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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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ヒートはまともかな?支援
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川 ゚ -゚)「まあまあ、そう荒ぶるな。彼は変わったやつなんだよ」ヒソヒソ
ノハ;ー⊿ー)「そりゃあの風貌で常識人だったらかえって気持ち悪いわ!!」ヒソヒソ
川д川「ほれぇ、ツマミ代わりにどうぞぉ」ガサッ
川 ゚ -゚)「頂こう」
ノハ;゚⊿゚)「あぁ、どうも……!?」
ノハ;゚⊿゚)「……あの」
川д川「あん?」
ノハ;゚⊿゚)「これは、一体?」
川д川「キャベツ太郎」
ノハ;゚⊿゚)「……」
川д川「……」
ノハ;゚⊿゚)「……」
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川д川「あっ、うまい棒の方が良かったかぁ?」
ノハ#゚⊿゚)「いいよキャベツ太郎で! 好きだし! 美味しいし!!」ムシャムシャ
川д川「??」
川*゚×゚))「」←笑い堪えてる
川д川「なぁに笑ってんだぁ?」
川*゚ -゚)「いや、気にしないでくれ。酒を貰おうかな?」
ノハ#゚⊿゚)「ああ、私もだ。喉が渇いて仕方がないからな!」ムシャムシャ
川;д川「(なんか怒ってないかぁ?) んでぇ、何を飲むんですかぁ?」
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ノパ⊿゚)「『ジントニック』を頼むよ。銘柄は任せる」
川 ゚ -゚)「なら私もそれで。ベースはそうだな、『ヴィクトリアンバッド』で頼む」
ノパ⊿゚)「なら私もそれで」
川;д川「……りょうかあぁいぃ」
川;д川(めんっっっっっどくせええええええええぇぇぇぇ!!)ガチャガチャ カランカラン
川;゚ -゚)(イヤイヤ作ってる感がものスゴく伝わってくるぞ、おい)
ノハー⊿゚)(……手際が悪いな)
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【ジン・トニック】
<参考レシピ>
・ドライ・ジン…45ミリ
・トニックウォーター…適量
・カットライム…適量
氷を入れたグラスにドライ・ジンを注ぎカットライムを絞り入れ、冷えたトニックウォーターで満たして軽くステアする。
居酒屋やカラオケでもお馴染みのロングドリンク。それが『ジン・トニック』だ。
度数は14°前後だが、調整は簡単。
お酒に詳しくない人でも気軽に楽しめるカクテルでありながら、その味わいはさっぱりとしていながらも複雑。
ジンの刺激的な芳香、ライムの苦味
トニックウォーターの甘み等が絶妙にマッチングしている。
シンプルながら奥が深いため、バーテンダーの腕試し的なカクテルとしても有名だ。
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川д川「はいどうぞぉ、っとぉ」
川 ゚ -゚)「頂こう」ゴクゴク
ノパ⊿゚)「頂きます」ゴクゴク
川 ー -゚)(……やはり美味くは無い、か。私が自作した方が美味いかもしれないな)
ノハー⊿ー)(……)
川;д川(なぁんかヤケに緊張感があるなぁ、今日はぁ)
川 ゚ -゚)(……)ゴクゴク
ノパ⊿゚)(……)ゴクゴク
川д川(……俺もなんか飲むかぁ)スタスタ
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ノハー⊿゚)「……なぁ、クール」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「言いたい事は最後に、な? 今日はそういう約束だろ?」ヒソヒソ
ノパ⊿゚)「むう」ゴクゴク
川;д川(糞ったれぇ……『ドランブイ』飲みたかったのに切らしてたぜぇ)スタスタ
川 ゚ -゚)「さて、次はショートカクテルでも頂こうかな?」
川д川「あぁん? 今日はやけにペース早いじゃねぇかぁ?」
川 ゚ -゚)「姉も私も明日はオフだからな。多少酔っぱらっても問題は無い」
川д川「へえへぇ、んでお次は何をお飲みになりやがるんですかぁ?」
ノパ⊿゚)「『マティーニ』を。比率やベースは任せる」
川 ゚ -゚)「では私も同じものを」
川;д川「り……りょうかあぁいぃ……!」
川#д川(糞ったれ糞ったれ糞ったれえええええええぇぇぇぇぇ!! さっきから嫌がらせかこの女あああぁぁぁ!!)
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【マティーニ】
<参考レシピ>
・ドライ・ジン…3/4
・ドライ・ヴェルモット…1/4
・レモンピール
・オリーブ
材料をミキシンググラスでステアしてカクテルグラスに注ぐ。
レモンピールを絞りかけ、カクテルピンに刺したオリーブを飾る。
言わずも知れたキング・オブ・カクテル『マティーニ』はジンベースのショートカクテル。
度数は34°とかなりパンチが効いており、慣れない人には飲みづらいだろう。
バリエーションが非常に多く、その種類は150以上や300以上と言われており、それほどに世界中で愛飲されているドリンクの証でもある。
基本的にはジンとヴェルモット、それからオリーブのほのかな酸味のみのシンプルながらキレのある味わい。
『ドライ・ヴェルモット』をスゥイートに代えると『スゥイートマティーニ』となる。
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川#д川「どうぞぉ!」
川 ー -゚)「……む」チビ
ノパ⊿゚)「……」チビ
川 ー -゚)(やけに甘いな。それに少し水っぽい)チビ
ノハー⊿゚)(……)チビ
川 ゚ -゚)(彼がシェーカーを振らない理由が分かった。明らかに技術が足りないんだな)チビチビ
ノパ⊿゚)(……)ゴクゴク カラン
ノハー⊿ー)「……ご馳走さま」
川;д゚川「早いなぁ、おいぃ」
ノパ⊿゚)「次は『マルガリータ』を」
川д川「」
ノパ⊿゚)「ん?」
川#д川「りょうかいですううぅぅぅ……!」
川#д゚川(この女マジで嫌がらせしてやがるなあああぁぁぁぁ!!)
