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('A`)略してティン・コのようです
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∬ ∬ ∬ ∬
春巻きがお届けするマーケティング・レンタルコミックスを読むときの注意事項
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
l\ /l<揚げたて!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マーケティングってなんだっけ
・今後めだかボックスばりの人間離れストーリーが展開されます
・マーケティング・レンタルコミックスのレーティングは全年齢対象です。安心して読めるね!!やったね!!
・ケツが鳴って光る程度で済むと思うな
・ビームとか撃ちます(断言)
・Q「いつまでこの話引っ張るんですか?」 A「僕が飽きるまでです」
・Q「なんで春巻き?」 A「美味しいからです」
クレイジーな過去スレラインナップ
('A`)マーケティング・レンタルコミックスのようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1370364641/l50
('A`)マーケティング・レンタルムービーズのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1377454208/l50
('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100
まとめはこちら、グレーゾーンさん
http://boonzone.web.fc2.com/comics.htm
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前スレ>>987からの続きです
『いきなり何が始まったんだ!!』って人は
('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100
を見ていってね!!
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メンズビーム解禁か…なんちゅースレタイだw
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西川と対決したあの日以来、最も大きな変化があったのはブーンだった
その最たるものが、『マッスル・キュアー』の使用制限の解除
鳥岡に負わされた致命傷を、院長の手腕と自身の治癒力により回復し、死の淵から舞い戻った事で『堰が外れた』
マッスル・キュアーの原理は、『前倒し』だ。怪我を瞬時に治す為に、限られた『命』というエネルギーを、自然治癒に比べ多く消費する
『治せば治すほど、寿命は縮まる』という、矛盾を孕む能力だ。故に、使用は負担の少ない『軽傷』に限られた
しかし、今後は違う。『リミット』が無くなってしまったのだから、能力を、命を、際限なく消費出来てしまう
ブーンはこれを、受け入れた
ドクオは、昔から無茶をする人間だ。それは誰よりも長い時間を共にしたブーン自身が一番分かっている
だからこそ、時にはニダーやクールのような『ストッパー』が必要であるし
時には自分のような、共に危機に立ち向かう『相棒』が必要なのだ
西川との戦いで、ドクオの命を救うより前に、ドクオに命を救われていた
首を圧迫され、意識が朦朧とする中、自分より更に深いダメージを追っていたドクオに
そして、ブーンが立ち上がるより先に、ドクオは命を削って西川を倒した
ブーンは今でも思う
あの時、自分が最後まで立っていれば、ドクオはあれほどの無茶をせずに済んだのでは無いかと
共に、最後まで戦えていれば、背後からの凶襲に不覚を取らずに済んだのでは無いかと
鍛えても鍛えても、まだ足りない『何か』を、補う必要があった
自分に足りない『何か』とは何か
その答えは、相棒が持っていた
『限界を超えること』
ハインが公園で暴力を受けていた時、『恐怖』という限界を超えて立ち向かったのはドクオだ
学園祭、『常識』という限界を超えて、尻で鉄バッドを捻じ切ったのもドクオだ
ブーンを救い、怒りの絶頂にあった西川を、『限界を超えて』倒したのはドクオだ
ならば自分も、限界を超えようと考えた
そこで初めて、自分は相棒と対等になれると確信した
ただし、『対等』で終わるつもりは無かった
どうせ目指すなら、更なる高みへ
自身の力を、『筋肉の力』を以ってして
『指輪』など無くとも、『アルファベットを模した武器』が無くとも
『人は自らの力で限界を超える』ことを証明し、相棒の背中を追い越すために
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(メ^ω )「『粉骨砕身』」
.
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(*;゚∀゚)「ッ!?」
ブーンの体の異変に、つーは思わず距離を取り観察した
傷だらけの体から立ち上る『熱気と蒸気』。二月の冷えた空気には、それがはっきりと浮かび上がる
(メ^ω )「……」
(*;゚∀゚)「…一体」
疑問を投げかける前に、ブーンは行動を起こしていた
人工大理石で出来た床が『砕け散る』まで踏み込み、突進する
そのスピードは、今までの比ではなかった
(*;゚∀゚)そ「ちょッ!?」
猛スピードで迫るラリアットを、上半身を反らし躱す
直後に、その右腕が産んだ猛烈な風圧が顔と髪にぶつかった
(*;゚∀゚)(はっや…!!)
