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50 ◆xh7i0CWaMo:2014/09/28(日) 23:12:47 ID:jDTTQVVk0
ζ(゚ー゚*ζ「貴方に何を言っても伝わる気がしない。
       だから私も、他の人と同じように冷めた態度で貴方を追い返すべきなのかもしれない」

妻は、どちらかというと他人事のようにして言った。

ζ(゚ー゚*ζ「いつもはお婆さんも同席するのよ。事務的なお話をするためにね。けれど、私は今特別だから」

(´・ω・`)「特別?」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ。お爺さんのお世話をしているの。指名されたのよ」

(´・ω・`)「世話……介護かい。食事を与えたり」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ、下のお世話とか、単純な話し相手とか……」
 
私は何とも言えず、淋しいような気持ちに陥った。略奪愛の被害者になった気分だ。

ここまで、自覚できる程度に淡々と物事を見過ごしてきたつもりだったが、
彼女が赤の他人であるはずの実業家をお爺さんと呼び、その介護までもを任されているという事実は、
把握しきれないほどの違和感を頭に生んだ。

(´・ω・`)「実業家は、死にかけているというわけだ」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ、もう先は長くないわね……」


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