川;゚ -゚)(ミルナの顔が凄いことになってるな)チビ
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【マルガリータ】
<参考レシピ>
・テキーラ…1/2
・ホワイト キュラソー…1/4
・ライムジュース…1/4
材料を氷と共にシェークして、塩でスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぐ。
恐らくテキーラベースとしては世界で1番有名なカクテルがこの『マルガリータ』だ。
アルコール度数は26°。
グラスの縁に塩を付けるスノースタイルのカクテルの代表でもあり、最近はグラスの半分だけ塩をつける(ハーフムーン)スタイルも人気。
『マティーニ』や『マンハッタン』の影に隠れがちだが、このカクテルもかなりのバリエーションや種類がありバーテンダーの腕の見せどころだろう。
テキーラ独特の酸味と、その独特の癖に隠れがちな甘みをライムと塩が引き立たせ、ホワイトキュラソーの果実味溢れる爽やかな甘みと絶妙に溶け合う。
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ノパ⊿゚)「……」チビ
川 ゚ -゚)(見た目は綺麗だが、想像するに味はそんなに良くないのだろうな)チビチビ
ノハ#゚⊿゚)「……!」ゴクゴク カラン
川 ゚ -゚)(ヒー姉さんが一気に飲む時はだいたい機嫌が悪い時かマズイ酒を飲んだ時だ。予想通りっとことだな)
川;д川「ペースはえぇなぁ、おいぃ」
川 ゚ -゚)「姉は強いから気にしないでくれ」
川д川「俺の周りの女っつうのは酒に強いやつばかりだなぁ」
ノハー⊿ー)「……最後に」
川д川「あん?」
ノパ⊿゚)「『ギムレット』を」
川д川「」
川д川「」
川д゚川(マジで嫌がらせだろぉ、おいぃ)
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【ギムレット】
<参考レシピ>
・ドライ・ジン…3/4
・ライムジュース…1/4
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
ジンベースの代表的なショートカクテル。
アルコール度数は30°で、かなり強め。
レイモンド・チャンドラー著『長いお別れ』で一気に知名度をあげ、名前だけなら知っているという人は多いのではないだろうか。
味わいはシンプル。
ジン本来の味と香りにライムの苦味と酸味。
それから氷の溶け具合で全てが決まる。
言うまでもなくバーテンダーの技量や、ベースのジンで味わいが大きく左右されるのだ。
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ノパ⊿゚)「……」チビ
川#д゚川(『ジントニ』にしても『マティーニ』にしても『ギムレット』にしてもよぉ!)
ノハ#゚⊿゚)「……!」ゴクゴク
川#д゚川(どれもこれもバーテンダーの技量が丸裸になるカクテルばっかりだろうが糞ったれえええぇぇ!!)
ノハ#ー⊿゚)「……ぅえ」ゴクゴクカラン
川#д゚川(なんなんだよこの女あぁ!! テメェの面から明らかに「マズイ」っていう言葉が滲みでてるんですけどおおおぉぉぉ!?)
ノハ#゚⊿゚)「……」
川#д゚川(あったり前じゃん! だって俺素人だもん! 酒はただの趣味なんですけどおおおおぉぉぉ!?)
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ノハ#ー⊿ー)「……クール、そろそろいいか?」
川 ゚ -゚)「お手柔らかにな、彼は友人なんだ」
川 ゚ -゚)「あ、それからミルナに先に言っておくぞ?」
川д川「あぁん?」
川 ゚ -゚)「まぁ、なんだ。その」
川 ゚ -゚)「すまない」
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川д川「えっどういう意味でノハ#゚Д゚)「ふっざけるなあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
川;д゚川そ(……っるせぇ!?)
ノハ#゚⊿゚)「なんなんだこの店は!! まず店主の身なりからしてあり得ない!! 何なんだその髪は!? 切れ!切ってしまえ!どうしても嫌と言うならせめて結べ!!」
ノハ#゚⊿゚)「それから髭を剃れ!そしてまともな服を着ろ!スリッパで歩くな!客の前に出るというのに必要最低限の身だしなみが出来ないとは論外だろうが!?」
川;д川「いやちょっと待ノハ#゚⊿゚)「それからキャベツ太郎ってなんだよキャベツ太郎って!なんでバーに来てキャベツ太郎なんだよ!?実家か!?ここはお婆ちゃんの家なのか!?ぶっちゃけキャベツ太郎大好きだよこん畜生!!」
ノハ#゚⊿゚)「せめてミックスナッツだろう!百歩譲ってもカキピーだろう!!無駄に雰囲気がいいだけあって残念感が半端じゃないんだよ畜生!!」
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ノハ#゚⊿゚)「それから肝心のカクテル!! ここまで味の悪い酒を出すオーセンティックバーは始めてだぞ!? 本当に修行をしてきたのか!?」
川#д川「だから俺はノハ#゚⊿゚)「ジントニックは味がバラけていて居酒屋のそれと大して変わらないクオリティ!!マティーニは無駄に甘ったるくて水っぽい!!ステアもシェークも三流の証拠だ!!」
ノハ#゚⊿゚)「マルガリータは塩を付けすぎてグラスの中に溢れているし!ギムレットに至ってはジンのうま味を全て壊してるし何もかもが台無しだ!!」
ノハ#゚⊿゚)「何様だと思うだろうがハッキリと言わせてもらうからな!? こんな腕でバーテンダーなんか名乗るな!! こんな接客しか出来ないなら……」
ノハ#゚Д゚)「店なんて辞めてしまええええええぇぇぇぇ!!」
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ノハ#゚⊿゚)「はぁはぁ……!」
川 ゚ -゚)「……」チビチビカラン
ノハ#゚⊿゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川д川「……クールゥ?」
川 ゚ -゚)「うん、まあこうなると思ったから私は事前に君に頼んでおいた川#д゚川「お前はまた俺の『家』をバーだって言って人に紹介しやがったのか糞ったれがあああああああぁぁぁぁぁ!!」
ノパ⊿゚)「……家?」
川#д゚川「前にも言ったよなぁ!? クソガキつーちゃんを連れて来た時にも俺はしっかりと言ったよなぁ!? 俺の家はバーじゃねえんだからそこら辺はしっかり説明しろって言ったよなあぁ!?」
川 ゚ -゚)「ハッハッハッハッ」
川#д゚川「棒読みで作り笑いしてんじゃねえよ糞ったれえええぇぇ!!」
