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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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( ・∀・)「……」
( ・∀・)「……カサカサ?」
li イ*゚ヮ゚ノl|そ「まあ! お兄はんの頭の上にこなゆきちゃんが!! 心配しましたわぁ、こなゆきちゃん!!」
((※))←こなゆきちゃん
( ・∀・)
| __ |
\/O88O)/
/\((゜Д゜)/\ ←『こなゆきちゃん』
/\(ノニニ|)/\ (チリアンコモン)
/(ニニノ\ 通称…タランチュラ
| ∪∪ |
li イ*´ヮ`ノl|「こなゆきちゃんったら、ほんまに男前に眼が無いさかい……困った娘やわ」
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li イ*´ヮ`ノl|「お兄はん、ほんまにおおきにな。私、京からやどがい……あぁ、引っ越して来ました『小雪苺娘』と申します」
li イ*゚ヮ゚ノl|「袖振り合うも。と言う事やし、よろしかったらお兄はんのお名前も教えて頂けへんでしょうか?」
((※))
( ・∀・)「」
li イ*゚ヮ゚ノl|「……」
li イ*゚ -゚ノl|「……?」
li イ; ゚ -゚ノl|「あら? 目を開けたまま寝てはるなんて……器用なお人やわ」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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川д川「……はぁ、タランチュラなんて初めて見たわぁ。大人しいんだなぁ」
〜※)) カサカサ
li イ*´ヮ`ノl|「えぇ、こなゆきちゃんは『チリアンコモン』って種類の蜘蛛さんでしてな? ウチの娘達の中では一番に大人しくて、ほんまに可愛いんどす」
川д川「一番ってことは他にも飼ってるのかぁ?」
li イ*゚ヮ゚ノl|「えぇ、自宅の方に。『コバルトブルーレッグスパン』のみぞれちゃんに『キングバブーン』のひょうがちゃん。あっこれが写メどす」
川*д川「おぉ、デカイのと青いのがいるぅ。すげぇなぁ」
li イ*´ヮ`ノl|「みんな私の大事な娘なんどす。毒の関係であんまりお散歩は出来なんけどねぇ」
川д川「ふぅん、大変なんだなぁ」
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li イ*゚ヮ゚ノl|「でも、こなゆきちゃんと一緒にお酒が飲める所が在るなんて夢みたいやわぁ。ほんまにおおきにな? モララーはん」
(;・Д・)「あっ、大丈夫ですんで、ほんと、はい、気にしないで下さい、はい」
川;д川「端っこで縮こまって何やってんだぁ? 糞ったれぇ」
(;・Д・)「いや、もう本当に僕の事は気にしないで下さい!! マジで!!」
川;д川「お前ぇ虫ダメだったのかぁ」
( ;∀;)「いや、だって怖くないの!? むしろミルナは何で怖くないの!?」
川;д川「いやぁ、タランチュラなんて珍しいもん滅多に見ること無いしよぉ? 慣れれば可愛いぞぉ。つぅかお前がこの嬢さん連れて来たんだろうがぁ」
li イ ゚ -゚ノl|「そうですよぉ。いけずな事、言わんとぉ」
( ;∀;)「僕がおかしいの!? 僕が間違ってる訳!? ねえ!?」
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li イ*゚ヮ゚ノl|「こなゆきちゃんもモララーはんのこと、大好きやって言ってると思いますよ?」
〜※))カサカサカサカサ
( ;Д;)「カサカサカサカサ跳ね回ってるようにしか見えないんだよ―――!!」
li イ*゚ヮ゚ノl|(あら、可愛らしい泣き顔)
川;д川「つぅかよぉ、お前が勝手に連れてきた客人なんだから俺に押し付けねぇでテメェでもてなせやぁ。そもそも勝手に家に連れ込みやがってぇ」
( ;Д;)「だってタランチュラと一緒にまったりお酒を楽しめるところ探してるって言われたらここしか浮かばなかったんだよ―――!!」
川;д゚川(いや、俺が虫が嫌いな人間だったらどうするつもりだったんだよぉ。マジでぇ)
li イ*´ヮ`ノl|(あんなに涙目で……ほんまにおもろいお兄はんやなぁ)
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川д゚川「追い返すのも悪いからとりあえず場所だけは貸してやるぅ。その代わり俺にも酒作れよぉ? ったく、久々に1人でネトゲしてたっつぅのにぃ」
li イ*´ヮ`ノl|「モララーはんがバーテンダーって聞いた時は運命かと思ったわぁ。やどがいしたばっかりで美味しくお酒飲める所がなかなか見付からなくてなぁ?」
川д川「こいつの腕前はそこら辺のやつとは比べものにならないぜぇ? 運が良かったなぁ」
li イ*´ヮ`ノl|「ほんま楽しみやわぁ。ねぇ? こなゆきちゃん?」
( ;∀;)「うぅ……よもやタランチュラと和服美女の前でカクテルを作る日が来るとは思わなかった!」
川;д川(まあ、普通に考えてそんな状況を想定してる奴なんて居ないだろうなぁ)
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川д川「でぇ? 何をお飲みになるんですかぁ?」
li イ ゚ -゚ノl|「そやなぁ……じゃあ」
li イ ´ヮ`ノl|「『吉野』を、よろしゅうお願い致しやす」
( ・∀・)(『吉野』?)
