レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)百物語のようです2014( ω )
-
( ^ω^)おいすー。今年も百物語の季節がやってきたおね。
( ^ω^)ここは百物語専用スレだお。開催日まではルール確認や質問等、自由に使って欲しいお。
・開催日は八月八日(金)から八月十七日(日)まで
※ただし投下できるのは八日〜十日と十五日〜十七日の金土日のみ。投下期間以外の本スレは作品の感想などご自由に使用してください
・作品はホラーでなくても幽霊、妖怪、人外などが出るならギャグでもなんでも可。
・レス制限は一作品30レスまで。それ以上は個別スレ建てをお願いします。
・ながらはNG。個別スレを建ててそこでやるのは可。もちろんVIPに建てるのもOK。
※個別スレ参加の場合
レス制限無し。
スレ立て
↓
百物語スレにて投下開始報告、URLを貼る
↓
投下終了後、百物語スレにて投下終了報告(その際、前の人の数字を引き継いで話数宣言)
・1人何話でも投下可!
※連続投下→次に投下する人がいないか確認を取り、無ければOK
※作品の投下間隔についてはルールはありませんが少し間を開けることを推奨します
・イラストでの参加も可!一話としてカウントします。
※ただし作品への支援絵は作品としてカウントしない
・開催時間は18時から翌朝7時まで
・話が終わったら本スレ(自分でスレを立てた人はそのスレでも可)で蝋燭のAAを貼る
過去の百物語のまとめ
( ^ω^) ブーン系図書館主催・百物語のようです ( ω )
http://iroirotunpeni.blog11.fc2.com/blog-entry-521.html
( ^ω^)百物語のようです2012 in創作板( ω )
http://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/dreadful_story/dreadful_story.htm
( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-755.html
( ω )なお、こちらは何があっても責任は負いませんので、自己責任での投下、閲覧をお願いいたしますお
-
乙
そんな風に語られたら誘惑に負けて飲んでしまいそうだな
しかしおそろしや
-
乙。素晴らしいな
-
乙
-
なるほど、乙
-
こういう語り口調いいな
-
おら二日目だぞ
どんどん持ってこいやぁ
-
九本目投下します
-
.,、
(i,)
|_|
沼の噂のようです
-
( ・∀・)「1、2、3……よし、全員いるな」
( ・∀・)「みんなー、よく聞け!これから肝試しのルールを説明するからな!」
茂等モララー28歳。勤めていたブラック企業を辞めて、教師になってから早4年。
ド田舎の倉作小学校に転勤してきて最初の夏休みに、彼の受け持つ3年1組で肝試しを行うことになった。
ξ; ゚⊿゚)ξ「ドキドキするね」
( ^ω^)「だいじょうぶだお、ツンはぼくが守るお!」
場所は小学校の近くにある名も無き沼、その周りの簡素な遊歩道だ。
土むき出しの道で明らかに遊歩道と呼べるような代物ではないのだが、便宜上そうしておく。
今いるところは道の入口で、遊歩道で唯一街灯がある場所でもある。
( ・∀・)「はい、そこおしゃべりしないでー。
ルールは2人1組になって、みんなの目の前にある沼の周りを、反対側の祠まで歩くだけ。
先生は違う道を通って、先に祠のところに行ってます」
( ・∀・)「前の人たちが出発して3分経ったら、次の組が出発すること。素直さん、任せていいね?」
川 ゚ -゚)「はい」
( ・∀・)「じゃあ、道を外れずにちゃんと来てね。分かりましたかー!」
「「「「はーい!」」」」
-
説明を終え、モララーは自転車に跨り、生徒たちのルートとは反対を走る。
実はこちらから行く方が少し距離が長いのだが、自転車だし問題はないはずだ。
遊歩道の両脇には木々が生い茂っているため、夜は真っ暗、昼間でも薄暗い。
前述の通り、街灯は入口の一ヶ所のみにしかないので、自転車のライトだけでは心許ない。
自分も懐中電灯を持ってきた方がよかったかな、と少し後悔した。
モララーは、ふと木々の間から見える沼に目をやった。
( ;・∀・)「……」
月明かりに照らされ黒くぬらぬらと光る沼が、彼の恐怖を増幅させた。
元より、モララーはホラーだとか霊の類が苦手である。それも原因だろう。
沼から目を逸らし、時計を見た。
そろそろ祠に着くだろう。
( ・∀・)「……ん?」
違和感を感じ、自転車を停める。
よくよく目を凝らして見ると、前方に黒い人影が見えた。
-
( ・∀・)(おかしいな、こんな時間にここにいるなんて)
ここは昼間でもほとんど人が訪れない場所だ。