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ノハ;゚⊿゚)「ちょっ……ちょっと待った! ここはバーじゃないのか!? おい、クールどういう事だ!?」
川 ゚ -゚)「勘違いしないでくれよ、姉さん。私はあくまで『最近、酒を飲みに通っている場所がある』と言っただけだぞ?」
ノハ;゚⊿゚)「明らかにバーだと思うじゃないか!? なんだその悪意に満ちた説明は!?」
川 ゚ -゚)「ハッハッハッハッ」
ノハ;゚⊿゚)「その変な笑いを止めろ! えっ!? つまりここは店じゃくて……」
川#д゚川「この際だからもう一回ハッキリ言わせてもらうからな糞ったれ共があぁ!」
川#д川「酒はあくまでも俺の趣味!」
川#д川「ここはバーなんかじゃねえぇ!!」
川#д川「ここは! 俺の!!」
川#д゚川「自宅なんだよ糞ったれがあああああああぁぁぁぁぁ!!」
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wwwww
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ノハ;゚⊿゚)「……自宅」
川 ゚ -゚)「ああ、目の前にいる私の友人『此方(これかた)ミルナ』の極めてプライベートな空間」
川 ゚ -゚)「早い話がマイホームだ」
ノハ;゚Д゚)「つ……つまり私は彼の家で酒を飲んだという事か!?」
川 ゚ -゚)「ああ、そうだよ」
川;д川「ようやく分かってくれたかぁ」
ノハ;゚⊿゚)「う……嘘……!」
川 ー -ー)「嘘じゃない。いいか、ヒー姉?」
川 ゚ -゚)「姉さんは『男の部屋』に上がって酒を飲んだんだよ」
ノパ⊿゚)「」
川д川「なんだぁ? その妙な言い方はぁ?」
川 ゚ -゚)「なに、じきに意味が分かるさ」
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ノハ ⊿ )「……の……に……ちゃった」
川д川「あん?」
ノハ ⊿ ))「……の部屋に……いちゃった」
川;д川「おい、クールゥ。お前の姉貴どうしたぁ?」
川 ゚ -゚)「ん。やはり荒療治だったかな?」
川;д川「はあ?」
ガチャッ カランカラン
( ・∀・)「ミルナ―酒くれノハ;//⊿//)「男の人の部屋に入っちゃったよおおおおおおおおおおおお!!」」
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やっぱまともじゃないわな
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(;‐∀・)そ「うるさっ!? えっ何!?」
≡≡≡ノハ;//⊿//))「うわあああああん恥ずかしいよおおおおおぉぉぉ!!」ダダタダダッシュ!
(;・Д(#)「ぶべらっ!?」ガスッ!
ガチャッ カランカラン
「うわあああぁぁぁぁん……」
川;д川「奇声をあげたと思ったら顔を真っ赤にして逃げ出したぞぉ? シューマッハも真っ青の勢いでぇ」
川;゚ -゚)「モララー、姉にひかれたようだが大丈夫か? 君は本当に残念なやつだな」
(; ∀ )「し……死ぬ……」ピクピク
川д川「横っ腹にキック入れりゃあ平気だぁ。それより、あの女どうしたってんだぁ?」
川;ー -゚)「すまない。ちゃんと説明するよ」
-
……………………………………
………………………………
…………………………
……………………
………………
………
…
-
川д川「男性恐怖症ぅ?」
川 ゚ -゚)「病的という程に大袈裟なものじゃないんだがね。とにかく男性が苦手なんだ」
川д川「普通に俺と話してたじゃねえかよぉ」
川 ゚ -゚)「仕事での付き合いや表面的な話をしたりするのは大丈夫なんだ。ヒー姉さんはバーの経営者だから色々な人と話をするしね」
川;д川「姉妹そろって経営者ったぁすげぇなぁ」
川 ゚ -゚)「妹はもっと凄いぞ? まあ、とにかく表面上は全く問題ないんだが、プライベートになるとかなり問題があってな」
川д川「そこまでちゃんと男と会話出来てるのにぃ?」
川 ゚ -゚)「あぁ、まぁ簡単に言ってしまうとヒー姉は今年で27歳になる訳なんだが……」
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川 ゚ -゚)「未だに処女なんだ」
川д川「」
川 ゚ -゚)「というか異性と付き合った事がない。白馬の王子さまとか運命とか信じちゃってる。愛読書は『花とゆめコミック』全般。壁ドンとかめっちゃ憧れてる」
川д川「」
川 ゚ -゚)「27歳で。だ」
川;д川「お、おぅ」
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川 ゚ -゚)「男に夢を見過ぎていてな、流石に妹の私としても心配になっていたんだよ。なんせ中学生のフォークダンスを手を繋ぎたくないという理由で休むほどシャイな姉なんだ」
川;д川「だからいきなり男の家にぶっこんで現実見せてやろうってかぁ?」
川 ゚ -゚)「そこまでの意図は無いが、まあプライベートな領域の中に男を入れる事に慣れて欲しくてね。こんな茶番をやった訳さ」
川д川「俺じゃなくてモララーに頼めばよかったじゃねぇかよぉ。お前ら幼馴染みなんだろぉ?」
川 ゚ -゚)「幼馴染みだからね、姉さんからしたらモララーなんか家族みたいなものさ。かと言って姉さんは美人だし、下手な男に任せるのは気が引ける」
(; ∀ )「」チーン
川 ゚ -゚)「その点、君なら女に興味無いだろう? だからうってつけって訳さ。まあ、少々やり方が強引だったから失敗したが」
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川;д川「いい迷惑だ糞ったれぇ」
川 ゚ -゚)「すまない。この埋め合わせはしっかりとする」
(; +∀・)「う……ううん? あれ、僕は一体……」
川д川「おっ気がついたかぁ?」
(;・∀・)「なんか顔を真っ赤にしたヒートさんに全力タックルされて空中できりもみ回転する夢みたんだけど」
川 ゚ -゚)「安心しろ、現実だ」
(;・∀・)そ「逆に安心できない! 何があったの!?」
川д川「あぁ、あの女バーの経営者だからあんなカクテルばっか頼んだのかぁ。納得だぁ」
川 ー -ー)「君には嫌な思いをさせたな。済まなかった」
川д川「まあ、ケーキとババロアでチャラだぁ」
( ・∀・)「わっほい! 見事においてけぼりだぜ!」
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ガチャッ カランカラン
川 ゚ -゚)「ん?」
ノパ⊿゚)「……」
川 ゚ -゚)「おや、姉さん」
川д川「あぁん? 戻って来たのかぁ?」
( ・∀・)(あれ? なんか様子がおかしくない?)