( ・∀・)「僕ん家のお向かいの吉野さんの事?」
li イ ゚ -゚ノl|「??」
川;д川「……レシピは俺が説明してやるからウォッカ取ってこい糞ったれの残念男がぁ!」
li イ ´ヮ`ノl|(?? よう分からんけど、楽しみやわぁ)
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【吉野】
<参考レシピ>
・ウォッカ…60ミリ
・グリーンティーリキュール…1tsp
・キルシュワサー…1tsp
・桜の塩漬け…適量
氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぎ、塩抜きした桜の塩漬けを入れる
1982年に銀座の「MORI BAR」のオーナー毛利隆雄氏によって製作された和風カクテルの代表作が、この『吉野』だ。
アルコール度数は使用するウォッカそのままと考えていいだろう。
レシピを見る限り、大味なカクテルに見えるかも知れないがその味わいは強烈ながらどこか繊細である。
桜の花弁を入れるという、見た目のインパクトが強いので、外国人観光客にも人気のカクテルだとか。
基本的にこのカクテルは桜の塩漬けが手に入る時期でないと扱わない場合が多いので、春になったら是非とも試して頂きたい。
名前は女性的だがアルコール度数が非常に高いので、勧める際は相手を選んだ方が良いだろう。
.
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(;・∀・)「お待たせ致しました。『吉野』で……ございます?」スッ
川;д川「いや、聞いてどうするぅ」
li イ*゚ヮ゚ノl|「頂きます」
li イ ー -ーノl|「」スッ チビ
(* ・∀・)(あぁ……なんか着物の人っていいな―。飲む動作まで優雅だよな―)
川д川(そう言えば何でこの嬢さんって着物なんだぁ?)チビ
li イ*´ヮ`ノl|「……美味しおすなぁ」
(* ・∀・)「良かった―」
川*д川(なぁんでこいつは作った事の無いカクテルまで最高の品質にしやがるのかねぇ? くそっ美味いぃ)
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li イ*´ヮ`ノl|「先ずはこの見た目やわぁ。この澄んでいながら深みのある翠の優雅さ……」
li イ*´ヮ`ノl|「桜の花弁が、カクテルグラスの中でゆんらり揺れて、癒されるわぁ」
li イ*゚ヮ゚ノl|「味ももちろん美味しおすなぁ。『キルシュワサー』の甘味、『ウォッカ』の辛味、『グリーンティーリキュール』のほろ苦さ」
li イ*´ヮ`ノl|「桜の塩漬けのほのかなしょっぱさ。ほんま絶妙やわぁ」チビチビ
川*д川「ん……同感」チビチビ
(* >∀・)「いやぁ! そこまて誉めてもらえると嬉しいなあ!! 作ったこと無いから不安だったよ!!」
li イ*´ヮ`ノl|「この美しさ……まるで優雅に歩く『ソコトラ・アイランド・ブルー・バブーン』のようやなぁ」
(;>∀・)「いやぁ! その誉め言葉はちょっと意味が分からないなあ!! 褒めてるんだよねソレ!?」
川д川(ヒートとの特訓で吉野を作らされたけどよぉ、比較になんねぇくらいに完成度が高いんだよなぁ)チビチビ
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キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!
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li イ*´ヮ`ノl|「あぁん。こなゆきちゃんが蜘蛛さんやなかったら飲ませてあげたいんやけど……堪忍なぁ、こなゆきちゃん」
〜※)) カサカサ
(;・Д・)そ「ひいっ!? 動いたぁ!?」
川д川「そりゃあ生き物なんだから当たり前だろぉ」ゴクゴクカラン
li イ*゚ヮ゚ノl|「ほんまにおもろい人やわぁ。御馳走様」チビカラン
川д川「苺娘(いちご)だっけぇ? 酒は強いのかぁ?」
li イ*^ -^ノl|「嗜む程度に」ニコ
川;д川(あっ、こいつ絶対に強いわぁ。なんかぽぽの姐さんと同じ凄みがあるぅ)
(;・∀・)「え―と、次はどうしますか? 小雪さん」
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li イ ゚ -゚ノl|「嫌やわぁ、小雪なんて他人行儀で寂しおすぅ」
(;・∀・)「えっ!? それじゃ、その、苺娘、さん?」
li イ*^ -^ノl|「うん、その方がしっくり来るわぁ」ニコ
(* ・∀・)(よかった! タランチュラが居なかったら惚れてた!! ありがとうタランチュラ!!)
川;д川(こいつぅ……絶対にこの女の趣味が蜘蛛じゃなかったら惚れてだろぉなぁ)
( ・∀・)「えっと、では小雪さん! 次はいかがいたしましょうか?」
li イ* ゚ -゚ノl|「せやなぁ……『撫子』でも頂きましょか? 日本酒あります?」
川д川「ん、『久保田の萬寿』ならあるぅ。悪いがポン酒はそれしか無くてなぁ、京の酒は無いんだわぁ」
li イ; ゚ -゚ノl|「『萬寿』やなんて贅沢やわぁ。ほんまに頂いてええんどすか?」
川д川「ポン酒なんて飲まねぇからなぁ、気にすんなぁ。モララー、俺にも『撫子』頼むわぁ」
(;‐∀‐)「あの……レシピを……」
川;д川「はぁ……」
li イ*´ヮ`ノl|(ほんまにおもろいお人やわぁ)
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【撫子】
<参考レシピ>
・日本酒…45ミリ
・卵白…1/2個
・グレナデン・シロップ…2tsp
・レモンジュース…3tsp
・ガムシロップ…1tsp
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
日本酒をベースにした珍しいカクテル『撫子』。
アルコール度数は14°前後だが、レシピによっては卵白の量が変わるため好みよって調節が可能。
日本酒ベースだが、それを感じさせないほどに甘く飲みやすい1品。
グレナデンの濃厚な甘酸っぱさに卵白のコクと日本酒のキレがわずかに主張して、実に女性らしいカクテルとなっている。
デートなどでたまの変わり種で頼むのも面白いかもしれない。
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(;・∀・)「お待たせ致しました。『撫子』でございますよね!?」
川;д川「だから聞いてどうすんだっつぅのぉ」ゴクゴク
li イ*´ヮ`ノl|「おおきに」スッ
li イ ー -ーノl|「……」チビ
li イ*´ヮ`ノl|「あぁ、これも美味しおすなぁ」
川*д川「ん、美味いぃ」
li イ* ゚ -゚ノl|「グレナデンの濃厚な甘味に卵白のコク……僅かに輝く日本酒のキレ味」チビ
川*д川「あんまポン酒の味しないわなぁ。飲みやすくていいわぁ」ゴクゴク
li イ*´ヮ`ノl|「甘く濃厚な味。うん、ほんまカクテルはええなぁ」チビ
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川*д川「色も良いわなぁ。真っ赤な酒に白い泡ぁ」
li イ*´ヮ`ノl|「えぇ、ほんまに。このコントラスト『タイランド・ゼブラ・レッグ・タランチュラ』を彷彿とさせる美しさやなぁ」チビチビ
(;・∀・)(名前いかつっ! 明らかに美しくなさそうなんだけど!?)
