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('A`)略してティン・コのようです
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∬ ∬ ∬ ∬
春巻きがお届けするマーケティング・レンタルコミックスを読むときの注意事項
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
l\ /l<揚げたて!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マーケティングってなんだっけ
・今後めだかボックスばりの人間離れストーリーが展開されます
・マーケティング・レンタルコミックスのレーティングは全年齢対象です。安心して読めるね!!やったね!!
・ケツが鳴って光る程度で済むと思うな
・ビームとか撃ちます(断言)
・Q「いつまでこの話引っ張るんですか?」 A「僕が飽きるまでです」
・Q「なんで春巻き?」 A「美味しいからです」
クレイジーな過去スレラインナップ
('A`)マーケティング・レンタルコミックスのようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1370364641/l50
('A`)マーケティング・レンタルムービーズのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1377454208/l50
('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100
まとめはこちら、グレーゾーンさん
http://boonzone.web.fc2.com/comics.htm
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今日のオマケ
('A`)の家に女の子が泊まりに来たようですが安心してください( ^ω^)もいるしポロリもあるよ
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从´ヮ`从ト「お風呂出来たから順番に入っちゃいなさ〜い」
('A`)「はいよー。ツン先入れよ。俺はブーンと一緒に入るから」
ξ゚⊿゚)ξ「ありがたいけど気持ち悪いわアンタら。ホモかよ」
( ^ω^)「仲良しって言えよ」
ξ゚⊿゚)ξ「度が過ぎてんのよ。じゃあお先戴くけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「わっ、私から取れたツン出汁で…」
ξ*゚⊿゚)ξ「おうどん作らないでよね!!」バタン!!
('A`)「……」
( ^ω^)「……」
('A`)「ツン出汁て」
( ^ω^)「これから暫くうどん食うのに抵抗するようになるじゃねえか……」
ξ゚⊿゚)ξ「艦これやろ」ホカホカ
('A`)「オラァ!!風呂上りの俺の肉体美を喰らえ!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「パンツ穿けよ粗末なもん見えてんぞ」
('A`)「立派」
ξ゚⊿゚)ξ「粗末」
(#'A`)「ご立派!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「お粗末」
('A`)「ブーンあいつ俺の46cm砲をお粗末って」
( ^ω^)「お粗末」
(うA`)「立派だもん…」
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从´ヮ`从ト「お風呂〜」
('A`)「はいよー。ハイン先入れよ。俺はブーンと一緒に入るから」
从 ゚∀从「いや悪いよ。お前らから先に入ってくれよ」
('A`)「お前を俺達の漢汁で汚した湯船に浸からせたくない」
( ^ω^)「臭そう」
从 ゚∀从「別に気にしねえけど……じゃあ、お言葉に甘えるわ」バタン
('A`)「……」
( ^ω^)「ミリ姫やろ」カチカチ
(;'A゚)「どっどどどどうしようカッコつけて先に譲っちまったけどハインが入った風呂に入るってうわああああ死ぬ俺あああああああ!!!!!」
( ^ω^)「うるせえよ……」
(;'A゚)「どうしてお前はそうおちんこついてられるんだよ!!!!」
( ^ω^)「男だろうが女だろうが大体同じ物質で出来てんだから誰が先に入ろうと同じだろうが……ツン出汁みてえなもんだろ……」
(#'A゚)「アレと一緒にすんじゃねえよ!!!!!死ね!!!!!!!」
( ^ω^)「お前が死ね」
(#'A゚)「そもそもなんでハインが俺ん家に泊まりに来てんだよ!!嬉し恥ずかしで俺もう死ぬよ!?」
( ^ω^)「ノリで夜通し映画観ようぜっつって誘ったのお前だお」
(#'A゚)「まさか本当に来るとは思わなかったし向こうの親御さんが許可するとは思ってなかったんだよ!!」
( ^ω^)「自分の信頼度が凄まじいことになってる自覚ねえの?押し倒しても多分抵抗しねえお?」
(;'A゚)「押し倒っ……カッ、カヒュー、カヒュー」
( ^ω^)「ゴメン冗談だって過呼吸になるまで真に受けんなよ…」
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_,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ ミ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ へoノ<ナース鈴谷ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
T | l,_,,/\ ,,/l | |
,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/ >>
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,| ,,∧,,|_/
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
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鈴谷は夏の学生服だろうがーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
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乙
やはりポロリに期待しなくて正解だった
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本編(?)がシリアスすぎるもんだからオマケで発散してきやがったな
乙
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異世界召喚系のラノベは好きじゃねえ
そもそもラノベ自体好みじゃねえってのもあるが、そういった作品は総じて
『ごく普通の高校生が、何らかのチートスキルで活躍する』ってえのが相場だからだ
そんな都合の良い展開が、俺はあまり好きじゃなかった
あと主人公がイケメンで性格良くて鈍感でラッキースケベ属性持っててヒロインを初めとした美少女と無意識にイチャコラボンボンしてるのが兎に角気に食わないってのもあるわめっちゃあるわ原因
じゃあ俺の好みはなんだって?お前、そりゃあ勿論、友情・努力・勝利の王道少年漫画よ
重んじるは女より男の友情。振るうは魔術やスキルの類じゃあなく鍛え上げられた肉体から放たれる鉄拳
作者の魂を乗せたインクで描かれた漢達の熱き戦いに、胸躍らせたもんよ
で、どうして俺がいきなりこんな話をしたのかと言うと―――――
(;'A`)「え、ええー……」
どうも、異世界召喚系のラノベの世界に巻き込まれ……いや、ラノベと言うのは、どうかなー……
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気がつけば、なんか凄い中二チックな魔方陣っぽい所に立ってて
ξ;゚⊿゚)ξ「」パクパク
背後には、ハムスターをアレしてアレした俺の幼馴染によく似ている女
そして目の前には―――――
川(゚∴゚)
ホッケーマスクを被り、手には鉈を持つ面白い格好をした危ない女
(;'A`)「ええー……」
そして肝心の俺はスッポンポンと来た。鍛え上げられた自慢の肉体を、それはもう美しい肉体を無料でお披露目している状態だ
って、ヤダ!!乳首丸見えじゃない!!んもうエッチ!!
俺は咄嗟に両手で乳首を隠す。危ない危ない。危うくR18指定されるところだった
つまりムカデ人間2と同じレーティングにされるとこだった
すると、どこからか怪電波を受信したのか、俺の口は独りでに可笑しなことを口走り始めた
(;'A`)「『バーサーカー』のサーヴァント、召還に応じここに参上」
(;'A`)「問おう、女。貴様が俺のマスターか?」
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ξ;゚⊿゚)ξ
後ろの女も
川(゚∴゚)
前の女も応えない
(;'A`)「……」
(;'A`)「何これ……」
\何これーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!/
これは、俺が巻き込まれた
『聖杯戦争』とかいう、なんかよくわからん戦いの物語だ
【マーケティング・レンタルコミックス】
('A`)マッスルケツ筋サーヴァントのようです
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FGOに影響されてFate本編を始めた所、めっちゃおもろいやんけとなったので衝動的に書きました
『宝具は何になるんだよ?』って聞かれたらもう『ケツ』としか言えません
『それ宝具じゃねえだろ!!!!』っておキレになられましても『いや…ケツはケツだし…何キレてんの…こわ…近寄らんとこ…』としか答えられません。ゴメンね
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ケツはケツだから仕方ないね
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爪゚ー゚)「フハッ!!フハハハハハ!!!!力が、力が漲る!!!!!!」
稲荷の姿は、最早二十代と言って差し支えない若々しさに変貌を遂げていた
皺だらけだった皮膚は張りと瑞々しさが蘇り、華奢だった体は逞しさを増す
爪゚ー゚)「これが『神』か!!今!!私は!!この時を以って!!」
爪゚ー゚)「『支配者』としての力を手に入れたッ!!!!」
『素直クール』の体から立ち上っていた光の柱は、狼煙のように細くなっていき
反比例するかのように、稲荷の体には青白い光が増す
川 - )「」
クール自身にも、燻るような淡い光が残ってはいるが、風前の灯のような儚いモノであった
爪゚ー゚)「この力があれば……ッ!!」
右手をなぎ払う
(//‰ )
青い閃光が横堀の上半身を一瞬にして溶かした
爪゚ー゚)「兵力など不要!!財も、詭弁も、大義ですらも!!この力の前では無意味!!!」
爪゚ー゚)「世ェ界よッ!!!!!跪くが良いッ!!!!この新たなる支配者!!!!」
-
爪゚ー゚)「『勝利の神』、フォックスにッ!!!!!」
.