可能性があるとすれば、我が子が心配で様子を見に来た親、もしくは妖怪の類だろう。
( ・∀・)「すみませーん、どちら様ですかー」
後者でないことを願いながら声をかけるも、返事はない。
聞こえなかったのだろうか。
自転車を押して近づいてみる。
ここで気付いたのだが、相手はかなりの背丈であった。
モララーだって決して低くはないが、向こうは頭ひとつ分ほど大きい。2メートル近くあるんじゃないだろうか。
( ・∀・)「あのー」
2メートルの巨体が振り向く。
( ;・∀・)「ーーっ!?」
モララーは気付いた。これは人ではない。
全身は濡れているのか、黒くてらてらと光っている。
黒い寸胴型の体を横に太らせて、そこに短いずんぐりした足がちょんとついている。
そして、顔には凹凸が一切なく、闇に潰されたかのように真っ黒だった。
-
べしゃり。そいつが一歩踏み出す。
まるで、ついさっきまで水の中にいたような、湿った足音だ。
( ;・∀・)「ぁ……あ、」
モララーは思わず自転車から手を離してしまった。
大きな音を立てて倒れる。
膝はガクガクと震えて、歩くことさえままならない。
そのまま腰が抜け、尻餅をついてしまった。
べしゃ、べしゃり。
差は随分と縮まった。もうすぐそこである。
そして、ぬぅっと、頭上に大きな影。
( ; ∀ )「ぁ、うわああああああああああああああああ!!」
そいつがニィと笑った気がした。
-
八月×日、倉作小学校の教師である茂等モララー(28)が行方不明になった。
その日は彼が担任を受け持つ三年一組の生徒と沼で肝試しをしており、
目的地の祠に生徒全員が到着したにもかかわらず、茂等先生がいないことを不審に思い
生徒達が探しに行ったところ、道の途中に彼の自転車だけが倒れていたという。
第一発見者の内藤ホライゾン君は、「沼から自転車の近くまでがびしょびしょに濡れていた」と発言している。
素直クールさんの通報により事件翌日の早朝から捜索が始まったが、一週間経った今も見つかっていない。
警察はこれを誘拐事件、もしくは殺人事件とみて捜査を進めている。
なお、事件が起こった沼では昔から黒い怪物を見たという話が絶えず、今回もその仕業ではないかと噂されている。
――オカルト系雑誌『MYSTERY』より抜粋
-
(
)
i フッ
|_|
-
乙
-
乙!
-
乙!
-
乙
肝試しなんてしたくないんや…ガクブル
-
三日目ハジマタ!
-
今回投下作少ないなー
-
十本目投下します
( ・∀・)三人の村のようです
-
( ・∀・)「風全然弱まらないなあ」
( ・∀・)「いい加減戸が壊れちまうよ……」
( ・∀・)「……ん?」
( ・∀・)「おや? 旅のお方かい?」
( ・∀・)「雨に濡れてびちゃびちゃじゃないか! この辺りは宿も無い、どうかうちの家に泊まってお行きよ」
( ・∀・)「ほら、中に入りなよ」
( ・∀・)「……ん、ああ、風でまた蝋燭が消えちまってらあ」
.,、
(i,)
|_|
( ・∀・)「これでよし、と」
-
( ・∀・)「今なら風呂も沸かしたばっかりだ、入っておいで」
( ・∀・)「なあに、気にしなさんな。着替えは私のものでもいいかね」
( ・∀・)「うん、ゆっくり暖まってきなよ」
( ・∀・)「おお、上がったかい。湯加減は大丈夫だったかな?」
( ・∀・)「そりゃあよかった。お茶を淹れたんだ、飲みなよ」
( ・∀・)「良い茶だろう。私が育てたんだ」
( ・∀・)「もう人がいないからね。全部自分で作らないと死んじまう」
-
( ・∀・)「うん? うん、私は一人だよ」
( ・∀・)「この村も昔は栄えてたんだがねえ。今は私を含めて三人しか住んでないんだ」
( ・∀・)「みんな引っ越すか消えてしまうかしてしまった」
( ・∀・)「うん、そうだよ。消えてしまったんだ」
( ・∀・)「何故かって? それはね、この村に二人の狂人が住んでいるからだ」
( ・∀・)「狂人。頭がおかしくなってしまったんだよ」
( ・∀・)「一人はね、寂しく暮らしている女だ」
( ・∀・)「今は酷い嵐で見えないけどね、いつもならそこの窓から彼女の家が見える」
( ・∀・)「名前はでれと言うんだ。綺麗な人だよ」
-
( ・∀・)「でれには姉がいてね。顔もそっくりの、笑顔がかわいい村一番の美人姉妹だった」
( ・∀・)「私もあの頃の二人とはよく遊んだよ。私がやるお手玉を教えてとせがんできたんだ」
( ・∀・)「でれが九歳の時だから、二十年前かな。この村の裏山から、熊が下りてきてね。何人か食われてしまったよ」
( ・∀・)「今はもういないんだが、ぎこという腕の良い猟師が撃ってくれて熊は死んだ。でも、でれの姉は食われてしまったんだ」
( ・∀・)「遺体は酷いものだったよ。胴を開かれて、内臓を食い散らかされていた」
( ・∀・)「あの時のでれの姉の濁った眼は、今でも思い出せる」
( ・∀・)「でれは運悪く、その遺体の第一発見者だった」