川 ゚ -゚)「済まなかったな、姉さん。だがミルナは私が無理矢理つきあわせただけなんだ」
川 ゚ -゚)「何か言いたいことがあるなら全て私がノハ#//Д//)「責任取れえええぇぇ!!」
川д川「」
川 ゚ -゚)「」
川;д川「はいぃ!?」
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ノハ*゚⊿゚)「此方ミルナ! この私の!! 『素直ヒート』の!!」
ノハ//⊿//))「ヒートの……ヒートの……!!」
ノハ*゚Д゚)「ヒートの初めて(異性の家に上がった事について)を奪った責任取れえええええええぇぇぇぇ!!」
川д川「」
川 ゚Д゚)「」
川д川「」
川 ゚Д゚)「」
( ・∀・)「え? 修羅場?」
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かわいい
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川;д゚川「なぁに抜かしてんだよこの残念女がああぁぁ!!」
ノハ*゚⊿゚)「うるさいうるさい!! 乙女の純血奪ったんだから責任取って私を娶れえええぇぇ!!」
川#д゚川「純血も糞もあるか糞ったれがあああぁぁぁぁ!! 指一本触れてませんよねえええぇぇ!?」
ノハ*゚⊿゚)「うるさい! とにかく私の旦那になるからにはあんな酷い味のカクテルを作るバーテンダーなんか許せないからな!! 今日から特訓だ!!」
川;д゚川「初対面の男に旦那とか言うの止めてえええぇぇぇ!? あと俺はバーテンダーじゃねえからあああぁぁぁ!!」
ノハ*>⊿<)つ「責任取るまで私はお前の胸から離れないいいいいぃぃぃ!!」ダキッ
川;д゚川「引っ付くなああぁぁぁ!! おいこらクールゥ何とかしろおおおぉぉ!!」
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川*゚ -゚)「やはり君の『ジントニック』は最高だな」
( ・∀・)「次は『ジンフィズ』でも作ろうか?」
川#д゚川「何のんびり酒飲んでるんだよ糞ったれえええええええぇぇぇ!?」
ノハ*>⊿<)つ「責任取れ責任取れ責任取れえええぇぇ!!」ギュウッ
川#д゚川「誰でもいいから助けやがれ糞ったれがああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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【CLOSE】
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乙
ヒート可愛い
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以上です。支援ありがとうございます。
次回は眉毛とモテる?カクテル。
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テキーラはサービスですねわかります
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乙〜。今回も面白かったーw
細かいことだが>>325の「純血」は「純潔」じゃないか?
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乙
うまいジントニ飲みたいな
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ミルナ器でかいな
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おつおつ!ヒートかわいい
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>>331 その通り 申し訳ないです。
夕方に投下じゃー。
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明日に延期じゃー
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今日の深夜の12〜1時に投下〜
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楽しみにしてるぞ
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【DiningBar De-Mi】
(´・_ゝ・`)「ご注文はお決まりでしょうか?」
(*゚∀゚)「ウチは『グラスホッパー』。2人は?」
*(;‘‘)*「いや、ちょっと種類がありすぎてまだ決められなくて」
⌒*リ;´・-・リ「みんなカタカナだから分かりにくいよ―」
(*゚∀゚)「ん―ヘリカルってオレンジ好きだよな? 炭酸とかは大丈夫か?」
*(‘‘)*「えっ? うん」
(*゚∀゚)「リリは果物好きだったよな? トロピカルドリンクとか好きか?」
⌒*リ´・-・リ「ココナッツ系とかパインジュースとか? 好きだけど」
(*゚∀゚)「じゃあ『ミモザ』と『ピニャ・カラーダ』下さいなっ。あっ、『ピニャ・カラーダ』は果物いっぱいでなっ!」
| ∀゚ )ピクッ
(´・_ゝ・`)「かしこまりました」スタスタ
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*(‘‘)*「……凄いねつーちゃん」
(*゚∀゚)「へ?」
⌒*リ´・-・リ「そんなにお酒に詳しいなんて思わなかったよ。 なんかカッコいいね」
(*^∀^)「ふふんっ。ウチは大人のレディーだからなっ!」
*(‘‘)*(可愛い)
⌒*リ´・-・リ(大人ぶる合法ロリ可愛い)
*(‘‘)*「どんなお酒を頼んでくれたの?」
(*゚∀゚)「『ミモザ』はシャンパンとオレンジジュースのカクテルなんだ。シンプルだけどすっごく上品で美味しいんだ」
| ∀゚ )ピクピクッ
(*゚∀゚)「それから『ピニャ・カラーダ』はトロピカルドリンクの鉄板カクテルだなっ。濃厚なのにすっきり甘くて美味しいぞっ!」
| ∀゚ )ピクピクピクッ
⌒*リ´・-・リ「へ―本当に詳しいんだね」
*(‘‘)*「さっすがつーちゃん」
(*゚∀゚)(まあ、ほとんどクール先輩や貞子に教わった事なんだけどな。このバーだって先輩の紹介だし)
-
_
( ゚∀゚)「……なあ、ちょっといいか」テクテク
*(‘‘)*「ん?」
⌒*リ´・-・リ「誰?」
(*゚∀゚)そ「あっ! ジョル兄!」
*(‘‘)*「知り合い?」
(*゚∀゚)「ウチの従兄だぞっ。会うのはかなり久しぶりだけどな」
_
( ゚∀゚)「まあ、な」
*(‘‘)*(うわっイケメンだな―。でも眉毛スゴッ!)
