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( ´_ゝ`)流石な悪の幹部のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 01:52:22 ID:DfYy46CgO
街の地下奥深くって、何があるか知ってるか?地下鉄?ああ、そうだね。普通はそうだよね。でも違う。
じゃあヒントをあげよう。暗闇に包まれた空間。
地下鉄?うん、いや地下鉄じゃない。違うって言ったじゃん。いやだから地下鉄はもう良いんだよ!
正解は、悪の組織の秘密基地と言う奴だ。テレビの見すぎ?いや本当の事なんだって、アニメじゃないんだって。不思議な気持ちなんだって。信じて。信じる奴がジャスティスって言うじゃん。俺は悪側だけど。
2
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 01:53:34 ID:DfYy46CgO
「では、大幹部候補生弟者参謀」
(´<_` )「はっ!」
「お前にアメリカ支部への配属を命じる!」
(´<_` )「ははぁっ!有り難き幸せ!」
(´<_` )
弟者がニヤリとこちらに微笑んだ。次は俺の番だ。弟者がアメリカなんだから俺は…うん。ドイツだな。ドイツ。
「兄者少佐!」
( ´_ゝ`)「はっ!」
総統の声が基地に響く。俺の番だ。ドイツ来い。とりあえずドイツじゃなくても良いから外国来い。
「お前には…」
俺には俺には?wktkが止まらない。
「西東京支部を担当してもらおう!」
えっ?
3
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 01:54:52 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「ははあっ!」
まあ、地方じゃないあたり良いと思おう。東京だもの。首都だもの。
4
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 01:56:15 ID:DfYy46CgO
喫煙所で俺達兄弟は煙草を吸いながら話していた。悪の組織にも喫煙所あるんです。
(´<_` )「これが日本で吸う最後の煙草か…」
( ´_ゝ`)「おいおい、出発は明後日だろ?」
(´<_` )「おっと、そうだったな」
(´<_` )「アメリカか、楽しみだな…ま、二 人 一 緒 に 行けないのが残念だが」
煙草を吸いながら呟く弟者。こいつ。わざとだ。絶対わざとだ。わざとに決まってる。
(´<_` )「ま、兄者も東京で頑張れよ」
(#´_ゝ`)「ああ頑張るとも、お前もアメリカで頑張れよ…!」
必死に苛立つ気持ちを抑える。しかし拳は既にグーを形作っていた。
5
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 01:58:26 ID:DfYy46CgO
(´<_` )「じゃ、俺荷造りしてくるから、またな」
( ´_ゝ`)「おう」
どうして俺と弟者、ここまで差がついたのだろう。慢心、環境の違い。環境は違わないか。
(#´_ゝ`)「shine……」
俺は強く灰皿に煙草を押し付けた。
6
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:03:45 ID:DfYy46CgO
五年前。季節は秋。夏休みも終わり学生は学校に行かなくてはならない季節。
しかし、俺達はまだ夏休みだ。何故か?
ニートは年中夏休みなのだから。
今日もエロ画像を追いかけブラクラを踏む毎日。どう考えても駄目人間です本当にありがとうございました。
( ´_ゝ`)「OKブラクラゲット」
俺はイケメンニート兄者。自宅警備員。
もうすぐ魔法使いになれる年。
(´<_` )「流石だな兄者」
この不細工が弟者、双子の弟である。
こんな感じに毎日は過ぎていく。
退屈だし、つまらないが、変えようとも思わない。変える力もない。
7
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:07:39 ID:DfYy46CgO
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたらパソコンなんかやってないでいい加減に仕事就きな!!」
(´<_`;)「ひぃ…」
( ´_ゝ`)「またそれかよ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あぁ!?今なんつった兄者!」
(;´_ゝ`)「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたら、後一週間でいい加減仕事就かないと追い出すからね!!」
(´<_`;)「は、はーい」
今出ていったのが母者。人類最強の生物だと思う。
8
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:10:57 ID:DfYy46CgO
(´<_` )「ふむふむ…」
母者の持ってきたチラシを読み漁る弟者。こいつはどうやら追い出されるより仕事に就く方を選んだようである。なんという奴。自宅警備員の風上にも置けない男め。
