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110 ◆xh7i0CWaMo:2014/09/30(火) 21:08:31 ID:9BaR2n0c0
彼女はぼくの弁解を聴くと何故か説教でもされているかのようにしゅん、と小さくなってしまった。
ぼくの迷走した言葉を精一杯理解しようとしてくれているからかもしれない。

もしもそうだとしたら、一切を手放しにして喜べる程度には嬉しい話だ。
それはぼくの独占欲を大いに刺戟してくれる。
そしてほんの少し、計画の失敗を晒してよかったという風に思えるのだ。

ミセ*゚ー゚)リ「もう一度きくけど」

と彼女は下を向いたまま低く息を吐くようにして言う。

ミセ*゚ー゚)リ「どうして死のうと思ったの」

( ・∀・)「……何度でも、同じように答えるしかないんだ。ぼくにだってさっぱり分からない。
      ぼくは何の挫折も孤独も感じていないし、むしろ生きていることはとても素晴らしいとも思えるよ。
      それなのに、死ななければならないんだ。死なないと、もうどうしようもない」

ミセ*゚ー゚)リ「こんな理由で……」

彼女は粗雑に遺書を取り上げる。


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