-
(#'A`)「ッッッルアアアアアアアアアアアア!!!!!」
(#^ω^)「おおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!」
二人の背中に刻まれた『拳の紋章』が、呼応するように一際輝きを放つ
爪゚ー゚)「んー?」
迫り来る二人の漢を前にして、フォックスはつまらなそうな視線を送る
放った拳は、案の定『殻』に防がれ、二人の腕を傷つけた
爪゚ー゚)「ハァー……近頃の若造は学習をしない」
稲荷は、撫でるようにドクオの頬を叩く
(;'A゚)「ギッッッ!!!!!」
それだけで、ドクオの首が千切れ飛びそうな衝撃に見舞われる
返す手で、ブーンの右腕を払いのければ
(; ゚ω゚ )「おおおおおおおおおお!!!!???」
肘が逆方向に折れ曲がり、内側からパクリと皮膚と肉が割れた
-
爪゚ー゚)「貴様らはタダでは殺さん。散々コケにしてくれた礼を、その体にたっぷりと……」
その時、『殻』で小さな爆発が起こる
稲荷がその方向に目をやると、滞空していたヘリから、絶えずマズルフラッシュが光っているのが見えた
鉄板を容易く貫く弾丸が、殻に触れただけで頼りなく砕け散っていた
爪゚ー゚)「ふん……今となってはS.H.I.E.L.D.など蝿も同然よ」
羽虫を叩き潰すかのような気持で、稲荷は手をヘリに差し伸ばす
右手に青い光が徐々に溜まっていき、バチリと紫電が音を立てる
爪゚ー゚)「堕ち―――」
横堀をも溶かしたエネルギーを、ヘリへ向け撃ち放とうとした瞬間
(#゚A゚)「ラァッ!!!!」
(# ゚ω゚ )「だぁおッ!!!!」
またしても、二人による『無駄な抵抗』が始まった
爪#゚ー゚) イラ…
神となり、無限の力を手に入れ、悦に浸っていた稲荷に苛立ちがつのり始める
それは、気持ちの良い眠りを、蚊の羽音で妨げられたような『鬱陶しさ』によるものだった
-
(#'A゚)「さっさと逃げろォッ!!!!!」
ホバリング音や、自らの放つ打撃音に負けないくらい
この建物にいる、友人にも聞こえるくらいの、大きな叫び声を出す
爪#゚ー゚)「くだらん……」
爪#゚Д゚)「くだらんッッッ!!!!!」
この期に及んで
自らが、避けられぬ死を前にして
他者の為に、命を捧げる
爪#゚Д゚)「無駄だ!!無駄無駄!!無駄なことで――――」
その行為が、献身が、稲荷の苛立ちを燃え上がらせる
爪#゚Д゚)「私の邪魔をするんじゃあ無いッ!!!!」
エネルギーを放つことなく霧散させた稲荷は、怒りに従うまま二人の首を締め上げた
爪#゚Д゚)「お前らが時間を稼ごうと!!今更命乞いをしようと!!お前らの友人も家族も!!学校もこの街ですらも!!」
(;'A゚)「……ッ」
(; ω )「オッ……」
爪#゚Д゚)「殺す!!全て殺す!!一つの例外も無く、殺す!!」
爪#゚Д゚)「全ては貴様らの所為だ!!私をッ!!苛立たせた!!貴様らの行い全てのッ!!!!」
-
爪#゚∀゚)「後悔して死ね!!怨まれて死ね!!蔑まれ死ね!!死ね死ね死ね死ね死ね……」
二人の首を掴む指が、徐々にその力を増していく
抵抗をするも、成す術は無い。決死の覚悟をしたからと言って、報われるとは限らない
『ああ、死ぬんだな』
稲荷の狂った笑いを、どこか遠くに感じながら、ドクオはぼんやりと思った
(; A )(これが……『無念』……か……)
稲荷を倒せなかったことでは無く、周りの人間に対しての謝罪の念だった
両親、友人、協力者
そして、愛する女性と
一緒に死ぬ相棒に
何より
(; A )(ニダー……悪い……)
最後まで自身の想いを通したニダーと
( A )(ごめんな……姉御……)
救うことが叶わなかった、クールに対して―――――
-
.
-
その場にいる三人は、気付いていなかった
.
-
素直クールの紋章の中に、ニダーの血が吸い込まれ続けていることに
.
-
―――――
―――
―
『ぴちょん』
顔に落ちた水滴で、目を覚ます
いや、覚ました筈なのだが、どうもここには灯りが無いようで
目を開こうが閉じようが、そこには闇しか広がっていなかった
だが、それにしては妙にくっきりと、自分の姿だけは見える
顔に付いた水滴を拭ってみると、それは血だった
懐かしい
血を見てそんな思いを抱くのは、やはり可笑しな話だろう
それと同時に、たまらなく愛おしく感じた
『ぴちょん、ぴちょん』
血の雫は、また一つ二つと降って来る
私を深い眠りから覚まそうとしているかのように、『ぴちょん』、また一つ
右手を、雫が落ちてくる上へと、伸ばした
『蜘蛛の糸』のように、赤い血が真っ直ぐ、その手へ落ちて来る
まるで、深く谷底に横たわる私を、救い上げるかのように
その血をぐっと握り締めた私は―――――
.
-
最初に異変に気付いたのは、稲荷だった
爪#゚ー゚)「ッ!?」
前触れ無く大きな鼓動がしたかと思えば、体が後方へと『引っ張られた』のだ
(; A )「っゴハッ!!」
(; ω )「っっ!!」
手から離れた二人は、息を吹き返す
そして、彼らもまた異変に気がついた
『赤黒い光』が渦を巻いているのだ
爪;゚ー゚)「なん……だ、あれは……?」
強風に押し出されるような、強い引力を感じる
だが、足元の瓦礫や横堀の残骸を見ても、あれに引っ張られているようには見えない
ただ、『稲荷』だけが、その引力を受けていた
爪;゚ー゚)「ま……まさか……」
稲荷は自分の両手を見て思案する
神の力は確かに宿った。しかし、これは本当に『百パーセント』の力なのだろうか
もしも、もしも全て引き出せてないとしたら、残りの力はどこへ行ったのか
それが、『素直クール』の体に残っていたとしたら―――――
-
♪Turmion Kätilöt- Rehtori
ttps://www.youtube.com/watch?v=zT5A-LC7ppA
.
-
アツイ展開
しえん
-
「やれやれ、だ」
渦の中心に人影が映る
「私を救う程度のことに、これだけの手間を取るとはな……」
(;'A゚)「……」
(;^ω゚ )「……」
ドクオとブーンにとってそれは、とても懐かしい声だった
高圧的で、冷酷。だが、この世の何よりも頼れる女性の、力強い声
「だが、まぁ……信じてはいたぞ」
光の渦が、一気に払われる
そこには
-
川 ゚ -゚)「私を呼び覚ますのは、お前達以外にないとな」
稲荷の光とは対照的な、赤黒い光を纏い
彼らにとっての『勝利の女神』が、いつものような毅然な態度で立ち上がっていた
-
きたぁぁぁぁぁぁ!!!
-
デタァァァァアアアアアアア!!!
-
今日はここまで
んーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!ここまで来るのに長かったーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!二年近く費やしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最近、ミリ姫大戦にハマっています
めっちゃシコリティ高いので、是非プレイしてみてください
僕のお気に入りはシモンズとマルティンとジューコフです
いや一回【ミリ姫 マルティン】でググって見てくださいよ。性癖の百貨店みたいな子が出てきますから
マルティンだけでググってもドイツの競輪選手しか出てきませんのでちゃんとミリ姫って付けてくださいね
でも競輪選手の脚の筋肉って最高ですよね。もう無駄という字の入る隙の無いくらいの美しさだと思いませんか?
