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221 ◆xh7i0CWaMo:2014/10/05(日) 22:51:33 ID:ecWgD/1k0
誰かが自分を責め立てているような被害妄想が、常にヒッキーを襲い続けている。
それは自らの身分が責められても仕方ないほどに愚かなものであると自覚しているからであろうが、
だからといってその妄想に心を捩らせずに済むかというとそういうわけではないのだ。

人生に起きる大抵のことは、納得出来なくは無い。しかしそれとは関係無しに、精神が悖るのだ。
発狂しそうにすらなる。そうまでしても、まだ生きていようとするのだから人間というものは質が悪い。

だが、そういうものなのだ。
誰もがそのような妄想がそのうち払拭されることを知っている。
或いは払拭してくれる人の存在を心待ちにしている。

本気で絶望するというのは、案外体力が要るものだ。
ヒッキーを攻撃している何者かも、気が済んだら消え失せてくれるのかも知れない。

しかし、そうならなかった場合はどうするのか。きっと本気で絶望する以外の方策を探し求めるのだ。
ヒッキーは所詮脆弱な人間だから、その際には部屋を出て誰かに縋り付くこともやぶさかではない。

自分は結局のところ寂しさを拭い去ってくれる何かを求めているのだろうか? 
ある時期にミセリがそうであったように、もしくは今でも少数の友人がそうであるように、
今腕を濡らしている僅かな静脈血のように、一瞬でも寂しさを忘れられる何かを欲して止まないのだろうか。

それが結論なのだとしたら随分と滑稽な道筋を歩んできてしまったものだ。
面倒な遠回りばかりしてきてしまった。


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