( ・∀・)「その後からかな。でれが心を病んでしまったのは」
-
( ・∀・)「現実を見なくなった。姉の姿が見える、と言うんだよ」
( ・∀・)「姉は食われたんじゃない、殺されたんだ、と強く主張するようになった」
( ・∀・)「勿論それを聞く者はいない」
( ・∀・)「君はどう思う? 彼女をおかしいと思うかい」
( ・∀・)「……うん、やっぱりそうだよね。当時の村人も君と同じ意見だった」
( ・∀・)「もう一人の狂人の話をしようか」
( ・∀・)「もう一人はね、男だよ」
( ・∀・)「人当たりの良い男だ。誠実で、村人からの信頼も厚かった」
( ・∀・)「昔ながらの遊びが得意の、器用な奴だ」
-
( ・∀・)「でもね、その男は周りに隠していることがあったんだ」
( ・∀・)「人を、食べるんだよ」
( ・∀・)「人食嗜好。西洋ではかにばりずむ、と言うんだったっけ?」
( ・∀・)「彼は己の両親を食べた。村人には病気にかかったと嘘を吐いてね、まず両親の足を捥ぎ、時間をかけて両親の体を食べていった」
( ・∀・)「それから、男は人しか食えなくなっていったんだ」
( ・∀・)「……風が強くなってきたね。これ以上の備えは無いのに、参ったなあ」
( ・∀・)「おや、眠いのかい?」
( ・∀・)「じゃあ子守唄代わりにでも聞いておくれ」
( ・∀・)「この村から人がいなくなったのは、その二人の狂人が原因なんだよ」
-
( ・∀・)「実は、さっきのでれの話には続きがあってね?」
( ・∀・)「でれの話を聞いて、君と同じ反応をした人。しかも、でれに真正面から、狂ってる、と言った男だ」
( ・∀・)「翌朝、全身を何かに切り刻まれて死んでいるのが見つかった」
( ・∀・)「その日は今日のように強い風の吹く晩だったよ」
( ・∀・)「凶器は無かったし、こんな強い風だ、外を出歩く人もいなかった」
( ・∀・)「でも、そいつは素行が悪いことで有名だった。だから、私達は天罰が下ったのだと思ったよ」
( ・∀・)「最初はね」
( ・∀・)「やがて、風の強い晩の翌朝、全身を切り刻まれた死体が必ず見つかるようになった」
( ・∀・)「それを気味悪がって引っ越す人も増えた」
( ・∀・)「私はそれを見ながらね、ある共通点に気が付いたんだよ」
-
( ・∀・)「死んだ者達は皆、でれを侮辱した奴なんだ」
( ・∀・)「気のせいかとは思った。でも死体が増える度、確信に変わっていった」
( ・∀・)「きっとね、でれの言う通り、姉は生きてるんだよ。私はそう思う」
( ・∀・)「姉の矜持かな。でれを傷付ける奴を、許せないんだね」
( ・∀・)「でれの姉は、でれを侮辱した奴を殺しに、鎌鼬へと姿を変えるんだ」
( ・∀・)「あと、もう一つ」
( ・∀・)「でれの姉は食われたのではなく、殺されたのだ、ということ」
( ・∀・)「私は、あれ、嘘ではないと思うんだ」
-
( ・∀・)「何故かって?」
( ・∀・)「だって、とってもおいしかったんだもの」
( ・∀・)「ああ、大丈夫かい?」
( ・∀・)「無理に立ち上がろうとするんだもの、そりゃあ転びもするだろうね」
( ・∀・)「私のお茶はおいしかったかい」
( ・∀・)「うん、盛らせてもらったよ。なんてったって久しぶりの食事だから」
( ・∀・)「熊の騒ぎに乗じてね、でれの姉を食ったよ。あれは本当に良い機会だった」
( ・∀・)「でれの姉は、特に心臓がおいしかった。若い娘は良いね、血も甘いし、肉もジューシーなんだ」
( ・∀・)「あの綺麗な青い眼も食べたかった。でもね、腹を開いたら、みるみるうちに濁っていってしまったんだ。輝きを失った眼を、食べたいとは思わなかった」
( ・∀・)「でも、あの青い眼が最後に見たのが私なんて、ちょっと素敵だよね」
-
( ・∀・)「でれを侮辱はすれど、はっきりと拒絶したことがないから、私は今もまだこうして生きているんだ。私は賢いからね」
( ・∀・)「私と、でれと、でれの姉。この三人が、この村に住む三人だ」
( ・∀・)「他のは引っ越すか、でれの姉に殺されるか、私に食われるか。この三択だったよ」
( ・∀・)「まあ、でれの姉が殺したのも、私の胃袋に消えていくんだけど」
( ・∀・)「ああ、ほら、聞こえるかい? この強い風の音」
( ・∀・)「運が悪かったね。きっと、でれの姉が、君がはっきりとでれのことを気持ち悪いと言ったのを聞いてしまったんだ」
( ・∀・)「昼に泊めた、私の好みでなかった老婆を殺した帰りだろうね。でれの姉にとっては、もう一仕事ってとこかな」
( ・∀・)「だって、老婆は肉が少なくてまずいんだもの」
-
( ・∀・)「戸がいよいよ外れそうだね。ねえ、旅人さん」
( ・∀・)「残念だけど、君の旅はここまでだよ」
( ・∀・)「でれの姉に切り刻まれるか、私に食べられるか。一体、どっちが早いだろうねえ」
(
)
i フッ
|_|