-
酷い、BGMで無駄に上がったこのテンションをどうしてくれる。ミリ姫のかんくろうニキいいよね
-
乙!熱い展開だった!
しかし若返ったのに「じぃ」とはこれいかに
-
川 ゚ -゚)「……」
手に纏う赤いオーラを、ひらりと弄ぶ
体に刻まれた円の紋章の中では、ニダーの血が渦を巻いていた
爪;゚ー゚)「……」
口を開こうとした稲荷だが
川 ゚ -゚)「お前か?」
クールがそれを遮った
視線の先には
<ヽ ∀ >
ニダーの、変わり果てた姿
川 ゚ -゚)「お前か?」
クールはもう一度、稲荷へと問う
声色は無機質で、何の感情も込められていないように聞こえる
少なくとも、クールをよく知らぬ稲荷にとってはそう聞こえていた
(;'A`)
(;^ω^)
だが二人にとっては、バカをやってはクールに何度も諌められた二人にとっては
その声に孕む、無色な『怒気』が、身に突き刺さるように感じ取れた
-
(;'A`)「姉御、ニダーは……」
川 ゚ -゚)「お前か?」
ドクオを無視し、三度問いただす
爪;゚ー゚)「……だったら、なんだ?」
クールがどういう人間かは、勿論調査済みだ
冷静なように見えて、その実は激情家。友情を重んじる性格と
しかし、そのように聞いていた女が、ニダーの死を前にして
川 ゚ -゚)「……」
『眉一つ動かさない』
神に選ばれた女だ。只者である筈が無い
しかし、それでも、彼女はまだ子供だ。女子高生だ
爪;゚ー゚)「だったら……」
だからこそ、不気味だった
キリストの像や、仏の像に、『悔い改めよ』と無言の圧を掛けられている様であった
それを意識した瞬間、稲荷は憤怒した
爪#゚ー゚)「どうした小娘ェッ!!!!!」
何故、神である自分が圧されているのかと
-
キター!!
-
稲荷の周りに、無数の光の球体が浮かぶ
球体は粘土のようにぐにゃりと形を変え、『プロペラ機』へと変体する
爪#゚ー゚)「『神風』ッ!!」
エンジン音の如き唸りを上げて、特攻機がクールへ向い発射された
川 ゚ -゚)「……」
(;^ω^)「姉御!!」
クールは避けることも、防ぐこともしなかった
間も無く、プロペラ機はクールに到達、着弾
青白い爆炎が広がり、爆発音がフロアに響き渡る
窓ガラスは全て粉々に吹き飛び、横堀の残骸が溶けて消えた
爪#゚ー゚)「……」
爪#゚ー゚)「やはりか」
川 - )「……」
ドクオが受けた何倍ものエネルギーを受けたクールだが
数歩後方によろめき、肌を焦がす程度にダメージが納まっている
額からは、血が一筋流れ出て、顎を伝い床に痕を残す
爪#゚ー゚)「忌々しい。搾りカス如きが……私と同じ『世界』に立つか」
クールも『勝利の女神』の力を継承している証明となる
爪#゚ー゚)「だが!!」
しかし、稲荷は手ごたえを感じていた
攻撃を防ぐ『殻』が無い。それだけで大きなアドバンテージとなる
-
爪#゚ー゚)「所詮カスはカスのようだ。そこにいる『お友達』と、さして変わりはない」
爪#゚ー゚)「そのまま眠っていればいいものを……いいや、貴様を責めはせん。取りこぼした私のミスだ」
川 ゚ -゚)「……」
爪#゚ー゚)「だが、このまま放っておくのも後味が悪い……半殺しにした後、貴様の中に残った神の力を……?」
稲荷は、目の前の風景に違和感を覚え言葉を詰まらせた
クールの足下にある
<ヽ ∀ >
ニダーの体が、『少しも動いていない』ことに
クールの傍に横たわりながら、爆炎の影響を受けていない。何故か
その疑問は、よく目を凝らすと解決した
『赤黒い殻』が、ニダーを守るように覆いかぶさっているのだ
爪;゚ー゚)「バカな……!!」
先ほどまでの優位性が、消えていくのを感じる
自分を守る為の盾を、死体に使うクールの心境が稲荷には理解出来なかった
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クールは、その殻を見て始めて
川 ゚ー゚)「フッ……」
僅かに感情を見せ、そして
:川 ー ):「クッ……ククク……」
口元に手を添え、腹に腕を回し
川 ^∀^)「ハハハハハ!!!!ハハハハハハ!!!!」
これまで見せたことの無い、大きな笑い声を上げた
爪;゚ー゚)「何が可笑しい……ッ!!」
怒りと困惑を含んだ稲荷の怒鳴り声に、クールは目元に浮かんだ涙を指で拭いながら応える
川 ゚∀^)「ハー、ハー!!滑稽なのさ!!馬鹿馬鹿しいのさ!!」
川 ゚∀^)「私のジジイと肩を並べて、戦争を生き抜いた老人が!!」
川 ゚∀^)「殻に閉じこもって!!鼻くそみたいな攻撃を飛ばす!!」
:爪# ー ):「ッ……」
川 ゚∀^)「私の何倍も生きて!!喧嘩の仕方を知らないとは!!ハハッ、ハハハハハ!!」
川 ゚∀^)「可笑しくて可笑しくて、笑い死にしてしまいそうだ!!これが狙いなら、大したものだなご老体!!神より道化がお似合いだ!!」
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:爪#゚゚Д゚゚):「黙あああああああああああああああああああああれええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」
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怒りのままに跳躍し、満月の夜空へと浮上する
プロペラ機の何倍もの光の球体が現れ、蠢き、形を変える
川 ゚∀゚)「ハー、ハー……おい、バカ二人」
ようやく笑い終えたクールは
稲荷を目で追いながら、ボロボロのドクオとブーンに声を掛けた
(;'A`)「おっ、おう!!」
(;^ω^)「なんだお!!」
川 ゚∀゚)「私が帰ってきた『程度』で、腹の虫が収まるか?」
(;'A`)「…」
(;^ω^)「…」
乱暴な口調だ。自信に満ちた横顔だ。悪魔のような笑みだ
この場において、これほど恐ろしく、これだけ頼れる女は他にいない
二人の心に、また火が燃え上がる
死に向う絶望戦ではなく
生き残り、再び日常を勝ち取るための希望の戦
風向きが、変ったのだ
('∀`)「んなわけッ!!」
( ^ω^)「ねえおッ!!」
二人もまた笑い、夜空を見上げた
川 ゚ー゚)「フフン、よろしい。それでは……」
-
川 ゚ -゚)「取り戻そうか。何もかも」
♪BOOM BOOM SATELLITES ‐ KICK IT OUT
ttps://www.youtube.com/watch?v=n47GE9Ycqvg
-
番外編はここまでです
今日のオマケあります。やったね!!喜べ!!涎垂らせ!!
嘘予告で書いた『('A`)マッスルケツ筋サーヴァント』の、ワンシーンとドクオのステータスをご覧ください。どうぞ
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('A`)「つまり……その、あれか。聖杯とか言う既に集まったドラゴンボールみてえなアイテムを手に入れるために、七人の魔術師(笑)が殺しあうのか」
ξ゚⊿゚)ξ「わかりやすく言うとそうね。あと魔術師バカにしただろお前コラ筋肉コラ」
('A`)「してねえよ自意識過剰かよこれだからまな板は。で、アンタはどんな願い事があってこの戦いに参加したんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
('A`)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「別に何も?」
('A`)「は?」
ξ゚⊿゚)ξ「私の目的は戦いに勝つことであって、願い云々は眼中に無いから」
('A`)「は?」
(;'A`)「は?そんな……お前、そんな……ええ?」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ、文句ある?」
(#'A`)「あるに決まってんだろバーカ!!!!!!!!!」
(#'A`)「こちとら意味不明な世界に呼び出されて強制的に殺し合いに参加させられてんのにその理由が『戦いに勝つためでーすwwww』とかやりがいもクソもねえよ!!!!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ハァ!?そもそもサーヴァントは聖杯戦争に参加すること自体が目的なんだから手放しで喜んで協力しなさいよ!!!!!」
(#'A`)「サーヴァントじゃねえっつってんだろ!!!!!!どこからどうみても普通の男子高校生だろうが!!!!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「普通の男子高校生が格闘だけでアサシン撃退できるかってんのよバーカ!!!!!」
(#'A`)「うるせーバーカ!!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「バーカ!!!!!」
(#'A`)「バー……まな板!!!!!!!」
(メ)A`)「やっぱ女ってクソだわ」
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(´^ω^`)「トリックオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」ガッシャアアアアアン!!!!!