行き場を失ったラリアットは、軌道上にあった柱へ激突
轟音と共にコンクリを砕き、中の鉄柱を外気に晒した
(*;゚∀゚)「は……え?」
(メ^ω^)「…」
(メ#^ω^)「痛えじゃねええええええええかああああああああああああああああ!!!!!!」
(*;゚∀゚)そ「し、知らないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
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諸説あるが
人は自らが持つ筋力の、凡そ20%程度しか使用していない
100%の力を発揮すると、筋肉そのものや骨などにダメージが生じる為、脳が肉体にリミッターを掛けているからだ
しかし、このリミッターは特定の状況下で解除されることがある
『火事場のクソ力』という言葉があるように、生命の危機に晒された時、人は『限界を超えた』力を発揮する
もちろん、危機を脱すればダメージが残るであろう
アドレナリンで抑え込んでいた痛みは蘇るだろうし、数日間、ひょっとすればもっと長い間、筋肉痛に犯されるかもしれない
だが、『治る』とすれば
『火事場のクソ力』によって傷ついた肉体を、瞬時に治すことが出来たなら
人は、100%の力を『常に引き出せる』のではないか
これが、ブーンの『限界突破』
傷つくたびに治し、治したそばから傷つき、また治す
文字通り『骨を粉にし、身を砕きながら』戦う能力
(メ# ω )「ああ痛え…めちゃくちゃ痛えお畜生め…」
床が砕けるほど踏み込んだ脚は、縦に薄く割れ
柱を壊した右腕の骨には、皹が入る
だがその傷も、瞬く間に治り
体から熱気と蒸気がまた立ち上った
(*;゚∀゚)「バ…」
つーは、今度は軽口ではなく本気で
(*;゚∀゚)「『バケモノ』め!!」
目の前の『怪物』を恐れた
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もちろん、この技はかなりのハイリスクを有する
全身には常に激痛が走り、傷の回復の為にかなりの体力を消耗する、まさに諸刃の剣の能力
(メ# ω )「バケモノ上等、相棒が輪をかけた変態野郎だ。俺も狂わずにはいられねえ…ところで、姉ちゃんよ」
(メ# ω^)「『息が上がっているみてえだな?』」
(*;゚∀゚)「ハッ!?」
指摘されて始めて、つーは自分の呼吸が乱れている事に気付く
苛立ちを乗せた猛攻撃によるスタミナの減少と、ブーンの異変による精神の乱れ
思っていた以上に早く、『疲れ』の色が見え始めた
(*;゚∀゚)「だから何だって言うのさ…」
それでも、つーは自身のスピードに格段の自信があった
『粉骨砕身』で限界を超えたブーンの攻撃は、ほぼ不意打ちと呼んで良いものだろう。それを、寸でとは言え避けた
(*#゚∀゚)「君が幾ら速く強くなろうと、私には絶対に追いつけないよ!!」
(メ ω^)「……かもな」
ブーンは拳を二回叩き合わせた
(メ^ω^)「だが俺は、『絶対〜出来ない』なんて聞いちゃうと、余計に燃えるタチなんでね」
(*#゚∀゚)「ッ…!!」
-
つーは下唇をかみ締めた
傷だらけで血まみれで、命まで狙われているというのに
『どうしてこうも楽しそうにしているのだろう』
(*#゚∀゚)「…」
つーは右腕を二回振る
袖の中でバネが作動し、そこから飛び出してきた『ステッキ』が右手に納まった
それを、一度大きく振ると、先端から銀色の刃が特殊警棒のように伸びた
長さは60センチほど、切れ味と強度はこれまで使っていたクナイの比ではない
この武器の製作者は『アダマンチウム合金製の刃だ』と言っていたが、その金属が一体何なのかはつーは知る由も無い
重要なのは、この刃は確実に、ブーンの肉体を貫けると言う事だ
(*#゚∀゚)「これも、受けてみなよ『プロレスラー』」
(メ^ω^)「…」
(メ^ω^)そ「えっ、やだよ。それ当たったら死んじゃうやつじゃん」
(* ∀ )「…」
熱気を帯びる体の一箇所が、スッと冷えた
その箇所目掛け、刃の切っ先が迫る
(メ;^ω^)(アカン)
体を捻り、更にバックステップで距離を取る
-
(メ;^ω^)(肝が冷えるとはこの事か!!)
