア」
('A`)「はぁ……?」
-
初遭遇支援!
-
ガチャ カランカラン
('A`)+「いらっしゃいませ」キリッ
(゚、゚トソン「(やけに客来るな―なんか久々) いらっしゃいませ―」
( ーд゚ )「ん」
¥*・∀・¥「やあやあ! 久しぶりじゃないかニャア!! 相変わらず目付きが悪い事で!!」
(; ゚д゚ )「喧しいわ糞ったれぇ。こちとら久々の外出で疲れてんだぁ」
川; ゚ -゚)(ん? 今の声)
ノハ;゚⊿゚)(どこかで聞いた事あるような……?)
(;'A`)(えっ 何かどっかで見たことあるような……でも間違いなく新規の客だよな)
(;'A`)「えぇと、お飲み物はいかがなさいましょうか?」
( ーд゚ )「ん? あぁ、とりあえず水ぅ」
('A`)「かしこまりました」
(゚、゚トソン(なんか二人とも高そうなスーツ着てるなあ。金持ちっぽい)
ノハ;゚⊿゚)(あの声……まさかな?)
川; ゚ -゚)(いや、でも他人のそら似にしては少々……)
-
( ーд゚ )「ん?」
( ゚д゚ )そ「おぉ、ヒートにクールじゃねえかぁ!」
¥・∀・¥「おや、知り合いかニャア?」
ノハ;ー⊿゚)「おいクール。私にあんな顔の知り合いは居ない筈だ。だと言うのに不思議な事にあの喋り方に物凄く既視感を感じるんだ」ヒソヒソ
川;ー -゚)「ああ、偶然だな。あんな独特な喋り方にくぐもった声の知り合いなんか私には1人しか居ないぞ」ヒソヒソ
(;・∀・)そ「ん? あれ!? ミルナ――!?」
( ゚∀゚ )「おぅ。残念男の制服姿は見慣れねぇなぁ? ケッケッケッ」
ノハ;゚⊿゚)「やっ……やっぱり!?」
川; ゚ -゚)「ミルナ!? なんだその格好は!?」
(; ゚д゚ )「何だって言われてもなぁ? ……なぁ、成金。俺の格好そんなに変かぁ?」
¥・∀・¥「うんニャ? スーツも上等、時計にベルトに靴まで抜かりなし。長い髪もオールバックでしっかりオシャレに決まってるニャア」
-
川; ゚ -゚)「いやいや!! 君がそんなしっかりとした服装をしているのがおかしいんだよ!?」
ノハ;゚⊿゚)「いつもの貞子ヘアーにパジャマとスリッパはどうしたんだ!?」
(;ーдー )「貞子って言うな糞ったれぇ……いやぁ、俺もその方が落ち着くんだけどよぉ。こいつが煩いんだわぁ」
¥#・∀・¥「あんなヒキオタニート丸出しの格好で一緒にバーなんか行きたくないニャア!」
(; ゚д゚ )「ほらなぁ?」
(;・∀・)「え―スクール時代ぶりだよミルナのまともな格好見るの……っていうかわざわざウチの店までどしたの?」
( ゚д゚ )「こいつにお前を紹介したかったんだよぉ。俺はついでだぁ」
¥*・∀・¥「マニャハハハハハ! 初めまして、毛利モララー君! 君の事はニート君から聞いてるニャア」
(;・∀・)「あっ、どうも初めましてです」
¥*∧∀∧¥「ニート君の友人は僕の友人! 僕の名前は『黄金堤マニー』、どうぞ気軽にマニーと呼んで欲しいニャア」
-
(;・∀・)「よろしくですマニーさん (なんかやけに存在感ある人だな)」
Σ(゚、゚;トソン「こ……黄金堤マニー!?」
川; ゚ -゚)そ「あのゴールデン・コーポレーションの!?」
¥・∀・¥「おや、僕の事をご存じかニャア?」
( ・∀・)「へ? クールさんもトソンちゃんも知り合い?」
(゚、゚;トソン「逆に先輩は何で知らないんですか!? ゴールデン・コーポレーションって言ったら日本で……いや世界でも1、2を争う大企業ですよ!?」
川; ゚ -゚)「そしてそこにいるマニーさんはその2代目の総取締役だ。よくメディアにも顔を出しているぞ?」
(;・∀・)「えっ!? でも社長さんにしては若くない!? 僕とあんま変わらないように見えるけど!?」
¥・∀・¥「社長じゃなくて統帥ね? もともと童顔だし、それにウチの持ってる会社は美容関係もやってるからニャア? 暇潰しもかねて僕がテスターやってるんだよ」
-
¥>∀・¥「背が低いのも相まって、お陰さまで見た目だけなら高校生で通る始末。まぁ、こう見えてももう38だニャア」
(;・Д・)「うぇ!? 全然見えない!! なんならミルナの方が老けて見えるもん!!」
(# ゚д゚ )「やかましいわ糞ったれぇ!!」
¥∧∀∧¥「マニャハハハハ! 嬉しい勘違いだニャア」
(;'A`)(ミルナ君の交友関係って一体……)
(゚、゚;トソン(金持ちには金持ちの友達が集まるのかな―?)
