Last Album

5： ◆xh7i0CWaMo：2014/09/28(日) 21:19:08 ID:jDTTQVVk0: 彼は復唱してから私を眺め、軽く頷いた。
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(　ﾟ∀ﾟ)「そうか。探してるのは奥さんか、子どもさん？」

(´･ω･`)「そんなところだね。……何か、手続きは必要なのかな？」
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(　ﾟ∀ﾟ)「駅を出るのに手続きなんてあるわけない。いつものように歩いて行けば、それで構いやしない」

(´･ω･`)「ふうん。そうか、ありがとう」
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(　ﾟ∀ﾟ)「ここにはどれぐらい滞在するつもりかね」

(´･ω･`)「早めに帰るべきなんだろうけど……。話の長さによるかな」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「そりゃそうだな。健闘を祈るよ」
　
彼らは一度も笑わなかったが、会話自体は和やかなものだった。
彼らは恐らく、訪れる全員に同じような質問を投げかけているのだろう。

飽くまでも公共の場所である駅に私的な守衛が立っていることは少々奇妙だが、
業務委託の類いと思えば納得できなくも無い。事実、駅員らしき者は誰もいないようなのだ。

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