( ・∀・)三人の村のようです 終わり
-
分かっちゃいるけどって感じだな
いいね、乙
-
良かったよ
おつ
-
オチが分かっていても怖いな、乙
-
乙
途中まで残りの一人がTさんなオチを期待してたけどそんな救いはなかった
-
支援絵です
>>158-179
( ´_ゝ`)送りぬ、迎えぬ(´<_` )
のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1553.jpg
-
ξ∪゚⊿゚)ξちゃんがいい感じに犬っぽくてかわいい乙
十一本目
-
/⌒ヽ
(^ω^ ) 「百物語に関する重大なお知らせ……?」
o□と
.,、
(i,)
|_|
-
百物語2014実行委員会のドクオ委員長は10日、
かねてからの課題であった「企画終了時に余ってしまったろうそくの使い道」に関して
流石家の全面協力のもと、『全国おしおき☆ローソクプレイ行脚』を実施するとの会見を行った。
ドクオ氏はこの施策について、
('A`) 「夏休みでだらけがちなブーン系作者に対して優先的に派遣を行います。
企画への投下促進・企画後の燃え尽き防止が狙いです。
別に妹者ちゃんのボンデージ姿が見たいとかそんなことは全然ないですフヒッヒヒヒ」
と、気持ち悪い笑みを浮かべながら説明。最寄りの交番へと連行されていった。
代理として会見を引き継いだ素直クール副委員長は、
倫理上問題があるとして、妹者さん、姉者さんの参加は見送ると発表した。
会見には、派遣のすべてを一人で担うこととなった
流石母者さんが特注サイズのボンテージに身を包んで登場。
圧倒的な佇まいに言葉を失った報道陣に対し、
@@@
@# _、_@
(* ノ`) 「こんな格好、恥ずかしいったらないね」
と、きまりが悪そうにモジモジとしながらコメントした。
同席した流石父者さんの、
彡⌒ミ
(* ´_ゝ`)「よく似合ってるよ、はーたん」
という惚気けた一言には、耳まで赤く染めた顔を俯け黙りこくってしまうなど、
女性らしい一面も覗かせ、会見場は一層の静寂に包みこまれた。
照れ隠しの掌底をこめかみに受け病院に搬送された父者さんを見送った後、母者さんは
@@@
@# _、_@
( ノ`) 「身に余る大役ですが、これもブーン系のため、心を鬼にして頑張ります」
と力強い意気込みを口にし、会見場をあとにした。
全国行脚は百物語終了後の18日午前7時から行われる見通し。
現時点で残っているろうそくの数は89本。ブーン系作者の身の安全を確保するため、1作でも多くの投下が望まれる。
なお、「普段から鬼じゃん」とうっかりつぶやいてしまった流石兄者さんが
報道陣の目の前で見えない速度の何かに襲われ死亡。
「百物語の怪奇」だとして、うかつな発言は慎むよう注意が呼びかけられている。
-
/⌒ヽ
(;^ω^ ) 「か、書くんだおーーーーーーー!!!!
O 間に合わなくなっても知らんおーーーーーーーーーーー!!!!!」
(
)
i フッ
|_|
-
.,、
(i,)
|_| 恐怖のプリクラ
〜〜
( ^ω^)「僕プリクラとるの初めてだお」
(´・ω・`)「消しゴムで髪の毛のところを擦ると茶髪になるらしい」
('A`)「へぇ〜、ものしりだな」
( ^ω^)「あ、シャッターが降りるお」
ハイチーズ
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)
パシャッ
「
( ∧ω∧)("A“)(´●ω●`)
」
(;^ω^)(;'A`)(;´・ω・)「こわっ!」
〜〜
(
)
i フッ
|_| おわり
-
乙
目だけぱっちりに修正されるあれか
-
十本目の蝋燭の導入のやり方が洒落ていて好きです
-
恐怖のプリクラが12本目だとおもうので、13本目投下させていただきます
-
13本目
.,、
(i,)
|_|
やさしいおにいちゃんのようです
-
私のお兄ちゃんはいつもニコニコ
とっても優しい優しいお兄ちゃんなの。
お母さんがケーキを二つ買って来て、私が自分の分だけじゃ物足りなそうな顔をしていると、お兄ちゃんはいつもニコニコしながら「僕はいらないから、たべていいよ」と言って譲ってくれるの
私がお兄ちゃんのオモチャやゲームを壊しちゃった時でも一度も怒ったことがない
そんな優しい私のお兄ちゃん
でも、私はどんな時でも何をされてもニコニコしているお兄ちゃんを「気味が悪い」と感じるようになってしまったの
-
だってね、私。小学四年生の時、学校で見ちゃったの
お兄ちゃんが準備室でいじめられているのを。
私はお兄ちゃんを助けなくちゃと思って、準備室のドアを開けようとしたの
でもね、ドアは開けられなかったの
鍵がかかっていたわけじゃないのよ
開ける必要がなかったの
いじめっ子たちに気付かれないように、私が部屋を覗いていたら、お兄ちゃんが私に向かっていつも通りニコニコしたから
-
そんなのっておかしいじゃない?