(;'A`)「!?」
奇怪な叫び声を上げながら窓ガラスをブチ破り突入してきたそいつは、間違いなく変態だった
全裸にマント一枚という出で立ち。体つきはダルダルの中年親父。そして次に出てきたセリフで確信する
(´^ω^`)「お尻を差し出せーーーーーーーーーーー!!!!!!さもないと悪戯するぞーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
コイツに尻向けて戦ったら一発でヤられる奴だと
(´^ω^`)「我はセイバー!!!!!いきつけはゲイバー!!!!!剣は股間の性バー!!!!!!」
(´^ω^`)「突き立てるぜお前に肉バーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
(;'A`)「うわあ微妙に韻踏んでるのがクッソ腹立つ」
ξ;゚⊿゚)ξ「こんな堂々と踏み込んでくる変態はじめt……二人目だわ!!」
('A`)「おいなんでこっちを見る。俺は不可抗力だからな?つーか呼び出したのお前だからな?」
(´^ω^`)「余所見してると危ないぜーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
-
セイバーと名乗る変態は、勃起したチンコを振り回しながら襲い掛かってきた
(;'A`)「クッ!!」
ξ;゚⊿゚)ξそ「キャッ!?」
速い。咄嗟にツンを抱え転がるように回避する
(´^ω^`)「ッシャーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
チンコは、俺らの後ろにあった柱時計を両断
それだけじゃなく、壁すらも切り裂き、隣の部屋の家具にまでその影響が及んだ
ξ;゚⊿゚)ξ「め、滅茶苦茶よ!!」
(;'A`)「同意だね!!とにかく、外に出るぞ!!」
玄関から出てちゃ、チンコでお陀仏だ
そんな殺され方、死んでも死にきれねえ
ちょいとお行儀は悪いが……
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ、ちょっ…アンタ!!」
(#'A`)「黙って顔を守りな!!怪我したくなけりゃあよおおおおおお!!!!!」
ツンを抱えたまま、窓ガラスをブチ破り外へと飛び出した
-
(#'A`)「オラァ!!!」バァン!!!
(;´^ω^`)そ「眩しっ!?」
最後っ屁にケツ閃光を食らわしてやり、そのままダッシュで逃げる
(´^ω^`)「ぬぅん!!逃がさん!!!!!お尻を寄越せ!!!!!」
(´^ω^`)「トリックオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」ガッシャアアアアアアン!!!!!
(;'A`)「何だよその叫び声よぉ!!!!!」
ヤベエ恐い、変態に追われるのって思いのほか恐い
(;'A`)「おいツン!!策はねえのかよ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「策!?あることにはあるけど、アンタ戦わないんじゃなかったの!?」
(;'A`)「襲撃はしねえよ!!だが防衛はする!!つーかこれ殺らなきゃヤられちまう!!」
(;'A`)「俺はマッチョには人一倍の自信はあるが、魔術とやらにはからきしだ!!勝つにはお前のサポートが不可欠!!」
ξ゚⊿゚)ξ「バーサーカー……」
(;'A`)「認めたくねえが、この世界じゃお前が相棒だ!!!!俺が勝てるように操り、導け!!」
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AA:('A`)
クラス:バーサーカー
マスター:遠坂ツン
真名:欝田ドクオ
出典:?
地域:日本
属性:混沌・善
性別:男性
パラメーター
筋力 ☆☆☆☆☆ マッチョ
耐久 ■■■■□ 割とタフ
敏捷 ■■■□□ それなりに速い
魔力 □□□□□ 無い
幸運 ■□□□□ こんなよくわからん事態に巻き込まれてる時点で察せよ
宝具 宝具って何?TENGA?
クラススキル
狂化:E
正規のサーヴァントでは無いため、本来の用途とは全く異なる
パラメーターは一切上がらず、某B級ホラー映画の話を延々と語り続ける。その時の目がヤバい
勿論、令呪の消費とかも無い。良かったねツンちゃん
保有スキル
戦闘続行:C
致命傷を受けない限り戦闘可能。筋肉こそ無敵の鎧
勇猛:A
格闘ダメージの向上
敵が強ければ強いほど燃えるマッチョ故の性分
漢前体操:B
瞬発的なパラメーター向上
『必勝』を目的に独自に編み出した格闘技術
-
宝具
尻(ケツ)
ランク:―
種別:―
レンジ:―
最大捕捉:1人
音が鳴ったり光ったり爆発したりするとにかく賑やかな愛されボディ系ケツ。ケツを格闘に組み込んで戦うのがナウいトレンド
本来ならば宝具扱いにはならないのだが、かなりトチ狂ったイレギュラーにより召還されてしまった為、聖杯によって宝具と同等の価値を付与されてしまった
故に、ランクや種別等を持たず、魔術による攻撃は行えない
そもそも本人に魔力は一切無いため、戦闘は全て肉弾にのみ限定される
しかしながら、格闘戦に置いてその能力は絶大で、スタン効果や瞬発力の発揮に加え、ケツで挟むなどと言った単純破壊力には優れている
魔術なんていらんかったんや!!筋力があれば大抵のことは何とかなるんや!!
-
オマケ終わりです
まぁ、アレです。Fateの名前を借りた自作品クロスオーバーです
セイバー役でご察しの通り、真面目にやる気はありません
チンコとケツ飛び交うFate見たい?僕は見たくないです
-
乙!