川д川(卵を混ぜるカクテルってシェークし辛いんだよなぁ……モララーに勝てる日は来るのかねぇ?)
li イ* ゚ -゚ノl|「御馳走様」カラン
川д川「ごちそうさぁん」カラン
( ・∀・)「苺娘さんってお酒強いね」
li イ*^ -^ノl|「そんなことあらしまへんよ。嗜む程度、その程度どす」ニコ
川д川「まあ、モララーから見れば大体の女は強いだろうなぁ」
(;・∀・)「うぐっ……! 痛い所を!」
li イ ゚ -゚ノl|「あら、モララーはんはお酒弱いの?」
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お、来てる。支援
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川д川「リキュールのショット2、3杯でフラッフラになるからなぁ。まぁ強くは無いわなぁ」
(;・∀・)「昔はもうちょい飲めたんだけどね……最近は本当に弱くなっちゃったよ」
li イ*´ヮ`ノl|「あら、可愛らしいなぁ」
川д川「まだ若いのになぁ。お前ってまだ23だろぉ?」
(;‐∀‐)「20過ぎたら何故か量が飲めなくなっちゃってね―」
川;д川「いや、むしろ法律的には逆じゃないと不味いだろぉ」
-
li イ*゚ヮ゚ノl|「そや! 次のお酒はモララーはんも一緒に飲みましょうや。ウチの1番好きなカクテルさかい」
(;・∀・)「あ―まあ、1杯くらいだったら大丈夫かな?」
川д川「何を飲むんだぁ?」
li イ* ゚ -゚ノl|「『雪国』を、よろしゅうお願い致しやす」
( ・∀・)そ「あっ! それなら分かるよ!!」
川;д川「バーテンダーなんだから当たり前だろうが糞ったれぇ」
〜※)) カサカサ
li イ*´ヮ`ノl|(こなゆきちゃんも楽しそうに跳ね回ってはるなぁ)
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【雪国】
<参考レシピ>
・ウォッカ…2/3
・ホワイト キュラソー…1/3
・ライムジュース…2tsp
・ミントチェリー
・砂糖
材料を氷と共にシェークして、砂糖でスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぎ、カクテルピンに刺したミントチェリーを飾る。
1958年に、井山計一氏が公安した『雪国』はウォッカベースのカクテル。
アルコール度数は30°となかなか強め。
味のバランスもさることながら、何よりも注目すべきなのはその見た目の美しさとネーミングセンス。
縁に彩られたスノースタイルに、ホワイトキュラソーとライムジュースが織り成す僅かに白濁した白はまさに銀世界。
中央に静かに沈むミントチェリーはまるでエメラルドのように雪が舞い散る銀世界に妖しく輝き、飲むものを魅了してする。
ここまでビジュアルに特化したカクテルはちょっと探しただけではなかなか見付からないだろう。
.
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( ・∀・)+「お待たせ致しました! 『雪国』ですけど!?」
川#д川「威張るな糞ったれぇ」
li イ*´ヮ`ノl|「ふふっ……ほんまにおもろいお人やわ」
( ・∀・)「んじゃ、乾杯!」
川д川「ん、乾杯ぃ」ゴクゴク
li イ* ゚ -゚ノl|「乾杯」スッ チビ
( ・∀・)「……」ゴクゴク
li イ*´ヮ`ノl|「ん。さっぱりして美味しおすなぁ」
川*д川「この手の酒は見た目がいいんだよなぁ、見た目がぁ」
-
li イ*゚ヮ゚ノl|「このスノードームのような白に、ミントチェリーの蒼がなぁ、雅やわぁ」
川*д川「そうそぅ、色合いが良いんだよなぁ」
(* ・∀・)「……うまっ!」ゴクゴク
li イ*´ヮ`ノl|「えぇ、ほんまに。まさに『雪国』やわぁ」
川д川「砂糖のスノースタイルがここまでピッタリの酒ってなかなか無いと思うぜぇ?」
li イ*´ヮ`ノl|「そやなぁ。あぁ、見れば見るほど魅せられてまうわ。まるで『ブラジリアン・ピンクバルーン・タランチュラ』を眺める時みたいにウットリしてしまうわぁ……」チビチビ
(* ・∀・)「……!」ゴクゴク
川д川「なぁモララー、ペース早くねぇ? これ結構度数あるぜぇ?」
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(* ・∀・)「大丈夫大丈夫! いやぁ僕ってさ、こういう味のカクテル好きなんだよね!『ダイキリ』とか『ホワイトレディー』とかさ!!」
川д川「まあ、確かに味の系統は似てるけどよぉ」
(* ・∀・)「いやぁ美味しいなぁ! あっ、お代わり作りますけど苺娘さんはどうしますか!?」
li イ* ゚ -゚ノl|「せっかくの機会やさかい、頂きます」
(* >∀・)「了解でっす! 待ってて下さいね〜!!」シャカシャカ
川;д川「あ―あぁ……もう酔いが回ってやがるぅ」
li イ*´ヮ`ノl|「ふふっ。モララーはんはほんまに可愛らしいなぁ」チビチビカラン
川;д川「可愛いかぁ? あれぇ?」
li イ*´ヮ`ノl|「えぇ、可愛いらしいやないですか」
li イ ヮ ノl|「ほんまに……ねぇ……」
-
……………………………………
……………………………
……………………
………………
…………
……
…
-
(……ん?)