その光景を見た時、私、「お兄ちゃんは人間じゃないのかもしれない」と思ってしまったの
なんだか人間の皮を被った他の生き物なんじゃないだろうかって。
それまでは交換ノートをする程仲が良かった私たちは、一切喋ることは無くなった
私がお兄ちゃんをいないものとして避けたから。
「きっとお兄さんは寂しがっただろうね」と、みんなは言うけど
いいえ、そんなことは無いの
だってだってだって、私が避けはじめたその日からでさえも、お兄ちゃんは、ニコニコしていたんだから。
-
小学四年生から始まった私のお兄ちゃん嫌いは高校一年生になった今でも、いや、昔よりも酷くなっていた。
川д川「ミセリちゃんって、本当お兄ちゃんと仲悪いよねー」
ミセ*゚ー゚)リ「うん、本当気持ち悪い。なんかヘッドホンつけてニヤニヤしてたりするし、というか何しててもニヤニヤしてるんだもん」
川*д川「でもすっごく頭いいじゃん、あの国立vip大学受かったんでしょ?超羨ましいよ、うちのお兄ちゃんはダメダメだったからなぁ」
ミセ;*゚ー゚)リ「頭は確かに良いけど、友達1人もいないんだよ?年賀状だって誰からも来てないし、部屋に『正しい友達の作り方』って本があるくらいなんだから!」
川;д川「それは確かにすごいね…」
ミセ*゚ー゚)リ「でしょ?だから本当無理、同じ家に住んでることがあり得ない」
川д川「あれ?お兄ちゃん1人暮らしするとか言ってなかった?」
ミセ*゚ー゚)リ「そうなの!それでお母さんが引越しの手伝いしてあげなさいとか言ってきてさー、もう最悪だよ。今日家帰ったら手伝わなきゃいけないの」
川д川「まぁまぁ、これが終わったらバイバイなんだし、最後くらい良いじゃない」
ミセ;*´ー`)リ「そうだけどさぁー…あー、憂鬱」
-
(-_-)「貞子」
川д川「あ、お兄ちゃん」
(-_-)「友達か?」
川д川「うん、そうだよ」
(-_-)「これはこれは…初めまして、妹がいつもお世話になってます。僕は貞子の兄のヒッキーです」
ミセ*゚ー゚)リ「どうも初めまして、貞子ちゃんの友達の高知ミセリです」
(-_-)「高知…?もしかして、ミルナ君の妹さん?」
ミセ;*゚ー゚)リ「えっ、あ、そ、そうですけど…」
(-_-)「そっかそっかー!懐かしいな、僕、中学の同級生なんだよ。ミルナ君元気にしてる?」
ミセ*゚ー゚)リ「元から元気があるタイプではないから元気にはしてませんね。生きてはいます」
(-_-)「生きてるなら良かったよ、同窓会とか来ないから心配でさ」
ミセ*゚ー゚)リ「あぁ、兄は友達いませんからそういうイベントには参加しづらいんだと思います」
(-_-)「ミルナ君、ちょっと変わってたもんなぁ」
川#д川「お兄ちゃん、そう言うこと言わないの」
-
ミセ*゚ー゚)リ「学校でもニヤニヤしてるんですか、もしかして」
(-_-)「ニヤニヤ?」
ミセ#゚ー゚)リ「もう本当気持ち悪いですよね、あれ。やめて欲しいったらありゃしない」
(-_-)「ミルナ君って、笑えるの?」
ミセ;*゚ー゚)リ「…え?」
(-_-)「僕、三年間同じクラスだったけど、ミルナ君が笑ったとこみたことないよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ははは、まさかぁ!」
そんな訳がない、だって私が知ってるお兄ちゃんはいつもニコニコしかしてないのに
-
(;-_-)「ミルナ君、いつも無表情でノートを一心不乱に書いてたんだよね。だから、ちょっと皆に怖がられてたっていうか…」
川#д川「ノートをどんな顔で書こうが勝手じゃ無いのよ、お兄ちゃんのクラスの人達の方が可笑しいんじゃないの?」
(;-_-)「いや、だってそのノートには……」
ミセ;*゚ー゚)リ「そのノートに、兄は何て書いていたんですか?」
-
(-_-)「…僕を含めたクラスメイトの名前が全員分書いてあって、名前の隣に『正』の字が書いてあるんだよ。まるで何かをカウントしているかのようにね」
.
-
ガチャン!
ミセ;*゚ー゚)リ「はぁはぁ…ただいま!」
J( 'ー`)し「ミセリおかえりなさい」
ミセ;*゚ー゚)リ「母さん!お兄ちゃんは!?」
J( 'ー`)し「まだ帰ってきてないわよ、段ボールに荷物つめといてあげなさい。段ボールはもう二階に上げといたから」
ミセ;*゚ー゚)リ「わかった!」ドタドタドタ!
J( 'ー`)し「…あら、今日はえらく素直ねぇ」
-
ガサガサガサガサッ!
ミセ;*゚ー゚)リ「ないじゃないのよ…」
本棚も引き出しの中身も全部全部引っ張り出して、整理整頓された部屋をグチャグチャにしてしまった
でも、それでも見つからない。
こんなに探しても無いのだ、つまり、そんなもんは存在していなかったんだろう
ミセ*゚ー゚)リ「…阿呆らしい、普通に考えればそんなノートある訳ないじゃないの」
とりあえず、部屋を荒らしてしまったし、お兄ちゃんが帰って来る前に片付けないと…
-
部屋の惨状を見渡していると、ふと、お兄ちゃんの部屋の壁にかかっている絵が目に入った
ミセ*゚ー゚)リ「…これ、私が幼稚園の時に書いてあげたお兄ちゃんの絵だ」
お兄ちゃんの部屋に入ったのなんて、小学生以来だったからこんなに大切にしてくれていたなんて知らなかった。ご丁寧に立派な額に入っている。
ミセ*゚ー゚)リ「……でも、1人暮らしに持ってかないよね。外して物置部屋にでも持っていこう」
グイッと、額ごと絵を取り外すと、違和感を感じた
-
ミセ;*゚ー゚)リ「これ、重すぎない?」
それに、絵のサイズに比べて額が大きすぎるきがする
ミセ;*゚ー゚)リ「まさか、ね」
そんなことはないだろうと思いながら、額の裏を外す
まぁ、あるわけ無いって分かっては居るんだけど念のため、念のた…
ガッシャアーン!
.