⌒*リ´・-・リ(結構好みかも……でも眉毛ヤバッ!)
(*゚∀゚)「どうしたんだジョル兄? ウチになんか用か?」
_
( ゚∀゚)「まあ……その、アレだわ」
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(*゚∀゚)「??」
_
(; -∀-)ガバッ!
*(;‘‘)*(えっ!? 急に頭下げた!? 眉毛ヤバッ!)
⌒*リ;´・-・リ(イケメンがつーちゃんに頭さ下げてる!? 眉毛ヤバッ!)
_
(; -∀-)「つー!! お願いだ!!」
(;*゚∀゚)「へっ!? 」
_
( ;∀;)「俺にカクテルについて教えて下さ―――――い!!」
-
【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
-
ノハ#゚⊿゚)「だっかっらっ!! 脇が開き過ぎ!! 姿勢が悪い!! バーテンダーの姿勢は常に客に見られていることを忘れるな!!」
川#д川「やっかましいわ糞ったれぇ!! 大体なんでお前が毎晩毎晩この家に居座ってんだよぉ!?」
ノハ#゚⊿゚)「未来の妻だからに決まってるだろう! 早く一流のバーテンダーとなってニートを卒業して貰わなきゃいけないからな!!」
川#д川「だぁれが未来の妻ですか糞ったれえぇ!! それから俺はニート辞める気なんかサラサラ無いからああぁぁ!!」
ノハ;゚⊿゚)「なっ!? 堂々たるヒモ宣言だと!? このヒートの旦那にそんな事はさせないからな!!」
川;д川「誰か助けてええぇぇ!! この脳みそシンデレラと会話のキャッチボールをする方法を教えて下さあぁいいいぃぃ!!」
ノハ//⊿//)「なっ! シンデレラなんて……て、照れちゃうじゃないか!」
川;д川「都合いいとこだけ勝手に抜粋すんの止めてくれませんかあああぁぁ!?」
-
ノハ#゚⊿゚)「ハッ……!? 流されるとこだった! さあ、まだまだ特訓は続くぞ――!!」
川;д;川「何なんだよ糞ったれぇ。誰でもいいから助けを……」
ピンポーン
川;д゚川「おおっと来客だあぁ! 『はいは―い! 誰でもいいから上がって来いよおおぉぉ!』っとなぁ!」
ノパ⊿゚)「むぅ……運のいいやつだ」
川;д川「あぁ助かったぁ。手が凍傷になったらどうすんだぁ」
ノハ;゚⊿゚)「こんなんで凍傷に成るわけ無いだろうが。ミルナだってバーテンダースクールに通っていた身なら分かるだろう」
川д川「いや、5日で辞めちまったからなぁ。ほとんどモララーとくっちゃべってばっかだったしぃ?」
ノハ;゚⊿゚)「なんてダメな男なんだ……」
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ガチャッ カランカラン
(*゚∀゚)「よっ! 久々だな貞子!!」
_
(;゚∀゚)「あ、お邪魔します……」
ノパ⊿゚)「おや、君は確かクールの後輩じゃないか?」
(*゚∀゚)そ「あっ! ヒート姐さんだ!! 何でここにいるんだ!?」
ノパ⊿゚)「この『マダオ』にバーテンダーとしての特訓をしてやってるんだよ」
川#д川「貞子って言うなマダオって言うな糞ったれえぇ!!」
ノハ*-⊿゚)「未来の旦那様の方が良かったか?」ボソッ
川;д川「勘弁してくれぇ……頼むからぁ」ボソッ
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(*゚∀゚)「ふぅん。あ、こっちの眉毛はウチの従兄のジョル兄こと『長岡ジョルジュ』だぞっ」
_
( ゚∀゚)「あっ、どうも。長岡っす」
ノパ⊿゚)「ふむ、私は素直ヒートだ。一応バーの経営をしている」
川д川「はぁいはぁい。長岡さんねぇ何の用ですかぁ?」
ノハ#-⊿゚)「こら! ちゃんと自己紹介しろ!」ツネッ
川;д゚川「痛っ!? つねんなよおぉ!! ……家主の此方ミルナですぅ。ここはバーじゃなくて俺の自宅なんで、そこんとこよろしくぅ」
(*゚∀゚)(なんか貞子が引っ張られてるの始めてみるかも)
_
(;゚∀゚)「あっご丁寧にどうも! 俺はフリーターやってます! ってか、ここ凄いっすね。マジでバーみたい、かっけえな」
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川д川「どうもぉ。んでぇ、アポも無しに何しに来たんだぁ?」
(*゚∀゚)「ん、ジョル兄が貞子に相談したいことがあるんだってさ」
川;д川「だから貞子って……って相談?」
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(;゚∀゚)「うっす。あの、ミルナさんってカクテルとかめっちゃ詳しいってつーに聴いて。なんで、出来れば相談に乗って欲しいなぁって」
川д川「クールかモララーに聞けばいいじゃねぇかよぉ?」
(*゚∀゚)「ん―ウチも考えたんだけど、先輩の場合はカクテルよりもジンの方が圧倒的に詳しいし、モララーはなんか残念だしさ」
川д川「あぁ、まぁ確かにモララーは残念だわぁ。うん」
_
( ゚∀゚)(会った事無いけどモララーってやつと仲良くなれる気がするわ)
-
(*゚∀゚)「ヒート姐さんもプロだしなっ。タイミング良かったな」
ノパ⊿゚)「ん、まあ相談くらいならいくらでも聴くぞ? 何かの縁だろう」
_
(* ゚∀゚)「あざ―っす!! 出来れば女性の意見とかも聴きたかったんで助かるっす!!」
(*゚ぺ)「む! 女性ならウチがいるじゃん!!」
_
( ゚∀゚)「いや、だってお前ガキじゃん」
(#*゚∀゚)「ガキじゃないっ! ウチは大人のレディーだってばっ!!」
ノパ⊿゚)(ぶっちゃけクールの後輩って知らなかったら迷子の小学生かと思って交番に連れて行ってだだろうな)
川д川「んでぇ? 眉毛くんの相談っつぅのは何なんですかぁ?」
_
(;゚∀゚)「あっ、はい! あの、お酒に詳しい皆さんに……」
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支援
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_
(# ゚∀゚)「ずばり! モテるカクテルを教えて欲しいっす!!」
川д川「……」
ノパ⊿゚)「……」
川д川「……」
ノパ⊿゚)「……」
川д川「……」
ノパ⊿゚)「……」
_
(;゚∀゚)「なっ!? 何なんすかこの空気!?」
(*゚ぺ)「だからこういう雰囲気になるぞって、来る前に忠告したじゃん」
-
_
(;゚∀゚)「俺の相談ってそんなに変か!?」
ノパ⊿゚)「変というか、下らないな」