(´<_` )「お、兄者、見てみろ」
( ´_ゝ`)「何だよ、ろくに高校も行ってない俺達を雇ってくれる店なんてある訳ねえだろ…」
そう言いつつ目を通す。
9
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:18:05 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「悪の組織…世界征服…?」
(´<_` )「時給も良い、住み込み三食おやつ付き、学歴も心配ないそうだ、良いこと尽くめだぞ」
( ´_ゝ`)「OK弟者、時に落ち着け、こんな良い条件の企業はだいたいブラック企業だ」
(´<_` )「しかし他のチラシとは破格の扱いだぞ」
( ´_ゝ`)「お前本気で働く気か?」
(´<_` )「もちろん。働かないって選択肢を選んで見ろ、今度こそ殺されるぞ」
確かに、母者が本気を出せば世界が崩壊する。
( ´_ゝ`)「しかしなあ…悪の組織だぞ?絶対アブナイ所だって」
(´<_` )「行ってみなきゃ分からんだろう!」
こいつの熱意が分からない。
と言う訳で、面接を受け、普通に採用された。
10
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:21:02 ID:DfYy46CgO
採用された後、これまたトントン拍子に話が進み、俺達は手術室の前に居た。
(=゚ω゚)ノ「とりあえずここで改造手術を受けるょぅ」
(´<_` )「とうとう俺も人間を超越する訳だ」
( ´_ゝ`)「俺は人間を止めるぞー!母者ァー!」
11
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:27:00 ID:DfYy46CgO
目が覚めると、俺は暗い闇の中に立っていた。
( ´_ゝ`)
改造手術は終わったのか?
そうだ、手術が終わったなら身体も変わってるはず、肌は深い緑色で、爪がものっそい伸びてて…
( ´_ゝ`)
∩ ∩
あれれ?肌も肌色、手も普通のおててだよ?あれれぇ〜おかしいぞ〜?
(´<_` )
いつの間にか俺の隣に弟者が立っていた。肌は銀色、右腕にはガトリング砲が装着されている。あれれ?何で?
俺は見るからに普通の人間なのに…不公平だよなぁ?
12
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:32:18 ID:DfYy46CgO
「目覚めたな、諸君」
何処からか声が聞こえて来る
(´<_` )「だっ、誰だ!」
(=゚д゚)「無礼者!総統に向かってその口の聞き方は何だ!」
あれは…間違いない、面接官のぃょぅさんだ。
黄色の毛皮に身を包んでどう見ても顔は虎だけどあれはぃょぅさんだ。
(´<_`;)「もっ、申し訳ありません!」
やーいやーい、怒られてやんの。
「君たちにはこれからこの悪の組織で働いてもらう」
「怪人ガトリング男!」
(´<_` )「ははぁっ!」
跪く弟者。
「怪人ブラクラ男!」
( ´_ゝ`)「ははぁっ!」
思わず跪く俺。
( ´_ゝ`)「…えっ?」
ブラクラ男って、何?
13
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:38:04 ID:DfYy46CgO
(=゚ω゚)ノ「うん、無事手術は成功したょぅ、これから君たちは世界征服の為に働いてもらうょぅ」
( ´_ゝ`)「あの、ちょっと待って下さい、ぃょぅさん」
そう、何かおかしいのだ。
(=゚ω゚)ノ「何だょぅ?」
(#´_ゝ`)「ブラクラ男って何ですか!!?」
何だブラクラ男って。
(=゚ω゚)ノ「君の怪人としての名前だょぅ」
(##´_ゝ`)「いやいやいや、何でブラクラがモチーフなんですか!?」
(=゚ω゚)ノ「いや、つい…」
(##´_ゝ`)「ついって何ですかついって!聞いた事ないですよブラクラモチーフの怪人って!!見た目も普通の人間だし!」
(´<_` )「wwwwwww」
おいこら、笑うんじゃない。他人事だと思って…
14
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:40:43 ID:DfYy46CgO
(#´_ゝ`)「今すぐ謝罪と賠償と再改造を要求するニダ!!」
(=゚д゚)「やかましいッ!鬱陶しいぞ!」
(;´_ゝ`)「す、すいません…」
怪人になっても、脳改造されても、ヘタレはヘタレのままだった。
15
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:49:38 ID:DfYy46CgO
(=゚ω゚)ノ「今から君たちには怪人養成所に行ってもらうょぅ」
(´<_` )「怪人養成所?」
なんだそりゃ。
(=゚ω゚)ノ「人間を超越したと言っても君たちはまだまだ赤子だょぅ、怪人養成所で訓練を重ねる事で真の怪人となるんだょぅ」
( ´_ゝ`)「フーン…」
(=^ω^)ノ「まあ言ってみれば学校のようなもんだょぅwww」
( ´_ゝ`)
学校…勉強、嫌いなんだけどな…
(=゚ω゚)ノ「それと、君たちには特殊能力があるょぅ」