-
どうやら、額の表面はガラスで出来ていたらしい。床に落とした拍子に粉々に割れてしまった
私は膝から床に崩れ落ちた、生まれて初めてだ、こんなに手が震えるのは。
ガラスが割れた音にびっくりしたわけじゃない
そんなのはどうだっていいの、だって
ミセ;゚ー゚)リ「…お兄ちゃん、嘘でしょ?」
今この瞬間、ヒッキーさんが言っていたノートは、存在していたことが実証されてしまったのだ
それも
「2冊もあるなんて…!」
-
一冊は普通の大学ノート
もう一冊はお兄ちゃんが使うには可愛すぎるノートだった。
私は、まず大学ノートの中身を確認することにした。
ミセ;*゚ー゚)リ「本当にクラスメイトの名前が書いてある…」
ヒッキーさんの話していた通り、名前の隣には数をカウントするための『正』の字が書かれていた
でも、なんのカウント数かは分からなかった。
ミセ*゚ー゚)リ「どういう意図で、何をカウントしているんだろう…」
お兄ちゃんの性格を考慮したら、もしかしたら相手から挨拶してくれた回数とかをカウントしてたのかもしれない。さっきまでは悪い方向にしか思考が展開しなかったが、良く良く考えればお兄ちゃんの性格上あり得ないと分かることだったのに。
うん、だってだってお兄ちゃんは性格はいい人だもん。絶対そうだわ
*ミセ*゚ー゚)リ「くだらないことで悩んじゃったなぁ、あはは」
多少無理矢理でもそう信じたかった、昔好きだったお兄ちゃんを、私は信じたいのだ
-
ミセ*゚ー゚)リ「…でも、もう一冊は何のためのノートなんだろ?」
まぁ、さっきのノートじゃ足り無くなって、続きを書くためのノートなのかも…?
ミセ*゚ー゚)リ「どれどれっと…」
ペラッ
-
【『ケーキをミセリにあげた』
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正】
-
.,、
(i,)
|_|
百年の孤独のようです
-
ごめん
リロードしてなかった
改めて投下する 許してくだせぇ
-
ミセ;゚ー゚)リ「きゃあ!?」
なになになになに、気持ち悪い気持ち悪い!
何なの、今のページは…ページにビッシリと『正』の字が…!
「ミセリ」
ミセ;゚ー゚)リ「!!!」
後ろから、お兄ちゃんの優しい声がした。久々に名前を呼ばれた気がした。
だって、お兄ちゃんは私が嫌がることは絶対にしないから、私がお兄ちゃんを避け始めたその日から声をかけてくることはなかったのだから。
その優しい声は、今見た物は悪夢が見せた産物だったのかもしれないと思わせてくる
昔はねれない時、私が寝るまでお兄ちゃんは絵本読んでくれたことを思い出す
お兄ちゃんの声は、私の心をなだめてくれる。
でも、今は違う。振り向くことさえできない。声も、出せない。動悸もとまらない。
-
「おや、部屋中ガラスまみれじゃないか。額を割ってしまったんだね、怪我はないかい?」
お兄ちゃんの私への接し方は、私がお兄ちゃんを大好きだった時のまま止まっているかのようで。
ミセ;゚ー゚)リ「…うん、大丈夫」
「あぁ、それは良かった」
何年振りかの会話をして、私はお兄ちゃんとどうして今まで仲良くしてこなかったのだろうと後悔した。
だってお兄ちゃんはニコニコしていつも優しくて
( ゚д゚ )「ところでミセリ、その可愛いノート、何か書いてあった?」
こんなふうに無表情で、妹の首を締めるような人じゃなかったハズなのに。
-
ギュウギュウと首に力が加えられていく
ミセ;ー;)リ「ごめんなさ、お兄ちゃ…!」
( ゚д゚ )「謝る必要はないよ、ミセリ。俺は貸しを返してもらえればいいんだから」
ミセ*;ー;)リ「貸しって…?」
お兄ちゃんの力は、だんだんと強くなってきていた
( ゚д゚ )「今まであげたケーキ分、ゲームやオモチャを壊しても許してあげた分とか…」
ミセ;ー;)リ「ケーキも、ゲームもっ…弁償す、るから…」
意識が段々と途切れ途切れになってきた、あぁ、これは本当に…
( ゚д゚ )「……本当は、そんなのどうでもいいんだけどね。幼稚園の時、ミセリが僕とした約束を破ったからいけないんだよ?」
ミセ;ー;)リ「やく、そく……?」
-
ミセ*゚ー゚)リ『おにいちゃん、これ、かいたの、あげる』
( ;゚д゚ )『なにこれ、俺?似てないな』
ミセ*゚ー゚)リ『だってニコニコのおにいちゃん、みたことなかったから』
( ゚д゚ )『想像で書いたってことね』
ミセ*゚ー゚)リ『おにいちゃんも、この絵みたいにいつもニコニコしてくれたら、ミセリも…モゴモゴ』
( ゚д゚ )『なんだよ、もごもご言ってたら分からないよ』
ミセ*゚ー゚)リ『だーかーら、この絵みたいにえがおだったら、ミセリ、おにいちゃんだいすきになるのに!』
( ゚д゚ )『……ふーん』
ミセ#゚ー゚)リ『ふーん、ってなにそれ!ひどい!』
( ゚д゚ )『いや、大好きになってくれるの?いつも怖がって近付かないくせに?』
ミセ*゚ー゚)リ『なるよ!』
( ゚д゚ )『…わかった、じゃあいつでもどんな時でもニコニコしてあげるよ』
ミセ*^ー^)リ『わーい!やったやったー!』
( ゚д゚ )『これはギブアンドテイクだからな、ミセリ』