ブーンの『心臓』があった位置で、刃が空気を切り裂き啼いた
次いで、首筋を狙い薙ぐ
(メ;^ω^)「わお!!」
首の皮がほんの僅かに切り裂かれる
(* ∀゚)「…」
(メ;^ω^)(受けたら死ぬ!!死ぬ奴やこれ!!)
クナイとは比べ物にならない切れ味
そして、先ほどとは別人に見えるほどの
(* ∀゚)
(メ;^ω^)(この冷酷さ!!)
少しでも気を抜けば、即『やられる』
急所の『冷え』を指針に、ブーンは紙一重の回避を繰り返した
(* ∀゚)「…」
(メ;^ω^)(『粉骨砕身』がなけりゃ…躱すこともままならないお!!)
大きく距離を離して、体勢を立て直したい所だが
つーは依然として、刃が届く必殺範囲を維持し続ける
-
(メ;^ω^)(こんな時…)
『相棒』ならどうするか
絶望的な状況と膠着、この二つの打破を
(メ;^ω^)(どうするんだお…ドクオ!!)
『('A`)「どうするもこうするもねえだろ」』
頭の中のドクオは答える
『(#'A`)「マッスルかませ!!」』
『答え』の体を成していない、だが
(メ^ω^)「流石相棒!!」
充分すぎる答えだった
-
『粉骨砕身』は、全身の筋力の力を100%引き出す
文字通り『全身』だ。腕であろうと足であろうと、骨を支え、体を動かす『肉』であるなら
(メ^ω^)
殴り返す必要は無い、蹴り返す必要も無い
大振りのモーションは要らない
(メ^ω^)「ワッ」
親指と、中指を、力強く合わせる
それを、攻撃を繰り返すつーの耳元へ近づけた
(メ#^ω^)「ッショオィ!!!!!!」
『指パッチン』、ただし通常の比ではない
指の筋力の100%を以って放たれた音は、つーの鼓膜を激しく揺らした
(*;-∀゚)そ「ッ!?」
つまりは、ドクオが尻でいつもやっていることの応用だ
つーの刃の軌道がぶれ、鳩尾ではなく脇腹を貫いた
(メ#^ω^)「ナイスマッチョォォォーーーーーー!!!!!!」
ダメージを無視し、指パッチンをかました手でつーの顔面を鷲掴み、床へ投げつけた
(*; ∀ )そ「うあッ!!」
後頭部と、背中を強かに打ちつけ、悶絶する
(メ;^ω゚ )そ「やべえすっげ痛……ッ!!」
刃は背中まで貫通していた
刺されたのは二度目だが、意識がはっきりしている分、激痛が景気良く伝わる
-
(メ;^ω゚ )(それだけじゃねえ……こいつは…)
『粉骨砕身』の作用に拠るものか、激痛が一向に治まらない
マッスル・キュアーが発動しっぱなしなのだ。傷が付くたびに治してしまう
つまり、異物が刺さっている場合、『治り次第また傷がつく』
これの繰り返しに陥り、新鮮な痛みがいつまでも続くのだ
(メ;^ω゚ )「なんで一生に二回も……刺されなきゃいけねえんだ…おおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
回復し続ける強靭な肉体から、無理やり刃を引き抜く
斬れ味が良かったのが唯一の救いであろう。綺麗に肉を斬りながら取り除くことが出来た
(メ;^ω゚ )「まな板の上の…鯉も!!」
(メ;^ω゚ )「てめえでてめえを捌かねえだろうよ…なぁ、ねえちゃんよ…」
刃を床に突き刺し、更に柄の底を踏みつける
引き抜けない位置まで、深く突き刺さった
(*; ∀ )「…ッ」
ミンチ
(メ;^ω゚ )「今の攻撃は…全力じゃねえ…つーか全力でやったら普通に『木っ端微塵』だからな…」
(メ;^ω゚ )「だが立つのもままならねえ筈だお…そのまま寝とけば、これ以上追撃しない…」
(*; ∀ )「……嘗め、るなよ」
立ち上がる。が、先ほどの冷たさは消えた
脚は産まれ立ての小鹿のように震えている
-
(メ^ω^)「…」
刺された傷は塞がったが、その影響で『粉骨砕身』のリミットが訪れた
体に帯びる熱と蒸気が霧散する
(メ^ω^)「そうかお……」
再び拳を二回叩き合わせる
(*#゚∀゚)「何なんだ…どうして邪魔するんだ!!」
近くにあったクナイを拾い、突進する
しかし、先ほどまでのスピードは無かった
(*#゚∀゚)「『いつも』そうだ!!私の目的には常に邪魔が付きまとう!!『今回』は今までで一番!!可能性があるのに!!」
(メ^ω^)「…」
既に、通常状態のブーンでも攻撃を避けられるほどに
(*#゚∀゚)「鬱陶しい!!鬱陶しい!!鬱陶しい!!私に!!何の恨みがあって!!阻んでくるんだ!!」
(メ^ω )「恨み?」
右腕でクナイを払う
容易くつーの手を離れ、フロアを跳ねた
-
(*#゚∀゚)「チィッ!!シッ!!」
頭狙いのハイキックを放つ
(メ^ω )「違えんだお……」
それも腕で払いのけ、そして
(メ#^ω^)「惚れたからに決まってんだろォォォオオオオオオ!!!!!」
(*;゚∀゚)「はっ…?」
この場において、かなり場違いな事を口走った
-
(メ#^ω^)「貰ったアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
(*;゚∀゚)「ッ!?しまっ…」
呆けた隙を突き、右腕を首に絡ませ背後に回る
そして左上腕を掴み、左手で頭を押し気管を絞める
格闘技において、脱出不可能と称される『サブミッション』
『裸締め』、またの名を『スリーパーホールド』