(´<_`*)「特殊能力!?」
特殊能力。その言葉にはかなり厨二心をくすぐられる。しかし俺ブラクラ男だしなぁ、ろくな能力が無い気がする。
(=゚ω゚)ノ「例えば弟者君は胸からミサイルが発射出来たり、跪から火炎放射だって出来るし、腕にはガトリング砲があるょぅ。まあ特殊能力ってより、武装だけど」
弟者兵器。ただの銀色ガトリング男かと思いきやたっぷりフルアーマーだ。
16
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 02:53:30 ID:DfYy46CgO
(=゚ω゚)ノ「で、兄者君の能力だけど…」
ハイハイどうせろくな能力じゃないんでしょ。分かってますよそのくらい。
(=゚ω゚)ノ「華麗にブラクラを踏む能力と、無限にノートパソコンを生成する能力だょぅ」
( ´_ゝ`)
もう呆れて物も言えない。なんだ華麗にブラクラ踏む能力って。改造した奴頭おかしいだろ。
でもノートパソコンが生成される能力は良いかも知れない。
17
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:02:10 ID:DfYy46CgO
(=゚ω゚)ノ「で、今から怪人養成所に行く訳だけど…」
ぃょぅさんの姿が怪人虎男(仮)に姿を変える。
(=゚д゚)「怪人養成所での生活は苦しく、辛い。ここまで来たら君たちに逃げ場所は無い」
(=゚д゚)「それに組織の秘密を知った者は生かしておく訳にはいかん」
(=゚д゚)「ここで逃げたら君たちは裏切り者と見なされ容赦なく処刑される」
(=゚д゚)「遊び半分で来られちゃ困るょぅ」
(=゚д゚)「君たちが遊び半分でここに来たのならここで容赦なく君たちを殺す」
ぃょぅさん…虎男の目付きはさっきまでの優しい目付きじゃない、獣だ。怖い。ちびりそう。
(=゚д゚)「君たちに覚悟はあるか?」
(´<_` )「あります!」
(;´_ゝ`)「も、もちろんです!」
(=゚ω゚)ノ「良いょぅ、では怪人養成所に連れてくょぅ」
ヤバい、帰りたい、妹者、父者、姉者。
(´<_`*)「楽しみだぜ…」
ところでなんでこいつはこんなノリノリなんだろう。
18
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:07:19 ID:DfYy46CgO
で、色々あって、養成所を2年で卒業。
ぃょぅさんによると、2年で卒業は早い方らしい。つまり既に俺は天才の素質を遺憾無く発揮してた訳だ。
そして、色々あって幹部に登り詰め大幹部候補生に。エリート街道まっしぐら。世界に流石兄者の名を轟かせ…る事も無く、東京で働く訳だ。ちくしょう。
空を見上げると、弟者がほくそ笑んでる気がした。
腹が立ったので電柱を折った。
19
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:11:26 ID:DfYy46CgO
で、俺は東京支部にやって来たのだが……
( ´_ゝ`)「民家、だよなぁ…」
どうみてもただの家です、本当にありがとうございました。
表札にはばっちり「悪の組織 東京支部」と書かれている。
( ´_ゝ`)「どこのフロシャイムだよ…」
俺の不安を表す様に、空は暗く曇っていた。
20
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:13:58 ID:gazjqr4U0
なんつー高待遇
俺も応募したい
21
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:18:08 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)σ
インターホンを押すと、ピンポーンとありきたりな音が鳴る。
しかし、相手が出てくる気配は無い。
( ´_ゝ`)「留守か……?」
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、四回押してみる。
すると、勢いよく戸を開けて、どんぶりが目の前に投げつけられてきた。避ける暇もなく、頭に直撃する。
(# ゚ω゚)「しつこいお!神は死んだお!新聞は毎日をネットで見てますお!」
( _ゝ )「」
22
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:22:49 ID:DfYy46CgO
(;^ω^)「も、申し訳ございませんお!まさか本部の幹部の方とは思わず…」
俺に高速で頭を下げまくる小太りの白い怪人。謝罪もいいけど先に手当てしろよ。
(メメ_ゝ`)「そのわりには素晴らしい笑顔じゃないか」
(;^ω^)「昔からこういう顔つきなんですお…」
そうなんだ、シラネ。
23
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:31:09 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「えっと、今日から東京支部に配属された幹部の兄者少佐だ、よろしく頼む」
怪人達は白まんじうを除いて無反応。こいつら何かを思い出すんだが、何だっけ?
