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( ^ω^)文猫冒険季のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2014/07/24(木) 03:43:51 ID:4VilwLJE0
はい
130
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/09(日) 23:58:50 ID:5SUO60720
とはいえ、僕らがこれから目指すのはここから更に大陸を離れた地である、
なのでゆっくりと寝床を探す暇もなく、食料などの買出しをすると同時に、
次なる場所へとゆくための足を探し求め、船着場へと向かった。
(´・_ゝ・`)「ナツミ大陸か……直通の便はないから、どっかで乗り換えないといけないよ」
(*゚∀゚)「どう行くのがいいんだ?」
(´・_ゝ・`)「そうだなぁ、まあ普通に、カモガワ港までなら出てるから、
そこからラグランジェ海域を越えて、ウォクス港を経由するのが一番かな」
(*゚∀メ)「じゃあまずはそこだな、いつ出せる?」
(´・_ゝ・`)「じきに仕分けも終わる頃だから、そろそろ搬入……まあ、すぐにでも」
(*゚∀゚)「わかった、どこに行けばいい?」
(´・_ゝ・`)「第三灯台前のところで、遠方行きの看板があるからそこへ」
(´・_ゝ・`)「赤い屋根のとこだから、すぐわかると思う」
(*゚∀メ)「あいよー、てことだ、用意はいいか?」
( ・∀・)「大丈夫です」
131
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:00:06 ID:OwFB1Ddc0
ミ,,゚Д゚彡「やっと落ち着けそうだな」
(´・ω・`)「そうだね…歩き詰めだったし」
( ^ω^)「……?」
と、向かおうとしたところで、ふと気がついた事がある。
というかツイールたちと林道で出会ったころからそうなのだが、
何か変だ、むしろこういう時、一番目を離せない存在が妙におとなしい。
それは相変わらず狐耳を装着しているハーピー少女。
ふだんは誰彼かまわず着いていくし、油断するとどっかで迷子になってしまうのに、
何故かさっきから僕のうしろにくっついたまま、離れようとしない。
イ从゚ -゚ノi、「…………」
(;^ω^)「ギン…? どうかしたのかお?」
132
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:00:53 ID:OwFB1Ddc0
イ从゚ ー゚ノi、「………どうして?」
(;^ω^)「いや、なんか……静かだな、と」
イ从゚ ー゚ノi、「ブーンが、言ったから」
(;^ω^)「僕が? 何を?」
イ从゚ ー゚ノi、「ここに来るまえ、はなれないように、って……」
言われてみればそうである、というか、もはやこれは定型文。
迷子になるなよ、という親心てきなあれで、町などを前にいつも言っていることだ。
ああつまり、言うことを聞いたのだと言っているのかこれは。
困惑した。
これは何て言えばいいのだろうか、偉いと褒めるべきなのか、いや褒めるのはいいんだけど、
しかしこれはこれで何と言うかまるで、命令してるというか、脅しているというか、
そんなニュアンスにも感じられてしまう、分からない、子供の気持ちがわからない。
133
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:02:25 ID:OwFB1Ddc0
(;^ω^)「ぇーと、そう、偉いおギン、でも別にそんなぴったり張り付いてなくてもいいんだお?」
イ从゚ -゚ノi、「…うれしく、ない?」
どういう意味だお!?
口にはせずに内心叫んだ。
今のはいったいどういうことなのか、ますますもってわからない。
イ从゚ -゚ノi、「どうしたの?」
(;^ω^)「ど、どうもしないお……うん、大丈夫…大丈夫だお」
イ从゚ -゚ノi、「………」チガウ ノカナ
(;^ω^)「?」
と、ギンはうつむき何か囁くように言った。
けれど声はあまりに小さくて、聞き取ることができなかった。
134
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:04:28 ID:OwFB1Ddc0
そして聞き返すよりも先に、遠くで僕らを呼ぶ声があった。
ミ,,゚Д゚彡「ブーン、なにやってんだー? はやく行こうぜ!」
( ^ω^)「あ、今行くおー!」
何はともあれ、立ち止まっていても仕方ない、まずは歩く道がある。
少女をうながし、僕は前を行く背中をおいかけることにした。
ふと見れば、ギンもちゃんとついて来ている。
いったいどうしたのだろうか、心配ではあるが、今はまた別の不安もあって、
船に乗り込んだ後も、それを追求することもなく、会話はべつの方向へ。
というのも今回、ツイールたちと合流した理由である。
ハンター稼業である彼…彼女ら? と旅を同じくする理由は一つ。
これから大きな狩りをおこなうための、その用意と、および応援である。
135
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:05:19 ID:OwFB1Ddc0
先ほども話しにあった、目的地であるナツミ大陸。
なんとなく可愛らしい名とは裏腹に、元は七罪と呼ばれた曰く付きの場所で、
多くの災いがかつてこの地にあったとされる、恐ろしい大地だった。
そう、だった、と以前に山さんから教えられたことがる。
いわく、そう呼ばれていたのはもう遠い昔。
今はもう、ロマンを求めた冒険者たちが荒らしまわって…いや、開拓され、
特に何か恐ろしいハザード的なものはなく、人も普通に住んでいる。
現にそれを語った山さん自身も、何度か調査に出向いた事があるそうな。
だが、決して安全で平穏平和というわけではない。
136
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:06:42 ID:OwFB1Ddc0
あまり人の手が入ってない場所が多いせいか、獣たちが多く、
そのほとんどが巨大化し、いわゆる太古のままの姿ってやつ。
そして今回。元々あぶない生物も多く生息しているらしいのだが、
特にやばい奴が現れたとか何とかで、調査もふくめて向かうという話を聞き、
ツイールたちも居るし、と逆にこの機会はチャンスであると、僕らも向かうことになった。
というわけで、今も僕らは船の上。
これからの打ち合わせや、ツイールたちの武器のメンテナンス等に忙しく、
今も甲板でぼんやりと景色を眺めているギンを気にはなりつつも、
目先のことを考えることで精一杯だった。
137
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:10:20 ID:OwFB1Ddc0
∧∧
ミ*゚∀゚彡 <ジャージブ ダマシー
ミ,,,,,,,,,,ミ
紅季 70節
.
138
:
◆6Ugj38o7Xg
:2014/11/10(月) 00:14:55 ID:OwFB1Ddc0
相変わらず短編なのにつづく状態、というわけで今日の分はここまで、またのちほど。
それと今回のは本編文猫冒険記で書かなかった諸々の伏線消化と、
書けなかった大事なぶぶんを書きたいがためのおはなしなので、たぶんこれ以上はネタなし。
だから文猫を書くのはこれで最後になると思うます、とかなんとか。
139
:
名も無きAAのようです
:2014/11/10(月) 00:38:11 ID:7JYWKcb60
乙
何度も読み返した大好きな作品だけにまた書いてくれて嬉しい
前出た時はルガール、今回は爆破耐性の黒曜石に逆鱗とかこの龍ゲーム大好きだな
140
:
名も無きAAのようです
:2014/11/10(月) 01:16:40 ID:yO3oESb.0
ジョルジュが微笑ましいおつ
142
:
名も無きAAのようです
:2015/03/13(金) 18:57:21 ID:kjC0O3M20
( ^ω^)
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