(*; ∀ )「カッ……」
(メ^ω^)「どうだ?捉えたぞ。『ノロマなプロレス』で」
(*; ∀ )「ッ…」
(*; ∀ )(私としたことが…こんな馬鹿な手で…)
腕を掴むが
病院でブーンの拘束を解けなかったつーが、筋力も体重も遥かに劣る『ニンジャ』が
『プロレスラー』の全力から逃れることは出来なかった
(メ^ω^)「…次に目を醒めて、色々終わった後は」
(メ^ω^)「お茶でもご一緒してくれお」
(*; ∀ )「……」
気を失った事を、伝えるかのように
つーの全身から、力が抜けた
-
(メ^ω^)「…」
技を解き、つーの体を抱え上げ、近くのベンチへと寝かせる
(メ^ω^)「……」
そしてブーンは暫く考え込み、顔を上げ
(メ^ω^)「あっ」
偶然近くにあったアウトドアショップの扉へと向かった
(メ^ω^)白「亀甲縛り…やり方…」
とんでもなく不純な拘束方法を検索しながら
(メ^ω^)(…『いつも』、『今回』、か)
(メ^ω^)(一体この姉さんは、何と戦ってるのかね…)
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つー戦決着で今日はここまで
まさか思いつきで適当に設定したマッスルキュアーがこんな事になるとは当時の僕は思いもしなかったでしょう
そして軽い気持ちで始めたこの特別編がここまで長く続くことも……
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朝から股間と胸が熱くなったぜ
乙
-
乙
スレタイ何があったかと思った
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おティンコ!
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おつ
ウルヴァリンか何かか
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スレタイに釣られて来たらお前かよ
見つけられて良かったわ、乙乙
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4日前にこのスレを見つけてやっと過去ログ読み終わった
あれ?マーケティングって何だっけ・・・
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うれしい。
ついこの間読み終わった作品の続編に出会えるとは、ssではじめてなきました
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http://cinematoday.jp/page/N0066867
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なによりもスレタイに惹かれた
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まだかな
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腹筋して待っとけ
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うん
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キングダム発売したから来てるかと思ったんだが、そんなことは無かったな
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初心者にもよく分かるギュポー料理のレシピを教えてください
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|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
(;'A`)「くっ、なんて禍々しい奴なんだぜ!!!!!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「貴様に本当の絶望を教えてやろう…」
(;'A`)「本当の絶望?ハッ、笑えるぜ」
(;'∀`)「とっくに観たよ、家でな!!!!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「えっ?」
『タフになろう』
'⌒ヽ __ '⌒ヽ __ '⌒ヽ __
l・ ー---‐' `ヽ l・ ー---‐' `ヽ l・ ー---‐' `ヽ
→ ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽ →
` ー- 、 | ` ー- 、 | ` ー- 、 |
l / イ | l / イ | l / イ |
│ 厂 ̄´ │ ,′ │ 厂 ̄´ │ ,′ │ 厂 ̄´ | ,′
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ムカデ人間、ムカデ人間2
DVD&ブルーレイにて大好評発売中!!!!!!