ミセ;*゚ー゚)リ『おにいちゃん、あたまいいからってむずかしいこといわないでよー』
( ゚д゚ )『まぁ、つまり、これは契約として成り立っているってことだ。俺はニコニコして優しいお兄ちゃんになってやる、その代わりミセリはいつまでも俺のこと好きでいるんだぞ?いいな?』
ミセ*゚ー゚)リ『うん、いいよー』
-
( ゚д゚ )『もし、ミセリが約束を破ったら…』
ミセ*゚ー゚)リ『やぶったら?』
( ゚д゚ )『俺以外、ミセリを愛せないようにしちゃうよ?』
ミセ*゚ー゚)リ『なにそれ?どういうこと?』
( ゚д゚ )『大丈夫、そうなったとしても、俺だけはミセリの優しくてニコニコしたお兄ちゃんでいてあげるからな』
ミセ*゚ー゚)リ『ふぅーん?よくわかんないけど、わかったー!』
-
あぁ、そうだった…、約束したのに、なのに私ったら
( ゚д゚ )「思い出したか?ミセリ」
ミセ;ー;)リ「思いだ……したっ…」
ミセ;ー;)リ「だから、だから…だからお兄ちゃん、あの時も…!」
( ゚д゚ )「…あぁ、それか。じゃあ、その話を最後に読み聞かせてあげようか」
-
爪'ー`)y-『ミルナ、お前本当気持ち悪いな!』
从 ゚∀从『笑えねーのかよ、お前はよぉ!』
(´・ω・`)『人間じゃないんじゃないの?』
( ;゚д゚ )『痛い…痛いよ…やめて…』
从 ゚∀从『だったら笑ってみろよ、なぁ!』
(´・ω・`)『中々無茶な要求だけどね、この状況で笑えって』
爪'ー`)y-『俺は面白いけどな』
(´・ω・`)『まぁ、やってる側だからねぇ』
-
( ;゚д゚ )『おれの笑顔は1人にしか見せないって決めて…!?』
ジッー…
ミセ;*゚ー゚)リ
( ;゚д゚ )(なんで此処にミセリが!?まさか、乗り込むタイミングを狙ってるのか!?)
从#゚∀从『意味わかんないこと言ってねーでさっさと…』
『うっせーな、いま、笑ってんだろ』
(;´・ω・`)『って、ええ!?』
爪;'ー`)y-『おま、それが笑顔か!?』
ミセ;゚ー゚)リ『…』
ダッ!
( ゚д゚ )(…ふぅ、笑顔に安心して逃げたか…)
从 ゚∀从『よくこんな状況で笑えたな、お前変態だったのか?あははは!』
( ゚д゚ )(ミセリに虐められてるのばれちゃったなぁ…まぁ、普通にしてればいいか)
-
『ミセリ、おはよう』
ミセ*゚ー゚)リ『…』
『ミセリ、僕の分のケーキもたべていいよ』
『ねぇ、ミセリ』
『ミセリ』
『ミセリ』
ミセ#゚ー゚)リ『…話しかけないでくれる?』
-
( #゚д゚ )『くっそ、なんだよミセリの奴!これからは俺の分のケーキを食べたら貸しにしてやる!』
( #゚д゚ )φ『この使わなく交換日記に、アイツへの貸しをメモしといてやる!』カキカキ
( #゚д゚ )『このノートが、貸しの『正』の字で一杯になった時!そう、その時こそ!』
( #゚д゚ )『幼稚園の時の約束は破られたとして、あれを実行してやる!』
( ゚д゚ )『…ま、ただの反抗期だろうし、すぐ仲直りするだろうけど』
-
あばばば
-
( ゚д゚ )「…そう、どうせ一過性の反抗期だろうと思ってたんだ」
( ゚д゚ )「でも、あのノートは結局『正』の字で埋まってしまったんだ」
( ゚д゚ )「ミセリが『僕の大切な額を割ってしまった』、という貸しでね。だから、契約通り、ミセリは僕以外には愛してもらえないようになってもらったよ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「ミセリ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「…僕の分のケーキ食べるか?お前、チョコケーキ好きだもんな。食べていいぞ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「ミセリは、本当に僕の読み聞かせが好きだなぁ。寝れない夜はいつも絵本を読んであげたよね、覚えてるかな、ミセリ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「ミセリ」
-
( ゚д゚ )「ミセリミセリミセリ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「…一人は、さみしいだろ、ミセリ?おれの気持ち分かってくれたか?お前に嫌われたときの俺の気持ちが」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「…ま、分かんないよな。ミセリには俺の気持ちなんか」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「…お前は本当、仕方のない妹だよ、ミセリ」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「…はぁ、まったく。どーせ、1人で泣いているんだろ?」
ミセ-ー-)リ
( ゚д゚ )「でも、大丈夫だよ、ミセリ。昔みたいに、すぐに慰めに行ってあげるから」
「なんたって、俺はどんな時でも、なにをされても、お前だけの優しいお兄ちゃんだからな」
.