-
僕は見たいです(半ギレ)
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乙!番外で笑っちまったわww
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僕も見たいです(全ギレ)
憎いあん畜生にブチ込む攻めのオナホも見たいです
-
爪#゚゚Д゚゚)「『桜花』ッ!!!!」
スクリューを抜いた魚雷に、翼を付けた形状
特攻兵器を模したエネルギー体が、一斉に降り注ぐ
川 ゚ -゚)「悪趣味だな……」
そう呟き、クールは右手に赤いエネルギーを集中させる
現れたのは、500円玉大の『コイン』だった
それを、ピンと親指で弾く
回転をしながら舞い上がったコインは、真っ先に落ちてきた『桜花』に触れると
川 ゚ -゚)「広がれ」
波紋のように広がり、稲荷が放ったエネルギー体をまとめて吸収した
爪#゚゚Д゚゚)「猪口才なッ!!」
稲荷は構わず、断続的に『桜花』を放つ
赤い波紋は三人を守り続けているが、端の方から徐々にその色を失っていく
(;'A`)「姉御!!」
川 ゚ -゚)「慌てるな」
それも全て見越しているかのように、クールは余裕を見せた
川 ゚ -゚)「熱い相手は……」
再びコインを生成する。枚数は三枚に増えた
川 ゚ -゚)「『クール』に対処しないとな」
-
その三枚を重ね、弾く
上へと昇る軌跡をカメラで写したかのように、三枚それぞれが順序良く宙を舞う
川 ゚ -゚)「1」
人差し指を立てる
一枚目が波紋に到達すると色を増し、青いエネルギー体を吸収せず『跳ね返した』
爪#゚゚Д゚゚)そ「ッ!?」
下へ放った筈の『桜花』が反射するのを見て、思わず稲荷は面食らう
殺す気で放った攻撃だ。当たれば死ぬことは無いにせよ、多少手こずることになる
エネルギーを『殻』へと回し、更に防御を磐石のモノにする
跳ね返った『桜花』の中に、『二枚目のコイン』が混ざっていることも知らずに
川 ゚ -゚)「2」
続けて中指を立てる
『桜花』に雑ざり上昇するコインが、閃光を放つ
その赤い火種が、青いエネルギー体を誘爆し、夜空に花のような絵を描いた
爪#゚゚Д゚゚)「ぐおっ!?」
『殻』に守られていながらも、爆発の衝撃と轟音は稲荷の体を大きく揺らす
大きな反撃に、稲荷は自分の咄嗟の判断が間違っていなかったことに安堵の息を漏らした
『勝利の神』となった自分を殺せるのは、同じ『勝利の神』である自分の力以外に無いのだ
-
クールに残された力も、当然ながら同種のモノである
しかし、吸収した割合は自分の方が遥かに多いと確信していた
『勝利』対『勝利』。矛盾の生じるこの戦い
殺しあっているのだ。『ドロー』などといった安っぽい判定などありえない
なら、勝負を分かつのは当然『神としての力量』
その差は小細工如きでは覆せない
爪#゚゚Д゚゚)「相手が悪かったな……ッ!!」
今度は、跳ね返せないほどの攻撃を――――
両腕に意識を集中する
そして
爪#゚゚Д゚゚)
視界に、『三枚目のコイン』を捉えた
爪;゚゚Д゚゚)そ「ッ!?」
そのコインは、爆発することなく高く、高く舞い上がる
-
川 ー )「3」
ニヤリと笑い、薬指を立てた
コインは一瞬にして膨張。ある物に姿を変える
爪#;゚゚Д゚゚)「」
月光を遮る、巨大な『それ』は
川 ∀ )「『ロード』……」
稲荷に『回避』する暇も与えず
川 ゚∀゚)「『ローラーだッ!!』」
頭上へと落下した
-
爪#;゚゚Д゚゚)そ「うおおおおおおおおおおおお!!!!????」
轟と音を立て、鉄輪を模したエネルギーの塊が迫る
咄嗟に形の為していない球体を数発放つが、呆気なくかき消される
川 ゚ー゚)「ブッ潰れろ」
巨塊が、殻に接触する
二つのエネルギーが激しくぶつかり合い、紫色の火花を散らした
爪#;゚゚Д゚゚)(『重いッ!!』)
無敵を誇っていた、神のシェルターが軋みを上げた
回避も破壊も適わず、全神経を防御へと集中させることしか出来ない
ロードローラーは、形を削りながらも少しずつ、稲荷を地へと押し込んでいく
爪#;゚゚Д゚゚)「ぐ……ぐっ、これ、しきぃ……!!」
支えきれないと判断した稲荷は、両手でローラーを押さえ込む
高熱が殻越しに稲荷の手を焼き、青白いオーラに陰が混ざる
川 ゚ -゚)「お取り込み中、申し訳ないが」
クールの呼び声の後に、『金属を弾く音』
稲荷の背筋が凍りついた
川 ゚ー゚)「追加の」
首を傾け、下を覗く
ロードローラーとはまた別の車両が
川 ゚∀゚)「『タンクローリー』だ」
立ち昇る龍の如く、迫ってきていた
-
爪#;゚゚Д゚゚)「素直オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
『殻』の下部にタンクローリーが衝突し、振動を与える
上下からの巨大なエネルギー体に挟まれ、内部には蒸気のような熱が籠った
『パキ』
爪#;゚゚Д゚゚)「ッ!?」
陶器の欠片を踏んだような音に、心臓が跳ね上がる
ロードローラーの接触部に僅かな皹が入っていた
その皹は、下からの押し上げによって、徐々に広がっていく
爪#;゚゚Д゚゚)「ん、ぎ、ぎぎぎぎぎいいいいいいい!!!!!」
殻は自己修復を行うが、皹が広がる速度が勝っていた
川 ゚∀゚)「もう一つオマケだ」
タンク部が風船のように破裂し、中から幾千本の『ナイフ』が飛び出す
蜂のように飛び回る刃物たちは、鋭い切っ先を向けて全方位を囲う
爪#;゚゚Д゚゚)「あ……」
川 ゚∀゚)「貴様はチェスや将棋で言う……」
クールは手の平を夜空へ掲げる
爪#;゚゚Д゚゚)「待ッ……!!」
川 ゚∀゚)「『詰み』(チェック・メイト)にはまったのだ」
-
グッと握り締めたのを合図に
稲荷を中心とし、一つに集まるかのように射出された
爪#;゚゚Д゚゚)「ッ!!」
ナイフは殻に衝突するたびに、小さく、それでいて力強く弾け散る
前後左右からの断続的な衝撃と揺さぶりによって、殻は徐々に脆くなっていく
爪#;゚゚Д゚゚)「小娘ッ……如きにいいいいいいいいいいい!!!!!!」
殻の欠片が一つ、稲荷の顔へ落ちたのを皮切りに
立体パズルを崩すかのように、崩壊し始めた
爪#;゚゚Д゚゚)「おがああああああああああああああああああ!!!!!??????」
顔面に、ロードローラーの鉄塊が
背中からは、タンクローリーのフロントが
二つのエネルギー体が、稲荷の体を挟み込み固定する
川 ゚∀゚)「……」
握り締めた手を、再び開くと
上空のエネルギーが光を放ち始め―――――
川 ゚∀゚)「『BOMD!!』」
真っ赤な満月のような爆発に包まれた
-
(;'A`)「すっ……げえ……」
まさに圧倒、まさに圧勝
(;^ω^)「つーか死んだだろこれ……」
哀れみすら感じさせるほどの、『暴力』
端から見ていた二人は、ただポカンと口を開けて空を仰ぐ
川 ゚ -゚)「いや」
それでもクールは、一切の油断を見せず上空をにらめつけていた
川 ゚ -゚)「この程度で終わられては、『面白くない』」
稲荷を焼き尽くしたエネルギーが、徐々に霧散していく
その中心には、人影
爪メ◎皿゚)「……」
皮膚は黒く焼け焦げ、左腕と右脚が消し飛び、右目の水分が蒸発し
唇が無くなり歯をむき出しにしている稲荷
大ダメージを与えたことには変わりない。だが
爪メ゚皿゚)「『盾』が……無くなったから、なんだ?」
風船を膨らますかのように、右目の回復が始まり
消し飛んだ腕と脚はすぐさま再生される
-
爪メ゚ー゚)「まだ私には、この回復能力と、無限大のエネルギーがある」
爪゚ー゚)「貴様には、無いようだなぁ……?素直クール」
川 ゚ -゚)「……」
クールは答えないが、額の傷と火傷が治っていないことが、回復能力が無い証明になる
だったら、じわりじわりと痛めつけながら殺してしまえば良い
此方はどんな致命傷を受けても治ってしまうのだ。持久戦なら分がある
爪゚ー゚)「少し驚いたが、私を殺すには到らなかったようだ。うう〜ん、残念。お嬢ちゃん」
爪゚ー゚)「さて、それではお返しと、お、お?」
稲荷が攻勢に移ろうとした瞬間、体のバランスが崩れるのを感じた
左側が、下に引っ張られているような
川 ゚ -゚)「回復能力が無いから、なんだ?」
そして気付く。クールの手にある、『紐状のエネルギー』が
自身の『左足』に、結び付けられていることに
川 ゚ -゚)「そんなもの無くとも、貴様は殺せる」
爪;゚ー゚)「チィッ!!」
稲荷は刃状のエネルギーを飛ばし切断を図るが
グイと引っ張られまたバランスを崩し、刃はあらぬ方向へと飛んでいった
-
うわぁくーるのあねごつよい
-
川 ゚ -゚)「回復能力があるから、なんだ?」
クールは紐を引っ張り続け、稲荷を下へ下へと引きずり込む
川 ゚ -゚)「そんなものがあろうとも、死ぬまで貴様を殴り続ければ良い」
床を一歩、踏みしめると
そこから蛇のように無数の紐が現れ、勢いよく伸びていき
爪;゚ー゚)「ググッ!?」
両手両足、そして首を縛り上げた
川 ゚ -゚)「いつまで私を見下しているつもりだ。腹立たしい」
川 ゚ -゚)「喧嘩と言うのは、同じ土俵で……」
両腕に、力を込める
川#゚ -゚)「殴りあうモノだろうがッ!!」
そのまま一気に、上空の稲荷を自身が立つフロアへと、引きずり込んだ
-
今日はここまで
今一番ホットなエロゲー『TeachingFeeling 奴隷との生活』を買いました
シルヴィちゃん(天使)に『ハイター博士』と呼ばせようとしましたが、あまりにもかわいそうなのでやめときました
おセックスするドスケベデータと絶対に手を出さない漢データとで分けて楽しんでいます。シコります
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盛り上がってきたなー。乙乙
-
唐突なマーケティング要素
-
挿入あえばクーはジョジョ大好きだったな
-
そういえばだ
なんだこの変換は
-
ボムはBOMBだムカデェ!