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おい
おい
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ワロタ
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まだかにゃー
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アウトドアショップから手ごろな細縄を拝借したブーンの耳元で、コール音が鳴った
(;^ω^)そ「うおっ!?ああ、インカム着けてたんだっけ…」
すっかり存在を忘れていた通信機に指を添え、通話状態にする
間を置かず、聞き覚えのある怒鳴り声が耳を劈いた
『このバカ野郎ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!』
(; ゚ω☆)そ「ほんぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
『ハインさんマイク近い!!ブーンの鼓膜死んじゃう!!』
『ああ!?殺しちまえばいいんだよ!!どうせ後で生き返る!!』
(;^ω^)「ドラゴンボールでも持ってんのかよお前……」
耳の奥に耳鳴りを残しながら、ブーンはなんとか応答する
『作戦無視して派手に侵入したのはお前らが超弩級のバカ野郎だからもう良いとしても、報告だけはちゃんとしろ!!こっちは無線連絡とGPSでしか状況把握できねえんだから!!』
( ^ω^)「わり、取り込んでたんだお」
『…で?』
( ^ω^)「で?」
『状況だ状況!!今!!どこで!!何してんだ!!』
(;^ω^)「何カッカしてんの…?カルシウム足りてねんじゃね…?」
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!』
『ブーン、隣にいる僕の事も考えて。ハインさん阿修羅みたいな顔になってるから』
( ^ω^)「ヒロインの顔じゃねえお…3Fフロアでちょっとバトってた。ドクオは先に上に向かってるが…」
『…が?』
( ^ω^)「……」
-
くそ……こんな時間に。支援
-
モール内に、破裂音が薄く響く
『銃声』ではない、聞きなれた音だ
( ^ω^)「どうやら、俺より無茶してるようだお」
(#'A゚)「お」
<ヽ#`∀´>「お」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
二人分の咆哮と共に拳が交差する
間も無く、互いの顔面に衝突し、体の重心を大きくぶらせた
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(# A )「ブッ…」
<ヽ# ∀ >「アガ…」
そのまま、重力に従うかのように上半身が落ちて行くが
(#'A゚)「ルァア!!」
<ヽ#`皿´>「ギッ!!」
気力で踏ん張り、再び拳を構える
(#;'A゚)「ハァー、ハァアー…」
<ヽ#;`∀´>「フッ、フゥウー…」
打ち合った数など覚えていない
ただ、目の前の相手が倒れるまで、殴り続けるだけだ
(#'A`)「ペッ!!」
ズタズタになった口の中に溜まった血を吐き出す
(#'A`)「『ねじ伏せる』には…随分と軽い拳じゃねえか、ニダー」
<ヽ#`∀´>「フゥウー…」
ドロリと流れ出た鼻血を手の甲で拭った
<ヽ#`∀´>「その程度で『押し通る』気か?笑わせる」
ドクオは
(#'∀`)「言うじゃねえか…」
笑った
-
西川との戦いでは感じなかったもの
『高揚感』
邪悪さの無い、真剣な魂のぶつかり合い
否が応でも、感情が昂ぶる
(#'∀ )(クッソ…どうしてだ…)
ドクオの目的は、ニダーを倒すことでは無い
それはドクオ本人が一番良くわかっていることだ
しかし、わかっていても抑えきれない。『勝ちたい』という欲を抑えることが出来ない
(#'∀ )(冷静になれ……勝負を急ぐな……目的を思い出せ!!!)
