レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
(´・_・`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
-
しかし、最早花火大会など茂羅本にとってはどうでもよかった。
とりあえず外の空気を吸って、気分転換しよう。しばらく、独りでいる時間が欲しい。
(・∀・ ,,)「いや」
(-∀- ,,)「ちょっとドライブに行ってくるよ。すぐに帰ってくる」
('、`*川「そう、ですか」
妻から離れたかった。妻のいる家から離れたかった。妻と娘と息子がいるこの街から離れたかった。
ほんの数十分、家族がいない世界に身を落ち着かせれば、また頑張れるはずだった。
すぐに帰るつもりで、車を車庫から出し、アクセルを踏み込んだ。
日は沈み、道路は人混みで溢れ、河川敷の向こうに大きな花火が上がった。
(,, ・∀・)「花火」
サイドミラー越しの花火を見て、茂羅本は河川敷沿いの国道をひたすら真っ直ぐに走り続ける。
思い浮かぶのは、いつかの子供達の感嘆とした表情、大きな笑い声、妻の微笑、自分を呼ぶ三人の声。
(-∀- ,,)「花火」
それきり、彼は家に戻らなかった。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板