(あぁ、そうか。確か苺娘さんとミルナの家で飲んで)
(最後にみんなで『雪国』で乾杯して、それから……ああ、僕が楽しくなってお代わりを作って?)
(そこからの記憶が……あれ?)
( ‐∀‐)「ぅん?……」
( ‐∀・)「……ほぇ」
( ‐∀‐)「……えと、確かあの後は4杯くらい飲んで……ん、携帯どこだ?」ガサガサ
( ‐∀‐)「……」ガサガサムニュッ
( ‐∀‐)「……」
( ・∀・)「……ムニュッ?」
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(;・∀・)「……」
≡(・∀・;))「……っ!?」クルッ
li イ*ー -ーノl|「……ん……Zzz……」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ;∀;)「きゃ―――――――――っ!?」
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支援
逆だろ!
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li イ*ー -゚ノl|「……ん?」
( ;∀;)「何でどうしてどうして何で何でどうしてどうして何で―――!?」
li イ*ーヮーノl|「……あらぁ、モララーはん。おはようさん、いつ見ても男前やなぁ」
(;・∀・)「えっ!? あれ!? 裸!? 何で!? 僕!? あれ!? ここどこ!? うわっ! 蜘蛛がいっぱい!?」
li イ* ゚ -゚ノl|「おもろい人やわぁ、ほんまに可愛らしい」
(;・Д・)「えっ、いや、あの!? そもそもここって!?」
li イ*ー -゚ノl|「私の家どすぇ? 昨日はモララーはんフラフラやったさかい、タクシー拾ってそのままウチまで連れて来はったんですよ」
(;・Д・)「えっ!? いや、じゃあなんで裸!? えぇ!?」
li イ*´ヮ`ノl|「ふふっ……女にそんな事を言わせはるん? いけずやなぁ、モララーはん」
-
(;・Д・)「えっ!? いや、あの……ちょっ!? どうして近寄って来るんですか!?」
li イ*゚ヮ゚ノl|「可愛らしいなぁ……ほんまに可愛らしいわぁ」
(; ∀ )そ「ちょっ、苺娘さん!? あの、色々当たって!! あ、ダメ!!」
li イ*ーヮ゚ノl|「なぁ、モララーはん。……まだまだお子さんのモララーはんに、私が1つ教えてさしあげます」
(; Д )「へっ!? あのっ、ちょっ!! そこは触っちゃダメでっ……ひぎぃっ!?」
li イ*ーヮーノl|「モララーはん……蜘蛛の巣にかかった綺麗な蝶々さんはなぁ?」
li イ ヮ ノl|「絶対に逃げられへんのよ?」
.
-
アッ―――――――――――!!
.
-
川д゚川「……んん?」
川д川「なぁんかモララーの悲鳴が聴こえた気がするぅ……」
川д川「……」
川д川「……」
川д川「寝よぉ」スタスタ
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【CLOSE】
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……乙、モララーに幸あれ
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京都弁めんどいこんなキャラ作るんじゃなかった。支援ありがとうございました。
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乙
モララー……生きろ。
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くもやだくもやだ
おつ
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乙
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本当に残念なイケメンだな
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乙や感想ありがとうございます。
2こ先の話と3こ先の話は決まってんのに次回の話が決まんないっていうね
マリブ美味いわー
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乙
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乙!
モララー食われたか…
雪国好きだから出てきて嬉しい。砂糖のスノースタイル好きなんだけど、雪国しか知らないんだよな…
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乙
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次回は独身非モテ男とスコッチ。
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おおおお期待
飲めるキャラなのか否か
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ご褒美じゃないですかやだー
乙
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おおスコッチならいくらか知ってる銘柄はあるぞ期待
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おぉスコッチか良いね。
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オカマ落ちを隠す為の和服かと思ったらそんなことは無かった
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ええと、1です。
近い内にですね、番外編として読者参加型の話を投下したいなーなんて思っていまして……。
イメージとしては某名作、「お酒を愛しているようです」みたいな感じで、ながらの投下中に皆様からリクエスト頂いた酒を作品に出したいなーとか考えてましてね?
いや、まだ日にちとかは決まって無いんだけど、良かったら参加して頂きたいなぁなんてね? うん。
日にちは未定だけど近い内に。時間は21時〜25時の中の90分くらいを使ってやりたいなーって考えてます。
うん、とりあえずそんな報告でした。
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おお!!!
お酒あまり詳しくないけど参加しますぞ!!!!
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楽しみ��
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お酒を愛しているようです、面白かったなー。
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日本酒しかわからんけど楽しみ
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よくわからんけど、期待してます!