-
ムカデもさすがにシルヴィちゃんには優しかった
-
爪;゚Д゚)「おおおおおおおおおお!!!???」
四肢を束縛された稲荷は、成す術も無く建物内へと落下する
せめてもの抵抗として、エネルギー弾を放とうとするが
爪;゚Д゚)「!?」
赤黒い紐状のエネルギーと相殺され、煙のように消えていく
爪;゚Д゚)(せめて受身をッ!)
しかし、その判断も無意味だと気付いた
(#'A`)
(#^ω^)
落下位置では、拳を握り締め待ち構える二人の若獅子の姿
怒りに燃える表情が、急速に迫る
(#'A`)「歯 ァ 食 い し ば れ ェ エ エ エ エ エ エ エ エ ! ! ! ! ! ! ! 」
(#^ω^)「ク ソ 野 郎 オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ! ! ! ! ! 」
爪;゚Д゚)「待っ……」
一瞬の懇願は、聞き入れられることなく打ち抜かれる
その顔面に、今まで『殻』によって防がれていた鉄拳が、ようやく牙を剥いた
爪; Д )∴「ゴ…」
歯が砕け、鼻骨がぐしゃりと潰れる
頬骨は陥没し、両目玉が圧迫され飛び出そうになった
『痛い』
エネルギー弾による攻撃とは違う、『生の痛み』が全神経を駆け抜ける
-
(#'A`)「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
(#^ω^)「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
雄叫びと共に、更に拳を押し込み殴りぬける
爪; Д )∴「パァッ!!」
稲荷はまたも落下するかのように、真横へと吹き飛んだ
爪; Д )「ッッッ!!!!」
途切れそうになる意識をなんとか繋ぎとめたが、頭を貫いたダメージは深刻だった
半分飛び出した目玉が見る視界は左右を往復し、思考を定めることが出来ない
爪; Д )(早……切り……反撃……ッ!?)
かなりの速度で飛ばされていた稲荷の体が、ブレーキを踏んだかのように減速し、空中で止まる
縛られている手足首が、ギリリと音を立て、その後
張ったゴムが、縮んでいくかのように、稲荷の体を『オーカ』へと引き戻す
爪; Д )「すな……」
川 ゚ー゚)「まさか、一撃で終わるとでも思ってたのか?」
五本の紐を片手で掴み、クイと引き寄せながらクールは冷笑を浮かべた
彼女の前には、腰を落とし攻撃の構えを取るドクオとブーン
爪; Д )「あ……」
-
(#'A゚)(#^ω゚ )「「もいっぱああああああああああああああああああああああああああああああああつッ!!!!!」」
爪; Д )∴「ごるぱあああああああああああああああ!!!!????」
再び鉄拳が炸裂し、体中の骨が砕ける
稲荷の体はまたもや外へと投げ出され、引き戻される
その度に
(#'A゚)「ルオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
二人の漢による
(#^ω゚ )「だおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
波状攻撃に見舞われた
爪;メ Д )(バカな……私は……勝利の……神……)
押し出しと引き戻しのペースは上がっていく
回復も反撃も許さない、容赦ない拳の嵐が稲荷の肉体と意識を穿ち続ける
爪;メ Д )(勝利は…約束され………こんな……クソカス共に……)
攻撃を受ける度、青白いオーラにノイズが入り、光力を失っていく
相反し、クールの持つ赤黒いオーラは、燃え上がるような光を放つ
川 ゚ -゚)「トドメだ」
紐をグイと引き切ったクールが、二人の間を抜け一歩前に出た
-
爪メ Д )「こんな……」
全てが順調に進み、神の力を手に入れ、世界を掌握する矢先
その第一歩が、『素直クール』により破綻まで追い込まれている
爪メ Д )「こんな……」
己に対するプライドが
長年積み上げた野望が
若造に弄ばれる屈辱が
爪#メ Д )「こんなッ!!!!!」
稲荷に、敗北を許さなかった
爪#メ゚゚Д゚゚)「こ ん な 結 末 認 め る か ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! ! 」
消えかけていた青白いエネルギーが、背中から噴出する
もやのように空気中に広がったそれは、『オーカ』すらも凌駕する大きさの
『大戦艦大和』へと、姿を変えた
爪#メ゚゚Д゚゚)「『一億総特攻』ッッッ!!!!!!!」
最後に放つ、玉砕覚悟の攻撃
桜紋を掲げた巨大な艦首が、何もかもを押し潰さんと迫り来る
-
クールは一歩も怯むことなく対峙した
川 - )「……お前の敗因はたった一つ」
目を瞑り、右拳を握り締める
これだけ巨大ならば、狙いを定める必要は無い
クールは、今の稲荷に対して疑問を持っていた
何故、そんなに激怒しているのか
川 - )「たった一つの……ッ」
ただ、自身の計画が破綻しただけで
ただ、邪魔が入っただけで
ただ、ボコボコに殴られただけで
何をそんなに怒る必要がある?
川# - )「シンプルな答えだ……」
声が震えた
今まで押し殺してきた感情が、心の奥底を通じ、拳に伝わる
脳裏には、一人の男の姿
<ヽ ∀ >
稲荷の悪意に弄ばれた、『漢』の姿
-
貴様の粗末な『怒り』など、到底及ばないほど
私は、怒るに値する陵辱を受けたというのに
.
-
川#゚Д゚)「無 駄 ァ ッ ! ! ! ! ! ! 」
.
-
艦首に放つ拳一閃
紋章から船尾まで、一筋の赤い光線が奔り、稲荷を貫いた
爪#;メ Д )∴
大和の形をしたエネルギーは、経年劣化した粘度細工のように、ひび割れながら崩壊する
爪#;メ Д )「ク……ソ…カ……ス…が……」
稲荷もまた、力なく地へと落下していき
バンジージャンプを終えた後のように、赤い紐に支えられたまま、宙ぶらりんになった
その紐を通じ、稲荷の体から『勝利の神』の力が吸い上げられていく
爪メ Ж )
若々しい姿は、再び急速に老い始め
枯れ木のようにやせ細った老人へと戻った
川 ゚ -゚)「……」
抜け出たエネルギーは、蛍の如く光を放ちながらクールの体へと吸い込まれていく
その幻想的な風景を見ながら、彼女は
川 ゚ -゚)「『てめーは私を怒らせた』」
決め台詞を言い放った
-
今日はここまで
痛恨のスペルミスで馬鹿が露見したり、普段から女の子苛めてるみたいな言われようされてますが、僕は元気です。女の子には優しいです。男にはもっと優しいです
ちゃんと現行も書きますんで、多少の道草も大目に見てください
明日から艦これ秋イベですね!!資材貯まってますか!!
僕はめんどくさくて装備改修も艦載機熟練度も上げてません!!!でも青葉がいるんでなんとかなると思います!!!!!