_
(;゚∀゚)そ「ちょっ!? 辛辣っす!!」
川д川「まぁ気持ちは分かんねぇ事もねぇけどよぉ、酒なんざモテる為に飲むもんじゃねぇぞぉ?」
_
(;゚∀゚)「いや、だって! なんかバーで酒飲んでる男ってかっこよく無いっすか!?」
ノパ⊿゚)「それはその人の雰囲気や人間性も相まって魅力になるんだ。酒を飲むからかっこよくなる訳じゃない」
ノハー⊿゚)「むしろ、そんな事を気にしながら飲む方がカッコ悪いな。そんな事じゃ酒も美味しく飲めないだろう」
_
(;゚∀゚)「うぐっ!?」
川д川「まぁヒートの言うとおりだわなぁ。そんなもん気にする方がバカだわなぁ」
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_
(;゚∀゚)「でっ……でも! とりあえず来週までには酒に詳しくなりたいんっすよ!!」
ノパ⊿゚)「来週に何かあるのか?」
(*゚∀゚)「デートなんだって」
_
(;゚∀゚)「来週の週末に、ようやく気になってた女の子と2人っきりでデートする機会が出来たんすよ!! ただ、その娘の趣味がバー巡りみたいで……」
川д川「あぁ、要するにその女の趣味を詳しく知りたいって訳ねぇ」
_
(;゚∀゚)「うっす。前に別の女の子とデートした時も酒に詳しくも無いのにカッコつけてカクテル頼んだら潰れて失敗しちゃったんで……」
川д川「ちなみにそん時は何を飲んだんだぁ?」
_
( ゚∀゚)「なんだっけ? 確か、『マティーニ』だっけ?」
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川д川「……お前って普段、酒あんま飲まないやつかぁ?」
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(;゚∀゚)「今はまあ、飲みますけど。当時はからっきしでした」
ノハ;゚⊿゚)(そりゃあ……まあ、そんなやつが飲んだら)
川;д川(潰れるだろうなぁ、間違いなくぅ)
_
(;ー∀ー)「だから、そ―いう経緯もあって、今度ばかりは失敗したくないんすよ!!」
ノハー⊿゚)「まあ、カクテルについて多少教えるくらいだったらいいか。それでモテるかは知らんが」
川д川「『酒を飲めない男は男じゃない』ってなぁ。まぁ教えてやんよぉ」
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(* ゚∀゚)「あっ、あざ――――っす!!」
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………………………………………
…………………………………
……………………………
………………………
…………………
…………
…
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マティーニはあかん
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川д川「んでぇ、実際のとこどういう酒が飲みたいんだよぉ?」
_
(;゚∀゚)「どういうって、えっ、どういう意味っすか?」
ノパ⊿゚)「そこからか。じゃあ普段飲む酒は?」
_
( ゚∀゚)「ダチと飲む時はビールとかジントニとかかな。あっ、あとは『モスコミュール』ってやつは美味かったっす」
川д川(居酒屋で飲むタイプかぁ)
ノパ⊿゚)「度数が高いのは飲めないのか?」
_
( ゚∀゚)「あっ、飲もうと思えば飲めるっす。テキーラとかはたまに飲むんで」
(;*゚∀゚)「ウチは逆にテキーラ苦手だぞ」
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( ゚∀゚)「まあ、俺も美味いとは思わないけどな」
川д川(流石兄弟がこの場に居たら大変だったなぁ)
ノハー⊿゚)「では逆に飲めないものは無いか? そっちから候補を絞った方が早そうだ」
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_
( ゚∀゚)「焼酎とポン酒はアウトっす。あとハイボール? も好きじゃないっすね」
ノパ⊿゚)「ふむ。甘い酒はどうだ? 好きか?」
_
( ゚∀゚)「甘すぎじゃなければ、はい。『カルーアミルク』とかは嫌いっすけど」
(*゚∀゚)「『カルーアミルク』美味しいじゃんっ」
_
( ゚∀゚)「お前はお子ちゃま舌だからだろ」
(#*゚∀゚)「なんだと―!」
川;д川(何だよぉ……『カルーアミルク』美味しいじゃんかよぉ)←甘党
ノパ⊿゚)「なら生クリームやミルク系に、甘すぎるリキュールなどは除くか」
_
(;゚∀゚)「あと! やっぱり名前がカッコいい酒がいいっす!! いや、バカっぽいって思われるかもしんないっすけど!!」
_
(;゚∀゚)「やっぱりデートの時は、少しくらいカッコつけたいんで」
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川д川「まためんどくせぇ注文だなぁ……」
ノハー⊿゚)「名前がカッコいい、ねえ。男からみたらどういうのがカッコいいんだろうな?」
川д川「『ジャック・ローズ』はぁ? 俺もまぁ、たまに飲むけどよぉ」
ノパ⊿゚)「ああ、あれなら確かに飲みやすいな。名前もそれっぽいし」
_
(* ゚∀゚)「おお! なんかカッコいいっすね! どんな酒なんすか!?」
ノハー⊿゚)「……飲みながらの方が覚えるだろう。ミルナ、酒貰うぞ?」
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( ゚∀゚)そ「作ってくれるんすか!?」
ノパ⊿゚)「特別に、な。後輩ちゃんも飲むか?」
(*゚∀゚)「飲むぞ――!」
川;д川(なぁんか我が家が確実に隠れ家的バーへと変貌してる気がするぅ)
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【ジャック・ローズ】
<参考レシピ>
・カルバドス(アップル・ブランデー)…1/2
・グレナデンシロップ…1/4
・ライムジュース…1/4
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
カルバドスベースとして最も有名なカクテルがこの『ジャック・ローズ』だ。
アルコール度数は20°前後。
日本ではカルバドスが使われることが多いが基本的には普通のアップル・ブランデーでも問題は無い。
