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( ^ω^) 共有1レスお題遊びスレ

404名も無きAAのようです:2014/12/14(日) 23:11:32 ID:WZ4erbA.0
( ・∀・) 「……検査の結果、君はやはり……」

( ^ω^)「……まじかお」

診察室に二人、同年代とみられる男性が向かい合っていた。
白衣、白のセーター、一面の白い壁。

( ・∀・) 「なぜもっと早く来なかった? 君のうちから僕のこの病院まで徒歩三分。 まさか歩けない距離じゃないだろう」

( ^ω^)「……」

医師の数が圧倒的に少ないこの村で唯一稼働するモララーの個人院。 医院の外、ホーホーと梟の囁きが闇に響いている。

( ^ω^)「……怖かったんだお」

( ^ω^)「急に痛みがきても、家にはツンが居て、職場にはドクオがいつもいるお。
変に心配させたくないからいつも通り暮らさなければならなかったお」

うつむきながら……しかし言葉とは裏腹に、ブーンは笑みを絶やさない。
昔から健康優良児だったブーン。 幼馴染みのモララーの記憶のなか、教室内で突如脱糞しながらも脂汗をだらだら垂らしつつニコニコして
『先生、これは単なる生理現象なんです』
と挙手していた彼の姿を重ねた。
モララーの知るブーンとはそういう男だった。

( ^ω^)「……病名は、なんだお?」

( ・∀・)

( ^ω^)「あんな痛みは人生で初めてだお……きっと僕はもう長くない。 営業で外回りだったから誰にも見られなかったけど、日に日に間隔が短くなってきて」

( ・∀・)

( ^ω^)「モララー、遠慮せず言ってくれお。 僕は余命を知って、その間にやれることをやっておきたいんだお」

( -∀-)

(  ω )「…モララー」

( ゚ω゚)「http://imepic.jp/20141214/828430」!!

突如発されたその声は、まさにブーンの中で抑圧され続けた、笑顔の裏の闇。 心の悲鳴だった。

……そして、モララーの口が動く。
発されたその言葉はブーンには聞き覚えがあった。 それはあの日、保健係だったモララーが先生に
『ブーン君を急いでトイレに連れていきなさい』
と命令された直後とまったく同じ返答。

( ・∀・) 「眠いからやだ」


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