-
おっつおっつ、姉御かっけえ
中規模だし大丈夫やろ(低難易度とは言ってない)
-
乙やで、流石クール姉御
-
やっぱムカデの書くバトルシーンはいちいちキャラがカッコいいな
乙!次回も楽しみにしてる
-
乙乙
-
ムカデは艦これイベントで今頃い○○育ててない現象に悩まされてそう
-
―――――
―――
―
敵は討ち、素直クールは戻った
目的は果たした
( A )「……」
( うω;)「……」
それでも、彼らに笑顔は無い
<ヽ ∀ >
代償は、大きかった
余りにも、大き過ぎた
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「馬鹿だな……こいつは……」
クールは横たわるニダーの頭を膝元に乗せ、額を撫でた
先ほどまでの赤黒いオーラは、群青へと変っていた
( A )「そんな事……言わねえでくれよ……」
ニダーと拳を交わしたドクオは、悲しみと後悔と、それよりも深い『ニダーへの尊敬』を抱いていた
友を殺そうとしてまでクール救いたいと願った想いと、自身が死んでも彼女を守りたかった想い
彼は、最初から最後まで、自分の『漢』を突き通した
( A )「かっこよかったんだぜ……最後まで……」
( A )「褒めてやってくれよ……最高の漢だったって……」
-
ドクオの言葉を、クールは
川 ゚ -゚)「フン」
『鼻で笑った』
( A )「……」
( A )「なぁ……なんでアンタ、そんなに落ち着いてられるんだよ……」
きつく握り締めた拳から、血が流れた
彼女のその行為が、ニダーを侮辱したかのように思えて
( A )「死んだんだぞ……ニダーが……ッ」
( A )「アンタを庇って……ッ」
川 ゚ -゚)「……ああ」
(# A )「『ああ』じゃあねえだろッ!!!!」
冷淡な返事に、血が昇ったドクオは掴みかかろうとする
( ;ω;)「ドクオッ!!」
それを、ブーンが羽交い絞めにして止めた
川 ゚ -゚)「……」
(# A )「フーッ、フーッ……」
-
川 ゚ -゚)「これは推測だが」
いつも通りのクレバーな口調で、二人に語りかける
川 ゚ -゚)「神の力が『槍』を経由したのが幸いしたのだと思う」
( A )「は……?」
川 ゚ -゚)「私の中から奪われた勝利の神の力は、一度槍に伝わり稲荷へと継承された」
川 ゚ -゚)「しかし、奴にとって誤算が二つほどあった。一つ目は」
呆ける二人を余所に、クールは人差し指を立てる
川 ゚ -゚)「本来の持ち主である『勝利の神』が、力の持ち出しを拒んだこと。これにより、四分の一ほどが私の中に残った」
川 ゚ -゚)「もっと賢く、誠意を以って『騙せば』、全て持って行けたのかも知れないな。まぁ、老害の傲慢さでは到底無理な話か」
川 ゚ -゚)「しかし、大部分は奴の手に渡った。そこで二つ目の誤算だ」
中指を立てる
川 ゚ -゚)「私の中から、『勝利の女神』の人格が抜けた。よって、長い眠りから覚めることが出来た」
川 ゚ -゚)「神の力を四分の一残した、私をな」
( A )「っ、今はそんな話」
川 ゚ -゚)「いいから、聞くんだ。ここからが重要だ」
-
川 ゚ -゚)「神の力は大きく分けて二種類。『神通力による攻撃』と、『殻による守りと超回復』だ」
川 ゚ -゚)「稲荷はその二つを使いこなしてたが、私はどうだ?」
クールはたった一撃だが、稲荷の攻撃を受けた
( うω^)「……治ってないお」
ドクオやブーンですら回復が終わっていると言うのに、クールは今だ薄らと血を流している
そもそも、稲荷が見せた『殻』を、彼女は最初から纏ってはいなかった
川 ゚ -゚)「恐らく、稲荷が奪えたのは四分の二…つまり半分だけだったのだろう」
川 ゚ -゚)「そして私の中に残ったのは、『神通力』のみの四分の一……では、残りの『殻と回復』の四分の一はどこへ消えたのか?」
(;'A`)「ッ!!」
クールは攻撃を受けた。本来、彼女を守るはずだった『殻』は
『ニダー』を守っていた
彼女はそれを見てから、初めて『笑った』
(;'A`)「稲荷は……槍に触れてから『神の力』を得た。っつーことは……」
最初に見せたその感情の答えが、ドクオの頭に昇った血を冷まして行く
川 ゚ー゚)「全く……こいつはどんな口説き方をして、『彼女』を手篭めにしたのだろうな?」
体を貫いた『槍』が、残っているならば
稲荷と同じ条件が整っていたと言える
-
川 ゚ー゚)「見ただろう?稲荷の姿を。あれだけの爆発と、お前らの攻撃を受けて尚、死ぬことなく再生を繰り返していた」
川 ゚ー゚)「なら、『心臓を貫かれた程度』で、死ぬとは思えない」
その時
<ヽ ∀ >「」
死んだと思われていたニダーの口から
<ヽ ∀ >「……ク………」
微かな息と友に、小さな声が漏れた
川 ゚ー゚)「『生きている』んだよ。再生と回復を繰り返しながら」
(;'A゚)「」
(;^ω゚ )「」
目の前で起きている、この日一番の『奇跡』に言葉を失った二人に
クールはもう一度、今度は優しい声で、ハッキリと
川 ゚ー゚)「ニダーは、『生きている』んだ」
頭の隅々にまで染み込ませるように、伝えた
-
(;^ω゚ )「……じゃ、じゃあ」
不安や怒り、悲痛や絶望だらけだった、この長い一週間
(;'A゚)「ぜ……全部、解決……って、こと?」
その終わりに、全てを払拭する
(;^ω゚ )「ハッピー、エンドで……いいってこと?」
ある感情が、じわじわとこみ上げる
もうひと声掛けられるだけで、弾ける炭酸水のように吹き上がるその感情は
川 ゚ー゚)「大変だったのだろう?フフ、苦労を掛けた」
川 ゚ー゚)「『そうだ』。私は戻り、ニダーも無事。何もかも元通りだ」
(* A )「お……」
(* ^ω^)「おお……」
「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっしゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
『歓喜の声』となって、月夜に響き渡った
長く、長く響き渡った
-
(*;A;)「うわああああああああああんもおおおおおおおおおお先に言えよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
(* ;ω;)「バカーーーーーーーーーー!!!!!バカーーーーーーーー!!!!!おおおおおおお!!!!!」
抱き合いながら稚拙な罵倒を吐き出す二人を、微笑みで返したクールは
川 ゚ー゚)「さて、姦しい奴らが上がってくる前に……」
ニダーに刺さる槍を、ゆっくりと抜き始めた
<ヽ ∀ >「ッ……」
回復はしていても、痛みはあるのだろう
ガクンと痙攣をしたニダーを
川 ゚ -゚)「我慢しろ。大丈夫だから……」
優しく囁きながら、傷口を押さえ動かしていく
稲荷の力も、殆どクールへと吸収されたのだろう。額の傷口は治り
槍に貫かれ空いたニダーの体の穴も、急速に閉じていく
川 ゚ -゚)「ふう……」
完全に抜けた時には、出血も殆ど無く
穴の空いた服から覗く体も、瘡蓋一つ無く元通りになっていた
川 ゚ -゚)「ふー……」
クールはもう一度、深いため息を吐き、ニダーの血で濡れた槍を転がした
-
やや遅れて
<うわあああああああああああああ!!!!