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とりあえずこんな感じで……
【ながら即興、番外編】
・1日(明日)の22;00〜23;30に開催
・読者参加型で、時間内にカクテルや酒の銘柄を書き込んで頂ければ作中で登場、解説します。
無いとは思いますが人が多すぎた場合は安価指定します。
・ふんわりとした指定の場合は1の独断と偏見で決定します。
例…安くて上手いウィスキー→バランタインファイネスト
ミルナが好きなカクテル→オーガズム
・酒に関する質問等も出来るだけ解答できるようにしますが、1がまだ若僧なので全てには答えられないと思います。
ご了承下さい。
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・今回のリクエストはワイン、スパークリングワイン系、シェリー酒、粕酒、その他日本ではマイナーなスピリッツを除いた「洋酒のみ」とさせて頂きます。
ただし日本酒ベースのカクテルやワインベースのカクテルなど、カクテルベースとしてならOK。
・リキュールは洋酒ならどんなものでもOK。(マッコリとかはNG)
・人が少なく過ぎた場合はなんか適当にやります。
参加して頂けたら嬉しいです。
こんな感じで規格しています。
よろしくお願いいたします。
夜にスコッチの話投下します。
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>>500 追記
・今まで作中で解説した酒も基本的にNGで。
よろしくお願いいたします。
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ハ━━━ヾ(。´囗`)ノ━━━イ
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面白そうじゃないの
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別のとこでもリクエストしたけど、イソジンウイスキーことアイラ島ウイスキー
アードベッグ大好きです
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フライングしてしまった
説明見てなかった
申し訳無い
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ブラックボトルをお願いします!
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俺もフライングだわ
ごめんなさい
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カクテルについて調べたら花言葉や石言葉ようにカクテルにもカクテル言葉がというのがあったので載せてみる。
ヒートがジョルジュたちに作っていたカクテル『XYZ』。
XYZはカクテル言葉で永遠に貴方のもの/後はない、でした。
ミルナに対してヒートなりのアプローチなのか、それとも天然でやったのか、真相は闇の中ですが。
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>>509 カクテル言葉に関してはよっぽど有名なやつ意外スルーしています(ブルームーンのエピソードとかは有名ですよね)。
何でかって言うとカクテルの数なんて無限に近いほど有りますし、そもそもカクテルか言葉の意味が似たり寄ったりな物が多すぎるからです。
5分後に投下しまーす。
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川;д川「はぁ……」
(;‐∀‐)「うぅ、飲みすぎなければあんなことには……!」
('A`)「……」
川;д川「過ぎた事気にしたって仕方ないだろうがぁ、糞ったれぇ」
(# ・∀・)「ミルナだって、有料物件なんだから引き取っちゃえばいいじゃないか!」
川;д川「俺はまだ24だぜぇ? 色々と早すぎるだろうがぁ」
(# ・∀・)「ふん! ミルナなんかに僕の気持ちが分かってたまるか……」
('A`)「……」
川;д川「あぁ、病むわぁ」
( ;∀;)「ぐすん……ぐすん……」
('A`)「……あの?」
川д川「あん?」
( ・∀・)「ん? どしたのオーナー?」
-
('A`)「いや、これは何の集まりなの? 凄く暗い雰囲気なんだけど」
川;д川「んなもん決まってるだろうがぁ」
(;‐∀‐)「この3人の面子で集まってるんですから察して下さいよ」
('A`)「いや、半ばモララーに拉致られた上にそこのミルナ君とは初対面だからね? それで察しろとか難易度エクストリームモードだよ」
川;д川「はぁ……モララー説明ぃ」
( ・∀・)「うん。つまりオーナー。この3人はある共通の悩みを抱えているんですよ」
('A`)「共通の悩み?」
( ‐∀‐)「ええ。つまりこの3人の集い……名付けて」
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( ・∀・)+「『女の子コワイ同盟』の記念すべき決起集会です!」
('A`)「」
('A`)「あ、うん。帰っていい?」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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('A`)(見習いのモララー君から初めて飲みに誘われた時はぶっちゃけ嬉しかった)
('A`)(しかもその行き先がどんな酒でも揃っていると噂の友人宅『ミルナ』君の家と聞いた時は久々にテンションMaxでしたよ、うん)
('A`)(しかし、いざ到着すると酒も飲まずにこのお通夜の雰囲気のまま15分……)
('A`)(……)
('A`)(帰っていい?)
(;・∀・)「はぁ……女の子怖い」
('A`)「いやいや、常に女の子を取っ替えひっ替えしてるイケメン野郎が何を言うか」
(# ・∀・)「僕がチャラいみたいに言わないで下さいよ! 悲しい事に毎回フラれてるんですから……あ、泣きたい」
('A`)(何このイケメン殴りたい)
-
川;д川「つ―かよぉ、お前は落ち込み過ぎだろうがぁ。むしろ普通に考えたら羨ましがられる立場じゃねぇかよぉ」
(# ・∀・)「事情も分かんないクセに決めつけるなよ! それならミルナの方がよっぽど羨ましいシチュエーションじゃん!! 聞いて下さいよ