(;・∀・)そ「……はっ!? 呆けてる場合じゃなかった! こちら『ゴールデン・キャデラック』でございます!」
¥*・∀・¥「うん。ありがとう」
( ーд゚ )「お前ぇ、好きだなぁ。それぇ」
ノパ⊿゚)「……」ボー
川 ゚ -゚)(?? やけに姉さんが静かだな?)
-
【ゴールデン・キャデラック】
<参考レシピ>
・ガリアーノ…20ミリ
・カカオ リキュール(ホワイト)…20ミリ
・生クリーム…20ミリ
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
特徴的な長身のボトルが目印のリキュール『ガリアーノ』の代表的なをベースカクテル。
アルコール度数は16°前後。
派手な名前とは裏腹に、落ち着いた乳白色の色合いと甘くまろやかな味わいが特徴で、アフターディナーのデザートカクテルとしても最適。
チョコレートと生クリーム、そしてハーブのスパイスとバニラの風味が絶妙にマッチしている。
欲を言うなれば、ベースのガリアーノは蓋が紫色のオールドボトルを指定したい。
.
-
遭遇支援
-
¥・∀・¥「……」チビ
¥・∀・¥「……ふむ」
( ゚д゚ )「どうよぉ?」
¥・へ・¥「60点」チビチビ
(;・Д・)そ(うげっ!? まさかの酷評!?)
( ゚д゚ )「理由はぁ?」
¥・∀・¥「まずこのグラス。飲み口が厚すぎるニャア。これで 10点マイナス」
¥・∀・¥「それにベースの『ガリアーノ』が現行物を使ってて、どうしても味が薄いニャア。マイナス20点」
¥・∀・¥「やけに乳臭いって事は使ってるクリームも安物。察するに氷も安物。これで15点マイナス」
¥・∀・¥「最後に見た目。僕は専属のバーテンに作らせる時、華やかに魅せるために金粉を散らさせるニャア。これはそれが無いからマイナス5点」
( ーд゚ )「ケッ! この成金野郎がぁ。材料やらなんやらは置いといてぇ、純粋にバーテンダーの腕だけで評価したらぁ?」
¥・へ・¥「聞くまでも無いんじゃないかニャア?」
(;・∀・)「」ドキドキ
-
¥∧∀∧¥「文句無しの満点だニャア!」
(* ・∀・)「よ……良かった―!!」
(゚、ートソン「随分と評論家ぶった喋り方ですね?」ヒソヒソ
川 ー -゚)「マニー氏は美食家やソムリエとしても有名だからな。確か何冊も本を出していた筈だ」ヒソヒソ
('A`)(氷や生クリームも、もっと高いやつを用意した方がいいのかな? あっ、破産するから無理だ)
ノパ⊿゚)「……」ボー
¥*・∀・¥「うん。美味しかったニャア」チビチビカラン
( ゚д゚ )「んじゃ、俺も何か飲みますかねぇ?」
¥・∀・¥「僕は『アレクサンダー』をお願いするニャア」
( ゚д゚ )「なら俺はその姉妹ぃ。『アレクサンダーズシスター』で頼むわぁ」
(;ー∀ー)「あぁ……良かったらレシピを……」
(# ゚д゚ )「このヘッポコがぁ!!」
-
【アレクサンダー】
<参考レシピ>
・ブランデー…30ミリ
・カカオ リキュール(ブラウン)…ミリ
・生クリーム…15ミリ
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
19世紀半ば、イギリス国の王妃アレキサンドラに捧げられたとされるカクテル。
アルコール度数は23°前後。
チョコレートの甘味と生クリームの濃厚なコク。
そして包み込むようなブランデーの深い味わいが混ざりあい、上質なチョコレートケーキのような味と例えられる。
ただし、『グラスホッパー』や『オーガズム』のように、ひたすらに甘いカクテルでは無いので注意が必要。
あくまで上品に、甘いのだ。
ちなみにレディキラーとして有名なカクテルなので、もし貴女が男性にこのカクテルを勧められたら警戒した方が良いだろう。
.