(*;A;)「!?」
( ;∀;)「生きてるーーーーーーーーーー!!!!」
(;-@∀@)「二人ともーーーーーーーーーーー!!!!」
村人学園のメンバーが
ノハ;⊿;)「先輩ーーーーーーーーーー!!!!!!」
从;゚∀从「ドクオ、ブーン!!!!」
階下から駆けつけた
( ;∀;)「もうなんか爆発音とか振動とかで生きてる心地しなかったよおおおおおおおお!!!!!」
(*;A;)「うわあああああああごめえええええええええええん!!!!!!俺も今回ばかりは死んだかと思ったあああああああ!!!!」
感極まって抱きついてきたモララーを嫌がりもせず、ドクオは泣きながら抱きつき返す
ブーンは腰が抜けて立てず、アサピーからしきりに心配されていた
-
ノハ;⊿;)「グールぜんばあああああああああああ!!!!!」
川 ゚ー゚)「うおっと…心配かけたな、ヒート」
ノハ;⊿;)「ああああああああああああああ!!!!!」
飛びついてきたヒートを受け止めたクールは、優しく頭を撫でた
:川; ー ):「し……締まってる、極まってる……」
ノハ;⊿;)「びええええええええええええええ!!!!」
从;=∀从=3「フゥー……一件落着、ですか先輩?」
:川; ー ):「ああ、そうだな……」
:从; ∀从:「そりゃ、良かった……良かっ……」
声に湿っぽさが混じり始めたハインに、クールは息が出来ないまま両手を広げた
:从う∀从:「……ヒートの後で失礼します」
:川; ー ):「そうしてくれると助かる……」
そんな、泣いて喜ぶ子供達を眺めながら
J( 'ー`)し「全隊員に告ぐ、後始末の時間だよ」
_、_
( ,_ノ` )「首謀者、『稲荷』と協力者、『オサム・ハマー』『不知火つー』の確保を急げ」
大人達は、警戒を解かず任務を遂行していた
-
(;うA`)「そ、そうだ!!横堀は!!あとあのオッサン!!」
渋沢の言葉を聞いたドクオは、モララーを引っぺがし周りを見渡す
波のように押し寄せていた横堀だが、今はスクラップだけとなり
階下の無傷の機体も、銅像のように停止している
J( 'ー`)し「安心しなボウズ。横堀のシステムサーバーは今の所こっちが握ってる。そうそう向こうの手に返らないよ」
(;'A`)「そ、そうなんスか……いや、あのオッサンもここにいたんだけど!!」
ドクオは辺りを見渡す
このフロアの戦いに置いて、オサムだけが生身の人間だった
横堀がまとめて消し飛ぶほどの激しさで、ただの人間が生き残れるはずが無い
(;^ω^)「ま、まさか死んだ……?」
悪党であろうとも、巻き添えで死んでしまっては後味が悪い
ドクオとブーンの浮かれていた熱が、急速に冷めていった
川 ゚ -゚)「ああ、あいつ……」
対し、クールは冷静だった
川 ゚ -゚)「人間だったのか?」
(;'A`)「は?」
(;^ω^)「え?」
-
川 ゚ -゚)「私もチラリと横目で見ただけに過ぎないんだが、あいつもロボットだった気がするんだが……」
_、_
(;,_ノ` )「おいおい、そりゃ本当か嬢ちゃん?」
川 ゚ -゚)「確定は出来ないが、恐らく死体を捜しても出てこないと思うぞ。ロボットだったとしても、このフロアに居たなら溶け消えただろうしな」
(;'A`)「いやでも、横堀とは違ってちゃんと喋ってたし……」
J( 'ー`)し「ありえなくは無いね。あれだけの技術力だ。安全地帯から自分の傀儡をコントロールしてても可笑しくない」
(-@∀@)「あ、なんか踏んだ」パキ
(;-@∀@)「ってぎゃあああああああああああああああああああ顔おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!????」
(;'A`)「顔!?ちょっと見せろ!!」
アサピーが踏んだ物、それは
( ゞメ)
文字通り、面の割れたオサムの『顔』だった
血の代わりに付着していたのは、潤滑油とも燃料とも取れない透明の粘液
その場にいたオサム・ハマーが人間では無い事を証明していた
_、_
( ,_ノ` )y━・~「チッ……腰抜け野郎だったか……」
タバコを二本咥えた渋沢は、忌々しげに火を付ける
その内の一本を、『ダーティ・マム』に渡した
J( 'ー`)しy━・~「用意周到とも言えるね……ふぅー……」
-
『容疑者稲荷、確保しました。これより日本支部へ連行します』
J( 'ー`)しy━・~「くれぐれも慎重に運びな。死にかけのご老体だ。罪を償う前にくたばらせんじゃないよ」
『了解』
一方、殆どの生気を失った稲荷を回収したという無線連絡が入る
それを聞いたドクオは、意外そうな顔をした
('A`)「生きてんのか……てっきりぶっ殺したのかと思ったぜ」
川 ゚ -゚)「私がクソ野郎に楽な道を歩ませると思うか?」
('A`)「それでこそ姉御だ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あんたらも遠路遥々ご苦労だった。後はこっちに任せてくれ」
渋沢がインカムに話しかけると、オーカの駐車場に着陸していたヘリが飛び立ち
最上階を二回ほど旋回し、飛び去っていった
( ^ω^)ノシ「おー、無事でなによりだお」
('A`)「つーか良くきのこったなアレ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ウチの誇る最高の操縦士と狙撃手だからな。死なれちゃ困る。お互いにな」
('A`)「は?」
J( 'ー`)しy━・~「アンタ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「おっといけねえ」
-
川 ゚ -゚)「あ」
ノハう⊿;)「?」
川 ゚ -゚)「ヤバい、眠たくなってきた」
从;゚∀从「え?」
(;・∀・)「え?」
(;-@∀@)「え?」
( ^ω^)「あれ?そう言えば俺も……」
('A`)「え……って、お前」
('A`)「ハゲてね?」
彡⌒ミ
( ^ω^)「え?」
ブーンの背中にある拳の紋章が、再び輝きを放つ
対し、ドクオの紋章は徐々に色が薄れつつあった
彡⌒ミ
(;^ω^)「えええええええ!?いやちょっと待っておええ気持ち悪――――――」
彡⌒ミ
( ω ) カクーン!!!
(;・∀・)「うわあ気絶した!!!」
(;'A`)「うわ何超絶体重い!!!」ガクーン!!!!
紋章が完全に消えたと同時に、ドクオは膝を着き、ブーンは気を失う
-
彡⌒ミ
( ω )「……」
彡⌒ミ
( ω )「ヘイ、そこのフレッシュ☆ボーイズ」
(;'A`)「えっ、ちょ……いや、まさか……」
声はブーンだったが、まるで別人のように感じる
唖然とする面子を余所に、ドクオだけがその正体を察していた
彡⌒ミ
( ^ω^) 「マッスルしてるかい?」
/ `ニニ´彳 `` ー 、
_,ノ´、, ,..>、リ,. -- 、. ヽ--、
/  ̄´ {-_,. -、 、,' ヽ
/ 〃,.. 'r _,.. 、}>、.. r-{.
/、 _,..イ´ ト. ´ i ´ }
/ ゙ー'´ }ヘ _,..ノヘ`ー- ...ィ! ', ハ {
,' ,' リヾニ=ニ´ ,. ‐'' h ー 、 ハ リ ノ}
,'八 , / \ミヽ、ヽ. |! } 彡N ', ハ
} (.,/ ∨ ヽ('' ´`` /´`'!,∨ ! ,.' i
,ハ', ii { 入__ _ノ.__,ノ | ∨ ,{
i : v リ /、 { ゚ ´,| | |, }
{ Y, ,' ィ‐‐-ミ、_`', リ } ,' ヽ
iヽ ! ,' : ハ`ヽ、..__,/-',〉-‐‐y ,}
}. ∨ ./ ノ / ∨' ,. _,./ ! `''"i ', {ノ'′
', `ヽ_,..{,' ノ i /´ 、 ヽ、.__ ,〉 ト,)
', r‐ヤ ' 人ノ >‐‐イ / ` }
ヽ、∨ /`ヽ、 / ハ , /
y' ,' ; / `{ ,/-‐ /
i i' /' ,/ ,.. ´
i ,リ /-'" ,. '´
-
(;'A゚)「……」
从;゚∀从「……」
(;・∀・)「……」
ノハう⊿;)「?」
彡⌒ミ
( ^ω^)「私の願いは、全ての魔女を消し去ること」
彡⌒ミ
( ^ω^)「本当にそれが叶ったんだとしたら、私だって―――――」
彡⌒ミ
( ^ω^)「もう絶望する必要なんて、無い!!」デミッ☆
(;-@∀@)「ま…」
「まど神様……?」
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