( ´_ゝ`)「んじゃ、早速街を破壊しに出掛けようか」
「「「うーい……」」」
(##´_ゝ`)
思い出した。どこぞのヤンキー漫画だ。
俺が配属されるまではどんな無法地帯だったのだろう。煙草吸いながらグダグダ過ごし、給料泥棒を働いてたに違い無い。
( ´_ゝ`)「よし、予定変更、お前ら訓練しに出かけるぞ」
( ・∀・)「ああん?俺達に指図するんじゃねぇよ新参が」
(##´_ゝ`)
こいつ腹立つ。ぶっちぎり腹立つ。
( ^ω^)「み、皆この人幹部なんですお?もっと毅然とした態度で…」
( ゚∀゚)「うるせえよブーン男!飯買って来い、早く!」
(;^ω^)「おーん……」
なるほど、こいつはパシリか。てかブーン男てお前。組織ネーミングセンス無さすぎだろ。俺もブラクラ男だけど。
24
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:35:04 ID:DfYy46CgO
ワイワイガヤガヤ
( ´_ゝ`)
全然話聞かねえ。こいつら全員やり直せよ高校から。
( ´_ゝ`)「ブーン男とか言ったな、お前外に出ろ」
( ^ω^)「お?」
( ´_ゝ`)「唐揚げ君、赤な」
( ^ω^)「わ、わかりましたお…」
うん。こいつは普通っぽいしな。
(##´_ゝ`)「さーてお前ら、説教代わりに俺の技を食らって貰おうか…!」
25
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:38:32 ID:DfYy46CgO
何故、ブラクラを華麗に踏む能力と、パソ子を生成する能力しかない俺が、幹部まで登り詰めたか。
一つは、パソ子を鈍器に使う事。
もう一つは、パソ子からビームを発射する事。
そしてもう一つ、相手の精神をボロクソにする事。悪口とかじゃあない。敵に圧倒的な恐怖を与えるのだ。
26
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:49:00 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「食らうがいい…!マインドクラッシャーを…!」
精神的ブラクラって言葉を知ってるだろうか。まあ検索してはいけない言葉とか検索してみれば分かる。
とりあえず八頭身モナーの憂鬱とかググってみろ、後で。
要するにだ。俺は敵に精神的ダメージを与える事が出来る。
部屋に紫色のオーラが充満し、怪人達を包み込む。
( ;∀;)「わぁぁぁぁ!!」
(;゚∀゚)「た、助けてくれええっ!」
グロテスクな表現、残虐な表現を含む画像、映像、肉体の切断や内臓、流血、スカトロ、暴行、ホラーなどの類のドギツイ物が彼らの脳内に流れている。こうやって敵が脅えのたうち回る姿を見ると何か興奮するあたり、俺の性格もかなり捻れたようだ。
( ´_ゝ`)「よーし、俺に絶対服従し素直に命令聞くなら技解いちゃうぞー」
(;゚Д゚)「わ、分かった!分かったから!」
\(;^o^)/「助けて下さいいい!!」
何だ、こいつら可愛いじゃないか。これレベル1だぞ。
27
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:52:28 ID:DfYy46CgO
( ^ω^)「た、只今帰って来ましたおー!」
( ´_ゝ`)「はいおかえりー」
(;^ω^)「!?」
内藤ホライゾン、怪人ブーン男は驚愕した。
なぜなら、この基地にいる怪人全員が、無残に倒れているからだ。
( ^ω^)「な、何したんですかお…」
( ´_ゝ`)「秘密」
冷ややかに呟く兄者。
(;^ω^)
ブーンは得体の知れぬ恐怖を感じていた。
28
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 03:58:15 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「やっぱ唐揚げ君は赤だよなー」
( ^ω^)「ブーンはチーズが好きですお」
( ´_ゝ`)「そうなの」
どうでもいい。
\(゚o゚)/「オワタ…」
( ∀ )「カーチャンタスケテカーチャンタスケテカーチャンタスケテ…」
彼らにはレベル50とか結構酷い事をしたが、まあ態度があれだし。それに俺は悪だもの、これくらい非情にならないと。うん。仕方ない仕方ない。
あとブーン男が異常に脅えてるのは何なんだ。マイクラかけて無いぞ。
しかし配属初日でこれとは…
(;´_ゝ`)「流石だな、俺」
少々やりすぎたかな。
29
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 04:02:55 ID:DfYy46CgO