<ヽ#`∀´>「ふんッ!!」
僅かにニダーから意識を反らした一瞬に、顔面にねじ込むように拳を叩き込まれる
痛みと脳への衝撃が、ドクオの正気を戻した
(# A )「おぶっ……」
<ヽ#`∀´>「おおッ!!」
頭を抱え、腹に膝蹴りを放つ
(# A )∴「ゲボォ!!」
蹲った所に、ボールを蹴る様にドクオの顔面を蹴り飛ばす
-
(# A )「ゲハッ!!ゴホ!!」
フロアを転がり、飾ってあった観葉植物の大きな鉢にぶち当たる
最早、ドクオの顔面から血が流れ出てない穴は無かった
(# A )(全く……骨が折れるぜ……どいつも、こいつも…)
クールとニダー、どちらもここぞと言うときに頼りになる存在だ
それを救う立場となると、なんと手の掛かる事か
(# A )(絶対に敵に回しちゃいけねえ相手と戦うってのは…しんどいもんだぜ…)
<ヽ#`∀´>「フッ!!」
トドメと言わんばかりに、ニダーの足の裏が迫る
(# A )(…)
(#'A゚)「どぅらッ!!!!!!」
踏みつけのタイミングに合わせ、尻を突き上げる
<ヽ;`∀´>「ッ!?」
足は押し戻され、膝間接に激痛が走る
尻餅を突きそうになる所を、数歩後ずさり持ちこたえた
-
きてたのか、しえしえ
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(# A )「だけど…だが、それでこそ…!!」
(#'A゚)「乗り越え甲斐が…あるってもんだ!!!!」
♪Black sabbath - War Pigs
https://www.youtube.com/watch?v=OGPD0ZBiMs0
<ヽ;`∀´>「…」
落とせば落とすほど、痛めつければ痛めつけるほど
ドクオの眼に宿る戦意の炎は更に燃え上がる
<ヽ`∀´>(『ダメだ』)
ニダーは考えを改めた
『ねじ伏せる』程度では、この漢は止まらない。止められない
かつて、ドクオとブーンを追い詰めた『敵』は、こんな温い気持ちで対峙したわけが無い
<ヽ`∀´>(『殺す気』で、挑まなければ)
ニダーは息を深く吸い込み
<ヽ#`∀´>「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!」
吼えた
(#'A`)「…出し切ろうぜ」
ドクオはそれに応えるかのように、尻を二回鳴らした
(#'A゚)「ニダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!」
-
ドン、とお互い深く一歩踏み込む
加え、ドクオからは破裂、いや、『爆裂音』が鳴り響く
(#'A゚)「ルオアッ!!!!」
初手、ヒットしたのは『疾風怒濤』を使ったドクオの拳撃
ニダーの拳はドクオの耳を掠め、空を切った
<ヽ;`∀ >「ッ…」
頬骨に嫌な軋みが走り、ニダーは頭を反らした
ドクオは次いで、左拳を胴に叩き込もうと構える
<ヽ#`∀´>「ギッ…!!」
ニダーは空ぶった拳でドクオの後頭部を掴み、反らした頭を
<ヽ#`∀´>「ニダッ!!!!!」
顔面へ叩き込んだ
(;'A゚)「つぁッ…!!」
<ヽ#`∀´>(もう一撃ッ…!!)
もう一度頭を反らし、頭突きの追撃を放つ
-
(#'A゚)「ルオオ!!!!!」
ドクオはその頭突きを頭突きで返す
頭蓋骨同士がぶつかり合う鈍い音と共に、二人は反動で離れた
(#'A゚)「シィッ!!」
ドクオは間髪入れず尻を鳴らしニダーへタックルを仕掛ける
<ヽ#`∀´>「グッ!!」
腰に組み付かれたニダーは、数メートル後ろへと下がったが、倒れこむことなく踏ん張った
組んだ両手をハンマーのようにドクオの背中へ落とす
(;'A゚)「ゴハッ!!」
ニダーの腰に絡む両腕が緩んだ隙に、ドクオの腹を抱え持ち上げパワーボム宜しく地面へと頭から叩きつける
( A゚)(やべっ…)
視界が歪む。何度も経験した『気を失う』感覚
( A゚)「あっ…」
それに伴い、ドクオの体から力が抜けていく
ニダーは勝機だと言わんばかりに、ドクオの体を高く持ち上げた
<ヽ#`∀´>「終わりだッ!!!!」
-
( A゚)(終わり?)