オーナー!!」
(;'A`)「お、おお?」
(# ・∀・)「ヒート姉さん分かりますよね? ウチによく来るあの勝ち気な感じの美人姉さん!!」
(;'A`)「そりゃあウチのバーの数少ない常連だから分かるよ? クールさんのお姉さんでしょ?」
(# ・∀・)「そう! そのヒートさんですよ!! このミルナはそのヒートさんをもうメロメロの骨抜きにしちゃってるんですよ!?」
(# ・∀・)「毎晩毎晩この自宅に連れ込んで彼女に家事やら何やら全てやらせて、まるで通い妻!! そんな状況で……」
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( ・Д・)「『ヒートには困ってるんだぁ、糞ったれぇ』」
(# ・∀・)「とラノベ主人公も思わず激怒するような糞生意気な台詞をこの面で吐き散らしてるんですよ!?」
川#д川「何だその悪意に満ちた言い方わぁ!! 大体俺の方からアイツを家に上げたことなんて無えよぉ!? アイツが勝手に合鍵パクって上がり込んでるんだよぉ!!」
川#д川「大体そんな事ぬかすならテメェの方が贅沢な状況じゃねえかよ糞ったれぇ!! 」
-
川#д川「気がついたら和服美人から逆レイプされてましたとか普通の人間なら10回以上人生やり直しても味わえないラッキーイベントだろうがああぁぁ!?」
(# ・∀・)「気がついたら見たことの無いような大きさの蜘蛛に囲まれながら組伏せられた僕の気持ちが分かるかこの貞子が!!」
川#д゚川「だあああぁぁれが貞子だこの糞ったれの残念イケメンがああああぁぁぁ!!」
('A`)←41歳 年齢=彼女いない歴
('A`)「帰っていい?」
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川#д川「……」
(# ・∀・)「……」
川д川「……酒ぇ、飲むかぁ」
(;‐∀‐)「うん」
('A`)「あ、お願いします」
川д川「何だっけぇ? 宇津田さんだっけぇ? ウィスキーが好きなんだよなぁ?」
('A`)「『宇津田タカシ』です。まあ、ドクオっていうあだ名の方が皆から呼ばれてますけど。あ、ウィスキーで」
川д川「ふぅん、じゃあオッサンって呼ぶわぁ」
('A`)「え、今なんで名前確認したのこの若者?」
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川д川「ウィスキーなぁ……いいやぁ、これでぇ」
( ・∀・)「何それ?」
川д川「いや、近くにあったの取っただけだからぁ。ええとぉ……」
('A`)「あっ、『マッカラン』ですね」
川д川「そうそぅ。飲み方はぁ?」
('A`)「トワイスアップで」
( ・∀・)「ハイボール。いいや、自分で作るついでにオーナーのも僕が作るよ。ミルナはどうせストレートでしょ?」
川д川「おう、頼むわぁ」
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【ザ・マッカラン 12年】
恐らく日本で1番有名なシングルモルトがこの『マッカラン 12年』だろう。
「聖コロンバの丘」を意味する名前のこのスコッチのアルコール度数は40°。
熟成にシェリー樽を使用することで有名で、その味わいはまろやかでありながら複雑。そして、香り高く、甘い。
世界中のモルトファンが絶賛するこの酒は、ウィスキーに興味のある人間なら必ず飲むべき1本であり、将来的に、きっとあなたのお気に入りの1本になるはずです。
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('A`)(うん。流石シングルモルトのロールスロイスだ。この絶妙なバランスがたまらない)ゴク
(*'A`)(複雑ながら確かな甘味を感じさせるこの香りにハニーのような華やかかつ、とろみのあるほのかな甘み)
(*'A`)(いつ飲んでも美味い最高のシングルモルトだな。きっとこんな美酒を飲めばさっきまでの暗い雰囲気だって……)
(;‐∀‐)「はぁ……」ゴクゴク
川;д川「病むわぁ」チビ
('A`)(ですよね―)
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( ・∀・)「っていうかオーナー。 さっきから黙ってるけどオーナーも吐き出したい不満とか無いんですか?」
('A`)「うん、あるよ。主に君達リア充に対する怨み言かな?」
川;д川「40過ぎてリア充とか言っちゃう人ってぇ……」
('A`)「ああ、分かるよそのリアクション。うん。ははっ、なんかおかしいや、殴りてぇ」
(;・∀・)「そうじゃなくて! オーナーだってトソンちゃんに対する愚痴とか無いんですか!?」
('A`)「いや、まあ確かに彼女は社会人として色々失格だよ? 昔からの知り合いじゃなかったら何度クビにしてもオツリがくるであろう蛮行を平然とやってのけるし」
川;д川(何やったんだあの僕っ娘女ぁ?)
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( ・∀・)「っていうかぶっちゃけオーナーってトソンちゃんの事どう思ってる訳?」
('A`)「どうも何も……非常識なバイトとしか」
( ・∀・)「違う違う! ぶっちゃけ女としてどう見てるかって事ですよ!!」
(;'A`)「いやいやいや! 彼女まだ21だよ!? 倍近く年違うんだからそんな目で見るわけないでしょ!?」
( ・∀・)「え―そんなもんですか? トソンちゃん可愛いじゃないですか」
(;'A`)「あの可愛さでは補いきれない程に口が悪いけどね。っていうか俺トソンちゃんに物凄く嫌われてるし」
( ‐Д‐)「はぁ……」
('A`)「えっ? 何そのとことん神経を逆撫でする『コイツ分かってね―なぁ』みたいな顔。今の俺はイラついたら殴るよ? 普段の鬱憤も相まって割と躊躇なく右ストレート行くよ?」
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( ・∀・)「落ち着いて下さいよ―。まあ、あれです。これ、ここだけの話なんですけど―」
('A`)「えっ、何?」
( ・∀・)「トソンちゃんってオーナーにベタ惚れですよ?」
('A`)「」
('A`)「」
('A`)「いや、ちょっと言ってる意味がわかんないです」
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川д川「んだよぉ、オッサンいい年して鈍感キャラかよぉ。主人公でも無ぇのにそんなキャラとかウザいだけだぜぇ?」
