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◆xh7i0CWaMo
:2014/10/01(水) 21:39:45 ID:h2WvNwoE0
( ・∀・)「そうですか。それは困った事態ですナ……。然し、既に調べはついているんですよ。
ここへ伺う前に、予め言質は取れているというワケで……。
ええ、つまり依頼人のご家族、及び貴女のご両親にも事情をお聞きしましてね。
この依頼人と貴女が三ヶ月ほど以前に婚約を結ばれ、
各々のご両親への挨拶も済ませているという事は、既にハッキリしているというわけです」
(*゚ー゚)「そんな、何かの間違いでは……」
( ・∀・)「間違いではない! ……ええ、現に私がここに辿り着いたのがその証拠ではありませんか。
私だって何も闇雲に、シラミつぶしに貴女の苗字の彫られた表札を探して歩いたんじゃあないんですよ。
貴女は一ヶ月ほど前、突如依頼人の前から姿を消した。
以来、彼は貴女を発見しようと這々の態で動き回ったのです。それでも見つかりやしない……
それで彼は、恥を忍び、断腸の思いで私や貴女のご両親に相談を持ちかけたと、そういうワケです。
貴女の居場所はご両親が大体の見当をつけてくれました。
曰く、娘は静かな場所を好み、また所縁のないところを嫌うと……故に、大学生の頃、
下宿していた辺りが怪しいのではないかと……そしてその推測は、見事的中していた」
わたくしはもう一度、目を凝らして写真の人物を眺めました。
ごくごく普通の、何一つ印象的ではない男性の表情……。
それこそ、通りすがりの見知らぬ他人に向けるような感情しか湧いてきません。
こんな男性と知り合いになり、ましてや婚約を結んだ自分がいるなどということは、全く信じられないことでした。
……そして何よりも……こんな言い方は可笑しいかもしれないですけれど……
わたくしには記憶喪失になった憶えが一切ないのです。
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