地面へと近づく僅かな間に、ニダーの言葉が反響する
( A゚)(終わり…終わり?ここで負けて、それで終わり?)
その言葉が、敗北よりも受け入れ難いその言葉が
ドクオの意識を醒ました
(#'A゚)「終わってたまるかあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
<ヽ;`∀´>「ッ!?」
ニダーは咄嗟の判断でドクオの体を手放し、離れる
次の瞬間、閃光と爆音と衝撃破によって、ニダーの体は吹き飛び、床を転がった
<ヽ;`∀´>「ぐっ…」
痛みや驚きよりも先に、ニダーは『危なかった』と感じた
あのまま技を解かずにいれば、『尻』の攻撃をモロに喰らっていただろう
そうすれば、再起不能は免れなかった
(#'A゚)「ハァーッ!!」
受身を取ったドクオは、後転の要領で体勢を立て直す
それを見てニダーも、よろめきながら立ち上がる
-
次回、ニダー戦決着です
今年中に終われば良いなこの話
どうでもいいけど89式買いました。こういうの欲しかったんだよ早くぶっ放してえなあ
それはそうとエクスペンダブルズ3観ましたか?僕は観ました
最高に贅沢な二時間でした。メル・ギブソンとスタローンが殴りあうってほんともう…ほんともう…
-
乙
ついに決着か
-
ほんともう…な?
乙!
-
どんなに暑くてもやっぱ「尻」か
乙!
-
明日エクスペンダブルズ3の極上爆音上映行ってくるわ
-
(# A )「『負ける』のはいい。敗北からも多くを学べる。『逃げる』のも悪かねえ。まだ立ち向かえるチャンスがある」
(#'A゚)「だが『終わり』だけは!!!!絶対に認めねえ!!!!受け入れねえ!!!!」
<ヽ ∀ >「…」
ニダーは天を仰ぎ、深く息を吸った
今一度、彼は全てを忘れようとした
そして最後に残った『一つ』だけを最優先とし、再びあの感覚と共に戦おうとした
<ヽ ∀ >「…彼女しか、いない」
『それ以外は、些細なこと』
<ヽ#`∀´>「ウリにはッ!!!!彼女しかいないッ!!!!始まりも終わりも!!!!彼女がいなければ意味が無い!!!!!」
お互いが、拳を構えた
(#'A゚)「なら!!!!その想いで俺を!!!!殺してみせろッッッ!!!!」
<ヽ#`∀´>「終わりを拒絶すると言うならば!!!!ウリを乗り越え続けてみせろッッッ!!!!」
全身全霊を懸けた、最後の一撃で
己の想いを貫く為に
-
(#'A゚)
「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!」」
<ヽ#`∀´>
.
-
一際大きな爆裂音が鳴る
更なる加速を乗せた、全力の『疾風怒濤』
だがニダーはそれを『読んだ』
速さに『慣れた』とも言えるだろう。顔に迫る高速の左ストレートを上半身と顔を僅かに捻り避けた
(#'A゚)(『ウィービング』ッ!!)
『ボクシングの防御テクニック』。ニダーが最後に見せた『切り札』だった
<ヽ#`∀´>(『勝ったッ!!』)
切り札であるが、半分は賭けに近い勝負だった
ニダーは一つのテクニックとしてボクシングという『スタイル』を身に付けているものの、付け焼刃と言える程度の練度であった
それに加え、ドクオの攻撃はボクサーのパンチを凌駕するスピードだ。五分五分すらも怪しい綱渡りだった
だがニダーはその賭けに『勝った』
後はドクオを再起不能にするだけ
最後の攻撃は、拳では無く『掌底』
胸に強烈な一撃を見舞い、心臓を止める
表では無く、『体の内』に狙いを定めた
正真正銘、ドクオを『殺す』為に
<ヽ#`∀´>「これでッ…!!!!」
右腕を、真っ直ぐ放った
-
『バァン!!!!!』
.