('A`)「あ、ごめんちょっと黙って。俺今混乱してるから割とすぐに殴っちゃいそうだから」
('A`)「……」
('A`)「……」
('A`)「……いや―」
('A`)「いやいやいやいやいやいや」
('A`)「……」チビ
(#゚A゚)「有り得ないだろっ!!」
( ・∀・)「ですよね―」
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川д川「なぁんでそう決めつけるんだぁ?」
(#゚A゚)「そりゃ会う度会う度 『ゴミ』とか『顔面性犯罪者』とか『ミジンコ』とか『童貞(笑)』とか言われてりゃ信じられる訳無いわあああぁぁ!!」
( ・∀・)「トソンちゃん曰くツンデレだからついつい意地悪しちゃうそうですよ」
(#゚A゚)「全国のツンデレに土下座もんの勘違い発言だわ!! ただの悪口だからね!? 『あの人の前では素直になれない』とかそういう次元をぶち壊してるからね!?」
川;д川そ「えぇ、童貞なのかぁ?」
(#゚A゚)「今そこは置いといてえぇ!? 割とガチな感じで血管プッつんしちゃいそうだからああぁ!?」
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( ・∀・)「まあ、トソンちゃんの発言は愛情の裏返しですよ」
(#゚A゚)「裏返し過ぎいいいぃぃ!! 裏返し過ぎてもう確実にぐるんぐるんに絡まっちゃってるレベルだからねぇ!? 何重にも裏返ってる靴下レベルの裏返しっぷりだからあああぁぁ!?」
川;д川(何だぁ? その例えぇ)
(#'A`)「……」
(;'A`)「……え―」
(;'A`)「……」ゴクゴク
(;'A`)「……冗談だろ?」
( ・∀・)「いや、ガチですよ。だってたまに二人っきりになるとオーナーの話ばっかりですもん」
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(;'A`)「いや、期待させるだけさせといて。どうせ悪口とかだろ?」
( ・∀・)「いや、割とガチな感じでオーナーの良いところとかを顔を赤らめて喋ってます。ノロケに近いかな」
(;'A`)「え――……」
(;-A-)「……」
(;'A`)「いやいやいやいやいやいやいやいやいや――!?」
(;'A`)「え――……」
(;-A-)「マジかよおぉぉ……嬉しいけど嬉しくねぇよおおぉ。これからどんな顔して仕事すりゃいいんだよぉ……」
( ・∀・)「あっ、ちなみに今の話はトソンちゃんから喋ったら殺すって言われてたんで聞かなかった事にして下さい」ゴクゴク
(#゚A゚)「出来るかあああぁぁ!?」
川;д川(まあ、そりゃあ無理だわなぁ)
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(;'A`)「何か頭に血が登り過ぎた……適当にウィスキー下さい。ロックで」カラン
川д川「何でもいいかぁ?」
(;'A`)「はい、もう、何でも。ハハハ……」
川д川「相当なぶっ壊れ具合だなぁ。ん、これでいいやぁ」
( ・∀・)「何それ?」ゴクゴク
川д川「近くにあった『バランタイン 17年だぁ』」
( ・∀・)「じゃあ僕が入れるよ。ついでに僕もそれでハイボール作るし」カラン
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【バランタイン 17年】
ブレンテッド・ウィスキーを代表するバランタインシリーズの力作が『バランタイン 17年』だ。
アルコール度数は43°。
とにかくバランスのいいウィスキーで、華やかな香りに煙るような燻製香。果実のようなあっさりした甘みなど、全てが絶妙なバランス。
単体で味わうのも勿論だが、このバランスの良さから料理と合わせるにも適しており、どんなタイミングでも美味しく味わう事が出来るスコッチだ。
最近は4000円前後で購入できるので、コストパフォーマンスにも優れている。
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('A`)「……!」ゴクゴク!
(*'A`)「……っかあ! 美味い! それに落ち着いた」
川д川「まあ、そのレベルの酒になるとウィスキーに慣れた奴なら誰が飲んでも美味いと感じるだろうなぁ」チビ
( ・∀・)「僕はウィスキーあんま好きじゃないからハイボールじゃないと無理―」ゴクゴク
('A`)「ねぇ、何で君はウチのバーで働いてんの? ウチはウィスキーメインだよね? ねえ?」
川д゚川(まあ、こいつって気付いたらカクテルかハーブリキュールしか飲まねぇからなぁ)
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('A`)「っていうかさっきので忘れてたけど結局モララーは何でさっき落ち込んでたの? 話聞いた限り美人とイチャコラしただけなんでしょ?」
川д川「そうそう。今の時代にゃあ不釣り合いなくらいに妖艶っつぅ言葉が似合う女だったぜぇ? あっ、写メこれなぁ」
(#'A`)「うっわマジで美人じゃん! モララー死ね」
(;・∀・)「一応は弟子的なポジションの部下に死ねとか言わないで!? っていうか何で写メなんか撮ってるんだよ!?」
川д川「酔ったお前が記念にツーショットを撮ってくれって言ってきたんだよぉ。ほらぁ」
(;・∀・)そ「うわっ! 肩組んでるし!」
('A`)「っていうかさ、モララーは何が不満な訳? 相手めっちゃ美人じゃん。なんか裏がある訳? 借金があるとかストーカーされてるとか」
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( ・∀・)「特にそういうのは無いです。っていうかメチャクチャお金持ちっぽいです、めっちゃ豪華な都内の高級マンションでしたし」
川д川「こっから都内までタクシーかぁ。金遣いが豪快な事でぇ」
( ・∀・)(あんたが言うな)
('A`)「いやいや、意味分からんよ。なら良いことだらけじゃん。美人と一晩共にしました、はい、御仕舞い」
(;・∀・)「だって! 身体を重ねたのに付き合ってるかそうでないのかの微妙な距離感なんですよ!? 不安にもなりますって!!」
川;д川「身体を重ねたってお前ぇ……生娘じゃねえんだからよぉ」
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スコッチをすこっちだけください