見た目は鮮やかな赤色でらライムの酸味とグレナデンシロップの濃厚な甘味がカルバドスの優雅な林檎の香りを引き立て、口内でなんとも言えない複雑なハーモニーを奏でる。
ちなみに同名のメンズファッションブランドがあるが、関連性は恐らく無いと思われる。
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ノパ⊿゚)「ほらよ。飲みな」スッ
(*゚∀゚)「いただきま―す!」ゴクッ
_
( ゚∀゚)「頂くっす」ゴクッ
_
( ゚∀゚)そ「」
_
(* ゚∀゚)「これっす! こ―いうカクテル飲みたかったんすよ!! あっ、美味いっすマジで!」
_
(* ゚∀゚)「こう、なんか? 甘くて、それでいて酒の味がしっかりっていうか? マジでパねぇっす!!」ゴクゴク
川д川(語彙が貧弱なやつぅ……)
ノパ⊿゚)「ん」スッ
川д゚川「あぁん?」
ノハー⊿゚)「私の作るカクテル飲んだこと無かっただろ? 飲みな」
川д川「……もらうぅ」チビ
-
(*゚∀゚)「甘酸っぱくて美味しいぞっ! それなのにお酒の味がしっかりしてる!!」
(*゚∀゚)「ライムかな? でもこの甘さと真っ赤な色は……なんだろ?」
ノパ⊿゚)「グレナデンシロップ。つまりザクロだな」
_
( ゚∀゚)そ「えっ!? ザクロの酒なんすか、これ!?」
ノハー⊿゚)「違う違う、グレナデンシロップは酒じゃなくてあくまで副材料だ。メインはカルバドスだ」
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( ゚∀゚)「かるばどす?」
(*゚∀゚)「ウチも飲んだことないぞっ!?」
ノパ⊿゚)「簡単に言うと、生産地方が限定されたアップルブランデーだよ」
_
( ゚∀゚)そ「ブランデーっすか!? パねぇ、なんか高級な感じがする!!」
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(*゚∀゚)「あぁ、この風味ってリンゴなのか―。言われないと分からないけど、ふんわり香って美味しいぞ」
_
( ゚∀゚)「えっ? リンゴの味するか? これ?」
(*ー∀゚)「……全く、どっちがお子ちゃま舌なんだか」
_
(;゚∀゚)「うぐっ!?」
川д川「……」チビ
ノパ⊿゚)「どうだ、ミルナ?」
川д゚川「……お前、まだ27だよな?」
ノハ;゚⊿゚)「何だよいきなり」
川д川「いや、にしては美味い酒作るなぁと思ってぇ」
ノパ⊿゚)「まあ、16の頃からバーテンダーの修行してたからな。身内の店で」
川д川「ふぅん。まぁ、美味いよぉ。本当にぃ」ゴクゴク
ノハ*゚⊿゚)(やった! 気に入ってくれた!!)
-
ひーちゃんがヒロインしてる?・・・・・・
-
_
(* ゚∀゚)「美味かったっす! ご馳走さまっす!!」カラン
(*^∀^)「美味しかったぞっ」カラン
ノパ⊿゚)「ん。なら良かった」
_
(* ゚∀゚)「ブランデーって美味いんすね! なんか無駄に高い酒のイメージがあったっす」
ノハー⊿゚)「ピンきりだよ。高いやつは本当に高いし、安くても美味しいものはいくらでもある。カルバドスはちょっと特殊だが」
(*゚∀゚)「普通のブランデーのカクテルも飲んでみたいぞっ」
_
( ゚∀゚)「おいおい! 今日は俺の好みの酒を見つける為に来たんだぞ?」
(*゚ぺ)「なんだよジョル兄のケチっ」
_
(# ゚∀゚)「んだと!?」
川д川「……ヒートォ」
ノパ⊿゚)「ん?」
川д川「『スティンガー』」
ノパ⊿゚)「あぁ、了解」
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川д川「ベースは奥の部屋に置いてある『リシャール ヘネシー』でなぁ」
ノハ;゚Д゚)そ「ばっ!? バカかお前は!! そんか高級酒でカクテルなんか作れるか!!」
川д川「んだよケチィ。じゃあ『ヘネシー XO』な」
ノハ#゚⊿゚)「『レミーマルタン VSOP』だ! はい、もう決定!!」
_
( ゚∀゚)「何の話だ?」
(*゚∀゚)「さあ?」
ノハ#ー⊿ー)(ったく! こいつの金銭感覚はどうなってんだ!!)
ノハ*゚ぺ)(……でも正直リシャールは飲みたい)
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しえん
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【スティンガー】
<参考レシピ>
・ブランデー…2/3
・ホワイト ペパーミント…1/3
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
名前の通りシャープな味わいが魅力のブランデーベースの『スティンガー』。
アルコール度数は32°前後と強め。
材料が2種類だけなので素材によって味が大きく左右されるので出来るだけしっかりとした物を使用するとよい。
ブランデー本来の膨らみのある甘味と香りをホワイトペパーミントがスッキリと閉じ込めてくれる、バランスの取れた1品。
シェークで作るのが主流だが、ブランデーは水っぽくなりやすいスピリッツのためステアで作るのもオススメ。
ちなみに作中でミルナがリシャールで作れと注文したが、よっぽどの金持ちでない限り止めた方がよい。
破産する。
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来てた支援
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これか
http://item.rakuten.co.jp/sake-sato/3245996673214-1/?scid=af_pc_etc&sc2id=67889001
確かに破産する
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30万……
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ミルナすげええええ
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リシャール…とんでもねぇな…
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一度で良いからこんな酒飲んでみたいもんだ
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寝落ちか?
