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219 ◆xh7i0CWaMo:2014/10/05(日) 22:43:18 ID:ecWgD/1k0
(-_-)「今度、また友達と飲みに行くんだ……
     いや、まだ僕に彼らを友達と呼ぶ権利があるのかは分からないけれど……
     そこでまた、この前の飲み会と同じような会話が繰り返されるんだよ。

     そろそろあいつらも責任のある仕事をするようになってるから、ますますストレスは増えているだろうし、
     溜め込んだ愚痴も爆発しかけてるんじゃないかな。

     でも最終的に一番気遣われるのはやっぱりこの僕なんだろう。
     そろそろ進退窮まっているからねえ。

     だから死のうとしているというのはすごく真っ当な理由に聞こえるんだけど、
     でも、実際はそういうわけでも無い気がする。
     緩慢に自殺したいわけじゃ無く、衝動的に唾棄されたいんだろう。

     でも、誰にもその違いなんて分からない。
     僕にも分からないよ、結論が出ないんだから。
 
     子どもの頃、死ぬことがすごく怖かった。
     死んでしまったら暗くて寂しい場所に独りぼっちで放り出されるんじゃ無いかと考えてて、
     夜中になるとそれを思って泣いたりもしたよ。

     今だって、泣きはしないけど死ぬのは怖い。けれどああいう時ってどうしようもないんだね。
     多分これからも繰り返されるんだと思う。そしてその度にきっと死ねないんだろう」
 
そしてヒッキーは壁の返答を探した。
出来れば『どうでもいい』以外の返事がよかった。
その時に見つけた、最も相応しいと思われる言葉はこうだった――。

『人生は途中で止められる! 
 環状線を一直線のように錯覚も出来るんだ! 
 しかしそれに気付いたときには、もうすでに人生を何周かしている!』


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