一方その頃、弟者は
(´<_` )「飛行機が墜落した…」
(´<_` )「ここは何処だ…」
(´<_` )「地図が全く理解不能だ…」
(´<_` )「…迷ったか」
(´<_` )「まあ本部に連絡入れれば迎えに来てくれるだろう」
(´<_` )「眠ろっと」
30
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 04:08:06 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「あー…じゃあだいたい皆回復したね」
( ´_ゝ`)「じゃ、その辺ランニングしてこい」
( ´_ゝ`)「帰って来なかったら街全体にマイクラぶっぱなすからな」
(;・∀・)「サーッ!イエッサー!」
(#´_ゝ`)「行ってこい!」
(,,゚Д゚)「サーッ!イエッサー!」
( ^ω^)「ブーーーーーーーン!!」
( ´_ゝ`)「ふぃ……寝よっと」
流石兄者改め怪人ブラクラ男改め兄者少佐28歳、これからやっていけるのだろうか。
( _ゝ )「…zzz」
まあそんな事は今兄者にとってはどうでも良かった。
31
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 04:22:58 ID:DfYy46CgO
つ づ く
32
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 04:58:40 ID:i9Q9vFI20
乙!面白い
33
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:06:16 ID:DfYy46CgO
〜これまでのおはなし〜
第一話「流石な世界征服の序章」
流石兄者は元気いっぱいな女の子。
ある日食パンを加えながら全力疾走していた兄者はテロ組織「悪の組織」と政府軍の抗争に巻き込まれてしまう。
このままでは遅刻しちゃう!その時兄者は謎の小さな妖精「内藤」に出会った。
内藤と契約する事で兄者は「まほうしょうじょデストロイ☆あにじゃ」に大変身!
兄者はマジカル☆モーニングスターで破壊の限りを尽くし、なんとか遅刻する前に学校に着いたのだった。
34
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:07:19 ID:DfYy46CgO
悪の組織(仮)東京支部に着任して2日、とりあえず同じ釜の飯を食う事でなんとか他の怪人達と仲良くなれた。恐怖政治とか言わない。
仲良くなれたは良いっちゃあ良いが、どうもこいつらはポンコツばかりらしい。
( ´_ゝ`)「はい、お前らまずは自己紹介と自分の能力を言おうか。はい始め」
( ゚∀゚)「怪人おっぱい男です、能力は相手の乳を揉む事で確実に相手を昇天させる事が出来ます」
( ´_ゝ`)「うん、全然役に立たないね」
最初改造された時にも思ったが本部の科学者は本気で頭おかしいと思う。何だよおっぱい男って。
35
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:08:47 ID:DfYy46CgO
(;゚∀゚)「ちょ、何でなんすか!?めっちゃ役に立つじゃないですか!相手が女の場合敵無しですよ!?」
やたら騒ぐ怪人おっぱい男。うるさい。
( ´_ゝ`)「で?男には効くのか?」
( ゚∀゚)「男の乳は触りたく無いです(キリッ」
( ´_ゝ`)「だから役に立たないの」
何がキリッだよ、そこ格好つける所じゃねえ。
36
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:10:27 ID:DfYy46CgO
( ・∀・)「毛根怪人モララーです、能力は髪の毛が無限に伸びます」
( ´_ゝ`)「地味だな…」
( ・∀・)「いや、かなりインパクトあると思うんですが」
( ´_ゝ`)「そりゃインパクトはあるけど実戦で役に立つか?」
(;・∀・)「役に立つかと言われれば…あまり役に立たない部類かと…」
( ´_ゝ`)「だよねー」
髪が伸びるとかそこら辺の日本人形でもやれるからな。
37
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:11:38 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「一人一人言わせるとキリ無いからまとめてみるぞ」
( ゚∀゚)おっぱい怪人おっぱい男/ジョルジュ長岡
乳を揉む事で相手を昇天させる能力
( ・∀・)毛根怪人モララー