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てか来ねえなどうした
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ノパ⊿゚)「ほれ。ブランデーベースのカクテル『スティンガー』だ」スッ
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( ゚∀゚)「おっ! また名前もカッコいいっすね!!」ゴクッ
(*゚∀゚)「いただきま―す」ゴクッ
川д川「……」チビッ
_
(* ゚∀゚)「あっ!! 美味い!! さっきよりもガツンと来るのにすっげぇスッキリっす!!」
(*゚∀゚)そ「ミントだ! ミントの味がするぞ!!」
ノパ⊿゚)「ブランデーとホワイトペパーミントのみのシンプルなカクテルだからな。ベースのブランデーの味がしっかり出てるだろ?」
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(* ゚∀゚)「ブランデーってこんなにコクがある酒だったんすね! いやあ、偏見持ってたっす!!」ゴクゴク
(;*゚∀゚)「美味しいな―。でも強いな、これ」チビ
ノハー⊿゚)「30°以上あるからな。度数も名前も男らしい酒だろ?」
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(* ゚∀゚)「最高っす! 今日来てよかったっす!!」ゴクゴク
(*゚∀゚)(ウチはゆっくり飲むぞ―)チビ
川д川「ん。美味いぃ」チビ
ノパ⊿゚)「そ―言えばミルナはどんな酒が好みなんだ? 比較的、雑食のように見えるが」
川д川「『オーガズム』、『グラスホッパー』、『B‐52』、『ゴールデン・キャデラック』とかぁ?」チビ
ノハ;ー⊿ー)「……胸焼けしそうだな」
川д川「そう言うヒートはぁ?」
ノパ⊿゚)「普段はラム酒ばかりだが……カクテルならまあ、甘過ぎなければ何でも。ミルナとは真逆だな」
川д川「ふぅん」チビ
-
_
(* ゚∀゚)「ご馳走さまっす!」カラン
ノパ⊿゚)「ん。いい飲みっぷりだな」
川д川「ブランデーベースで片寄り過ぎちまったなぁ。ラストに他のベースでいってみるかぁ」カラン
_
( ゚∀゚)「どんなのっすか?」
ノパ⊿゚)「ふむ。では私のオススメでいいか?」
_
(* ゚∀゚)「もちっす!」
ノハー⊿゚)「では、ラムベースの『XYZ』をご馳走しよう!」
-
【X.Y.Z】
<参考レシピ>
・ホワイト ラム…1/2
・ホワイト キュラソー…1/4
・レモンジュース…1/4
材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
ラムベースの代表的ショートカクテルがこの『X.Y.Z』。
アルコール度数は26°とやや強め。
名前の由来はアルファベットの最後から。つまり意味するものは、これ以上が無い程にカンペキなカクテルという意味。
名前の通り、かなり酸味と甘味、そしてラムのうま味とバランスのとれたカクテルなので、ある程度酒が飲める人ならばファンになること間違いなしだろう。
ちなみにベースをブランデーに変えると、有名な『サイドカー』というカクテルになる。
.
-
ノパ⊿゚)「さあ飲んでみな」スッ
_
( ゚∀゚)「頂くっす」ゴクッ
_
( ゚∀゚)そ「」
_
(* ゚∀゚)「あっ! 俺これが一番好きっす!! マジで美味いっす!!」ゴクゴクッ
(*゚ぺ)「ジョル兄ってさっきから同じことばっかり言ってないかぁ?」チビ
_
(* ゚Д゚)「いやマジで美味いんだっつうの! めっちゃサッパリして、自然に甘いのにキレがあるんだよ!!」ゴクゴク
ノハー⊿゚)「『XYZ』。名前の由来は、それ以上が無いっていうくらい完璧なカクテル。だからな」
_
(* ゚∀゚)「マジかっけぇ!! このカクテル俺の定番決定っす!!」
川д川「……ん、美味いぃ」チビチビ
(*゚∀゚)「この調子でデートも上手くいけばいいな」
_
(* ゚∀゚)「やるぞ! 俺はやるぞおおおぉぉ!!」ゴクゴクッ
-
ノハー⊿゚)「……ふぅ。タダ働きなんか久々だが、まあたまにはいいか」
川д川「……」チビチビ
ノパ⊿゚)「随分とゆっくり飲むな。実は弱いのか?」
川д川「いやぁ? 強い方だぜぇ? ただよぉ、せっかく作ってくれたなら味あわなきゃってなぁ」
ノハ*゚⊿゚)「そ、そうか」
川д川「ん、やっぱあれだな。今日飲んでみて思ったけどよぉ……」
ノパ⊿゚)「??」
川д川「お前の作る酒ぇ、好きだぜぇ?」
ノパ⊿゚)「」
.
-
なんだこの天然ジゴロ
-
川*д川(美味い美味いぃ)チビ
ノハ ⊿ ))「……わ…… わ……!!」
川д川「あん?」
ノハ*>⊿<)つ「私も好きだああああぁぁぁ旦那様ああああぁぁぁ!!」ガシッ
川#д゚川「だああああぁぁぁ最後の最後で台無しじゃねえか糞ったれえええぇぇぇ!!」
(;*゚∀゚)「えっ!? あの二人ってそういう関係だったのか!?」チビ
_
(* ゚∀゚)「マジか! マジでパねぇな!!」ゴクッ
川#д゚川「誤解してねぇで助けて下さいよ糞ったれがああああああぁぁぁ!!」
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【CLOSE】
.
-
以上です。支援ありがとうございました。
次はボイン姉ちゃんとラム酒。
-
乙。
ミルナは着実に外堀を埋められてるな。
-
乙!
ヒート可愛いし、くそ羨ましい
次回も楽しみにしてる!
ボイン姉ちゃん誰だろ…
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乙!
-
乙
ボイン期待
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乙乙、もはやミルナは諦めるしか選択肢が……
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ボインはペニサスかブーンと予想
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乙!!
姉者の予感
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