-
【アレクサンダーズ・シスター】
<参考レシピ>
・ドライ ジン…30ミリ
・グリーンぺパーミント リキュール…15ミリ
・生クリーム…15ミリ
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
『アレクサンダー』変形レシピ。
ちなみに外国では『アレクサンダー』と注文するとこちらのレシピが出てくるらしい。
アルコール度数は25°前後。
見た目は『グラスホッパー』のような鮮やかなパステルグリーンだが、その味わいは想像より強烈。
ミントの爽やかさとジンの爽快感が口の中で弾けるように広がるのだ。
『グラスホッパー』や『アレクサンダー』に比べて知名度は低いので、上記のカクテルが好みなら是非とも試して欲しい。
.
-
( ・∀・)「御待たせ致しました! 『アレクサンダー』です!」スッ
('A`)「シスターの方は自分が作りました。どうぞ」スッ
¥・∀・¥「頂くニャア」チビ
( ゚д゚ )「貰うわぁ。オッサンの作るカクテルは初めてだわなぁ」チビ
¥*・∀・¥「うん。見習いバーテンダーが作った物とは思えないクオリティだニャア! ほろ苦く、上品で、儚い味」チビチビ
(;ーд゚ )「一々、面倒臭ぇ口上垂らす奴だなぁ糞ったれぇ。ポエマーかっつうのぉ」チビチビ
¥;・∀・¥「全く、品の無いニート君だニャア。ところでそちらの味は?」チビチビ
( ゚д゚ )「ん? まあ、サッパリして美味いぜぇ? ぶっちゃけモララーの作った物と大して差も無ぇけどよぉ」チビチビ
('A`)「」
(;A; )(今この瞬間、20年以上やってきたバーテンダー人生の全てを否定された気がする)グスッ
-
川; ゚ -゚)「なぁ、ミルナ。不躾な質問だが、どうして君はそんな大物と友人なんだ?」
( ゚д゚ )「あぁん? 別に大した理由じゃ無ぇぞぉ? ベガスで偶々知り合っただけだわなぁ」
川 ゚ -゚)「ベガス?」
¥・∀・¥「ラスベガスのカジノでね。見かけた事の無い日本人が大勝ちしていて気になって声をかけたのが始まりだニャア」
('A`)(ベガスって……カジノって……)
(゚、゚;トソン(本当に金持ちなんだなあ、ミルナさんって)
¥・∀・¥「なんやかんやで飲みに誘ってみたら、これがまた酒に詳しくて詳しくてビックリ!」
川 ゚ -゚)「確かにミルナの酒に対する情熱と知識は驚くものがあるな」
(; ゚д゚ )「買い被り過ぎだぁ、糞ったれぇ」
¥∧∀∧¥「マニャハハハハハ! そう照れないでおくれよニート君! まあ、彼のその豊富な知識と止めどなく溢れる酒への情熱に惹かれてね? こうして年に何度か飲んでいる訳さ」
( ゚д゚ )「この成金野郎は糞みてぇに忙しいからよぉ、なかなかタイミングも合わないんだけどなぁ」
-
( ・∀・)「なるほどね―」
川 ゚ -゚)(しかし、そもそもミルナはどうしてそんなにも資産を?)
ノパ⊿゚)「……」ボー
¥・∀・¥「さて、ちょっと早いけど僕たちは御暇するニャア」
(;・∀・)「えっ!? もう帰っちゃうんですか?」
¥・∀・¥「この後はニート君の自宅でゆっくりと二次会を楽しむ事になっているからね? もちろん、ここで過ごした時間も最高だったニャア?」
( ゚д゚ )「まあ、俺的にはモララーとマニーを会わせてみたかっただけだしなぁ」
¥・∀・¥「と言うわけで、マスター。これを」スッ
('A`)「はい? え―と、これは……」
('A`)「」
(゚A゚)「」
(((((((((((;゚A゚))))))))))「」ガタガタガタガタ
(;・∀・)「ちょっ!? オーナー!? どうしたの!?」
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