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( ^ω^) 共有1レスお題遊びスレ
51
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 22:49:22 ID:mCfyNVyY0
('、`*川 「じゃあ次回公演の主役は内藤くんに決まりね」
( *^ω^) 「がんばりますお!」
('A`) 「……」
同年代の子供たちで結成された劇団で、僕はいつも二番手に甘んじていた。
('A`) 「内藤さえいなければ俺が主役になれるのに。
あいつ死なねーかな」
下らない嫉妬からそんなことを呟いた次の日。内藤が交通事故で亡くなったと聞いた。
僕自身を含め皆、突然の訃報にどうして良いのか分からなかったが、次第に落ち着きを取り戻し、
予定されていた催しは内藤への追悼公演として取り組むこととなった。
('、`*川 「じゃあモララーくん。頼むわね」
( ・∀・) 「もちろんです! 内藤のためにも精いっぱいがんばります!」
僕はまたしても主役を逃した。
('A`)「モララーさえ死ねば…モララーさえ……」
内藤の死は悲しい事で、罪悪感もあったのだが、ほんのりと自分の扱いが改善される期待も生まれていた。しかし。
……気が付けば熱の篭った呪詛を吐くようになっていた。
そしてモララーも死んでくれた。不幸な事故の重なりに戸惑う仲間たちの中で僕はひとり笑みをたたえていた。
ああ、これで。やっと。
当然ながら公演は中止となった。劇団の存続も危ういらしい。
悪い熱から冷めた僕に残されたのは友人を二人失ったという事実だけだった。
('A`) 「僕は一体何を考えていたのだろう」
後味悪く、力強く爪痕を刻んだこの出来事は僕の言葉を後ろ向きにするばかりで、
僕の人生もそれに従い、緩やかに閉ざされていくのだった。
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