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(;・∀・)「……」
川д川「……」
('A`)「……」
川;д゚川そ「……えっ!?」
(;'A`)「いやいや、ちょっ、モララー? マジで!?」
(# ;∀;)「悪いかよおおぉ!? 僕は初めてだったんだよおおおおおぉぉぉ!!」
川;д゚川「はぁっ!? お前メチャクチャにモテてたじゃねえかぁ!? それに23だろぉ!?」
(;'A`)「お前、あんなに女と付き合っては別れてを繰り返したっていうのに……勿体無いにも程があるだろう」
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(# ;∀;)「ちゃんと将来的に一緒になれる人に操を立てたかったんですよ! なのにいくら付き合っても直ぐにフラれちゃうからそもそもチャンスすら無かったし!」ゴクゴク
(;'A`)(いや、むしろそこまで身持ちが堅いから直ぐにフラれたんじゃないの? 戦前じゃあるまいし)
川;д゚川(ほんっとに心の底から残念男だなぁ)
( ;∀;)「それなのに、一方的に貪られて……デートの時に本気なのか遊びなのか聞いても上手い事、はぐらされるし」ゴクゴク
( ;Д;)「それなのにセックスだけは凄くて、身体があの人の事を忘れられなくて……もう嫌だぁ」グスン
川;д川(いやその台詞ぅ)
(;'A`)(完璧に女子のものだろう)
(;‐∀‐)「やっぱり遊ばれてるのかなぁ……?」ゴクゴク
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川д川「っていうかよぉ、そもそもお前はあの女の事は好きなのかぁ?」
(;・∀・)「……多分?」
('A`)「ああ、ヤッてる内に惹かれてくってやつか? いや、経験無いから知らんけど」
(;‐∀‐)「いや、僕って性欲とかそこまで強い方じゃないんで、そういうのとは違うって思いたいんですけど。でも、分かんないや」ゴクゴク
川д川「まあ、相手からみたら格好のセフレなのかも分かんねえしなぁ? あの女って何歳だっけぇ?」チビチビ
(;・∀・)「30前半? 多分」
(;'A`)「多分って何だよ、多分って」
(;・∀・)「とにかく秘密だらけなんですよ―。年齢も職業も分かんない。聞いても誤魔化されるし、分かっているのは蜘蛛が好きって事と京都出身って事くらいで」
('A`)(蜘蛛?)チビチビ
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川;д川「浮世離れした雰囲気だからなぁ。遊びなのか本気なのか解りづらいわなぁ」
('A`)「そこまで隠されてるんなら遊ばれてるんじゃないの?」
川;д川「いやぁ、あの女のキャラだから一概にそうとも言えないわなぁ」
('A`)「一体どれだけキャラ濃いんだよ……あっ、ウィスキー貰えます?」カラン
川д川「ん。何がいいんだぁ?」
(;'A`)「何かしょっぱい気持ちなんで」
川д川「アイラねぇ。近くにあるのはぁ……『ボウモア』か『ラフロイグ』だなぁ」
('A`)「『ラフロイグ』をトワイスアップで」
川д川「ん」
(;‐∀‐)「苺娘さん……はぁ」ゴクゴクカラン
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【ラフロイグ 18年】
スコッチの中でも個性が強いアイラモルト。
その中でもさらに抜群の個性を誇るシングルモルトがラフロイグだ。
今回は『ラフロイグ 18年』を紹介する。
アルコール度数は43°。
その香りは一言で言うならば薬臭い。
もっと言うならばヨードチンキ臭い。
これだけ抜き出すととても不味そうだが、その味わいは滑らかで、アイラ独特の塩っぽさにほのかに広がるバニラの甘み。
そしえ何と言っても口の中で爆発するように広がるピート香は1度ハマると抜け出せないことだろう。
ちなみに高級なウィスキーをハイボールにするのは邪道だと言われているが、ラフロイグに関しては別だと強く主張したい。
騙されたと思って試して欲しい。
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(;・∀・)「え? この酒腐ってない?」
川д川「ウィスキーが腐るか糞ったれぇ。ハイボールにしてやったから早く飲めっつうのぉ」
(;・∀・)「え―この薬臭いのって絶対不味いじゃん……」チビ
(;・∀・)「……」
(* ・∀・)「あっ、ごめん。メチャクチャ美味いわ」ゴクゴク
川д川「『ラフロイグ』のハイボールは美味いからなぁ。俺もアイラはそれから入ったわぁ。俺も今じゃあストレート専門だけどよぉ」
('A`)「『カリラ』や『ボウモア』じゃなくて?」
川д川「そこら辺はハイボールにすんの勿体無いじゃねえかよぉ」チビチビ
(;'A`)(いや、ラフロイグ18年って1万近かったよね? あっ甘くて塩っぽくて美味しい)ゴクゴク
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支援!
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(;・∀・)「あ―酒は美味いけど悩みは尽きない」
川;д川「俺もだぁ。何が怖いって最近じゃあヒートがいる毎日に慣れちまってることだぁ」
( ・∀・)「ヒート姉さん月の半分は来てるもんね。結婚しちゃえば? 割とマジで」
川;д川「結婚したらニート出来なくなるぅ……」
(# ・∀・)「そんな理由かい! この際バー開いちゃいなよもう!!」
川д゚川「流石に冗談だよぉ……まあ、もし開業したらお前こっちで働けよぉ?」
(* ・∀・)「あっ、それは別に構わないよ。むしろ僕からお願いしたいくらいだし」ゴクゴクゴクゴク
('A`)「あの、俺の居る前で堂々とヘッドハンティングしないでくれない? 俺モララーの雇い主だよ?」
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( ・∀・)そ「あっ」
('A`)「うん、その忘れてたって顔な。分かるよ、うん。明日説教だからなマジで」
(* ・∀・)「お酒美味しいな――」
(#'A`)「雑ぅ! 誤魔化しかたが雑過ぎるよこのゆとりぃ!?」
川д川(……)
川д川(……結婚とかは知らねぇけどよぉ)
川д川(やっぱそろそろ腹割って話した方がいいよなぁ)
川д川(……)
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