-
<ヽ ∀ >「」
その音は、まるで目覚まし時計のように、ニダーを我に返させた
だが正反対に、ニダーの意識は遠のいていく
<ヽ ∀ >(な…ん、で……)
黒く染まり行く視界の中、彼が目にしたのは
(# A )「…」
『右拳』を突き上げるドクオの姿
<ヽ ∀ >(連続…で…)
ニダーはほんの一瞬前の出来事を思い返す
自分が掌底を放とうとしたその時、ドクオの右アッパーが顎を貫いたのだ
『尻』が放つ爆音と共に
(# A )「漢前体操、『百足連弾』」
『疾風怒濤』の連続使用。これがドクオの切り札
(# A`)「『疾風怒濤』が単発限りの技と侮ったな」
<ヽ ∀ >
宙に浮いたニダーの体は、鈍い音と共に地面へと墜ちた
今度こそ急所にまともに喰らった彼は、それ以上何も出来なかった
-
( A )「……ッッッ」
『勝った』
血液の流れに乗るかのように、その実感がドクオの体中を駆け巡り
腹から喉へ、『勝ち鬨』が昇っていくが
(; A )「ッ!!」
雄たけびとして飛び出す前に、グッと飲み込んだ
(; A )「…『知ってるさ』」
(; A )「お前がだたの尻軽じゃねえって事も、しょーちゃんに惚れたワケじゃねえって事も」
<ヽ ∀ >「」
(; A )「だから、俺はお前にこれ以上何も言わねえ。『正しい』も、『間違っている』も、俺が決められるもんじゃねえ」
(; A )「もう一度立ち上がって、テメーの『漢』を通せニダー。まだ今の行動が正しいと信じて俺達を止めようとするなら、何度でも相手してやる」
(; A )「だが逆に、気が変わったなら…」
(; A )「俺ら全員、歓迎するぜ。『頼れる兄貴が帰ってきた』ってな」
ドクオは先にある階段へ向かって歩み始める
荒れたフロアに、覚束ない足音が響き、それが小さくなると
:<ヽ ∀ >:「ぐっ…ヒグッ…」
誰にも聞かれることの無い、かみ殺した嗚咽が流れ出した
-
今日はここまで
仕事の疲れからかストレスからか知りませんが胃腸炎に苦しめられてました。そろそろ本気で辞めたいです
そんなクソどうでもいいことはさて置いてアニメ版艦これのPV第二弾が発pトム・シックス監督公式Twitterからムカデ人間3の音声が公開されましたが皆さん聞きましたか?え?知らなかった?そんなライトなムカデファンの皆様の為に私がこちらにURLをご用意させていただきました。どうぞ
http://www.shocktillyoudrop.com/news/369739-human-centipede-3-teased-photo-sound-clip/
そしてなんか適当に調べているうちにムカデ人間にインスパイアされて出来たムカデならぬ『セイウチ人間』を作るホラー映画『タスク』の予告編も重ねてご用意しました!!いやぁ!!こいつもなかなかクレイジーなクソジジイみたいですね!!!!
https://www.youtube.com/watch?v=BCQJnOn0ru0
いやぁ、とってもとっても楽しみですね!!!!ねっ、皆さん!!!!!
ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
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乙。身体は大事にな
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乙
前回からあまり間を置かずに投下してくれて嬉しい
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乙
来てくれて嬉しい
でもあんま無理すんな
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セイウチ…?
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やっと追い付いたぜ…乙
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明日あたりに来てくれないかなぁ
毎週ドキドキしちゃうわ
まさかこれが恋・・・!?
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いえ、銃創です
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おい、屋上にスナイパーだ!
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まだかな
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―――――
―――
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('A`)「…」
最上階に辿り着いたドクオの口から漏れたのは、意外にも
('A`)「ほう…」
『感嘆』のため息だった
フロアの真ん中、台座の上に飾られている豪勢な花瓶には
二月だと言うのに見事な花を咲かせる紅桜の枝が差されていた
その桜を、大きな天窓から覗く『満月』が、幻想的な光で彩を添えている
「美しいだろう?呪われた地に咲く桜だとは思えないほどだ」
('A`)「……」
渋みがあるが、少し嗄れた声
('A`)「…アンタが、主犯かい」
声の主は葉巻の紫煙を纏いながら、ドクオの前に現れた
爪'ー`)y‐
('A`)「…稲荷フォックス氏」
名前を呼ばれた稲荷は、存分に煙を吸って、吐く
口元には余裕のを表すかのように笑みを浮かべていた
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