-
(
)
i フッ
|_|
13本目、お終い
-
| \
|Д`) ダレモイナイ・・トウカスルナラ イマノウチ
|⊂
|
-
乙乙
-
十四本目
.,、
(i,)
|_|
百年の孤独のようです
-
私は獣として長年つまらぬ人生を送ってきた。
産まれた時は覚えておらぬし、今年で幾つになるかもわからない。
生態系というものは強弱をして生を得る時があり私もその環のなかにひっそり佇んでいる。
/ ,' 3
(*゚ー゚)「ほら、よく見なよ。可愛いだろ?」
(,,゚Д゚)「そうか?俺にはよくわからんぞゴルァ」
仲睦まじい夫婦が草原に寝ていた私をみつけて微笑んでいる。
夫の逞しい身体に寄り添う女が嬉しそうにはしゃぐ。
(*゚ー゚)「うちの娘がもうちょっと大きけりゃあねぇ」
(,,゚Д゚)「今ならこいつに食われちまうな」
どうやら夫婦の間には小さな娘がいるらしい。
-
(*゚ー゚)「珍しい生き物だしなんだか高く売れそうだねぇ」
(,,゚Д゚)「そうだな…城下に珍しい物を引き取ってくれる店があったなゴルァ」
私はすこぶる嫌な予感がしたが黙っていた。
人間は昔から私を見てひとしきりはしゃいだ後に見世物にしたり食料したりしようとするのだ。
/ ,' 3
(,,゚Д゚)「よし、ちょいとその店に持って行って見るぞゴルァ」
ズルズル…
(,,゚Д゚)o,..,,,,_
/ つ/ ,' 3 `ヽーっ )))
し―-,l ⊃ ⌒_つ )))
`'ー---‐'''''"
-
('A`)「いらっしゃいやせ」
連れて行かれたところはどこかの商店だった。
店内は薄暗く様々な商品が足の踏み場もなく並んでいた。
('A`)「……荒巻か」
店主は目の細い背丈がひょろ長い男だった。
私をじっと見て少しだけ、そう、少しだけ笑った。
('A`)「旦那この荒巻、お引取りですかい?」
(,,゚Д゚)「こいつ荒巻って言うのか? 引き取ってくれるなら頼むゴラァ」
('A`)「旦那が良いってんなら」
(,,゚Д゚)「どれ位の値打ちになるんだゴラァ?」
('A`)「こいつはちょいと餌が高くてあんまり多くは出せませんな」
-
('A`)「ありがとうございやす」
客の男を見送ると店の主人は私を眺めてまた少しだけ笑った。
/ ,' 3
('A`)「……何を食べたい?」
/ ,' 3
思えば少し腹が減っている。
私は雑食なのだが好物といえば肉だ。
('A`)「…生き物なら何でも食うのかねぇ」
-
(,,゚Д゚)「…」
(*゚ー゚)「あんた、気をつけるんだよ」
('A`)「おや、旦那。お久しぶりですねぇ」
/ ,' 3
店先で店主と男と女。
男はどこかで見た顔だった。
私をこいつに売った男だ。
甲冑を着て馬に乗っている所を見ると戦に行くらしい。
(,,゚Д゚)「必ず帰ってくるぞゴルァ」
/ ,' 3
少しだけ、少しだけ、食った。
-
肉というものを人間たちは形あるものと思っているようだ。
店の店主は何処からともなく肉を仕入れて来ては私によこす。
何の肉かくらいはわかるが、店主はどうも勘違いしているらしく
('A`)「今日は美府の女郎の肉だ、ほれ」
とやたら人間の身体をよこすのだ。
違う、違うのだ。
人の肉を食べる時は【外】から食べるのだ。
【外】というのを人間は運だとか幸せだとかあくまでも存在しないものとして扱っている。
私にとってそれが人の【肉】なのだ。
よくわからない、というものもいるだろう。
一つだけ言えるのは私に肉を食われた人間はあまり長生きしない、ということだ。
-
('A`)「ほら、餌だ荒巻」
/ ,' 3
しばらくしてどこかで嗅いだ事のある匂いがする肉を店主が持ってきた。
肉は酷い状態で私はあまり口をつけなかった。
('A`)「旦那ぁ、どうやら嫌われてますぜ」
少しだけ、また店主が笑った。
-
しばらしくして私を買いたい、という女が店へやってきた。
川 ゚ -゚)
が、それはまた別の話だ。
-
(
)
i フッ
|_|
十四本目、お終い
-
ID:UbyIhszM0 さん割り込んで申し訳ない
以上です
-
十三本目のミルナは適任ぽくて良かった
好きだなー乙
十四本目はドクオも裏があるなら荒巻を買いに来るクーにもなんかあるって事かな
とにかく乙
-
あぁ、アラマキ……そういう事だったのか。
乙乙
-
( ;^ω^)いやー、挨拶に来ると言ったのに遅れてスマンお。
( ^ω^)改めて、時間になりました。これにて第一部を終了したいと思いますお。
( ^ω^)みなさん三日間お疲れ様でしたお。第二部の開始まで、しばらく休憩になりますお。
( ^ω^)なお、第二部は十五日からの開始となりますお。
それまでの間、本スレは作品に対する感想や支援絵など、作品投下以外であれば自由に使っていただいて結構ですお。
( ^ω^)それでは、また後ほどお会いしましょう!
-
>>309さん、支援絵ありがとうございます!
保存させて頂きました
-
支援
-
支援
-
投下や挨拶乙
続きはまた週末か
-
この祭も年々衰退していって寂しいなぁ
もう一作書くか……
-
ブンツンドーの百物語ページ綺麗だなあ
しかももういくつか掲載されてたよ
皆で載 ら な い か ?
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板