髪が柱のように伸びる能力。だからどうしたというのだろう
\(^o^)/終末怪人オワタ男
恨みでパワーアップするが身体がかなり貧弱
( ^ω^)超速怪人ブーン男/内藤ホライゾン
速く走れる能力
(,,゚Д゚)筋肉怪人ギコ
鋼の筋肉を持つ、それだけ
38
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:13:43 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「クズだなお前ら」
心の底から見下した様な表情で言い放つ兄者。
( ^ω^)「そ、そんなバッサリ言わなくても…もっと言い方ってものが」
( ´_ゝ`)「本当ダメな能力しかない」
ブーン男を無視し、追い討ちをかける兄者。
( ^ω^)「いや、だから言い方が…」
( ´_ゝ`)「正気に戻って考えてみろお前ら、クソ使えない能力ばっかりだぞ」
( ´_ゝ`)「ギコよ」
(,,゚Д゚)「何すか…」
( ´_ゝ`)「お前とかがその役に立たない能力の筆頭なんだよ、ただ筋肉凄いついてるだけじゃん」
(,,゚Д゚)「いや、でもスタープラチナだって終盤までただ殴るだけのスタンドだったし…」
( ´_ゝ`)「今ジョジョの話はしてない、いいね?」
(,,゚Д゚)「はあ…」
39
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 06:20:15 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「お前らこれで世界征服出来ると本当に思ってるのか?」
( ^ω^)「お、思ってますお!」
\(^o^)/「確信してます!」
( ゚∀゚)o彡゜「世界!征服!!」
( ´_ゝ`)「言わせてもらうよ、無理」
冷ややかな顔で呟く兄者。
( ^ω^)「またそんなバッサリ言わなくても…」
( ´_ゝ`)「とりあえずオワタは身体鍛えろ、おっぱい男は男の乳も触れる様に修行する事、ギコ唐揚げ君買って来い、以上」
(;゚Д゚)「俺だけ能力の欠点と関係無い気が…」
( ´_ゝ`)「だまらっしゃい、幹部に逆らうのか?」
(,,゚Д゚)「……分かりましたよ」
(#´_ゝ`)「返事はサーッ、イエッサーだ筋肉!!」
(,,゚Д゚)「サーッ、イエッサー!」
( ^ω^)(ギコにだけ無駄に厳しい気がするお…)
はたして兄者は本当に怪人達と仲良くなれているのだろうか?そんな態度だと部下がついて来ないぞ兄者!
戦え兄者!頑張れ怪人達!世界を征服するその日まで!!
つ づ く
40
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 09:15:54 ID:DfYy46CgO
〜これまでのおはなし〜
第二話「流石な怪人達の能力」
おやつに竹の子の里を食べていた兄者はなぜかきのこ派と竹の子派の論争に巻き込まれてしまう。
ただの言い争いが戦争へ発展していく中黙々とポッキーをかじり続ける兄者。
そして神を名乗る謎の男、内藤はきのこ派竹の子派両陣営に超能力を与えたのだった!
超能力を使い激化していくきのこ派竹の子派の戦い!
そしてダースを食べる兄者。
ついにきのこ派竹の子派の争いに死者が出てしまった。
争いを止めるため立ち上がったコアラのマーチ派!
ただ1人パイの実を貪り続ける兄者。
果たして自らの誇りを懸けた譲れない戦いの勝者は!?
戦いを静観する内藤の真意は!?
そして兄者はついにオレオに手を付けてしまうのか!?
41
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 09:17:21 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「そういやこの街にヒーローって居るのか?」
( ^ω^)「ヒーロー?」
何それ?と言いたげな表情のブーン男。
なんか腹立つ。
( ´_ゝ`)「俺が普通の怪人だった頃はいつも邪魔しに来たがな」
( ^ω^)「居ませんお、でもいつ現れるか分かりませんお」
(;^ω^)「ヒーロー相手とか寒気がしますお…ブーンはまだ死にたくないですお」
( ´_ゝ`)「お前は早くその気弱な性格直そうな」
42
:
名も無きAAのようです
:2014/09/07(日) 09:18:04 ID:DfYy46CgO
( ´_ゝ`)「んじゃ町内会の廃品回収ボランティア手伝ったらちょっと公園で遊具でも破壊するか」
( ^ω^)「悪事にしては小さすぎやしませんかお?」
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