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(´・_ゝ・`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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(´・_ゝ・`) 最近暑いね。きんきんに冷えたアイスコーヒーをどうぞ
(´・_ゝ・`) ここはブーン系小説&イラスト練習総合案内所だよ
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/
前スレ
( ゚д゚ )ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1399813930/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
ttp://jbbs.shitaraba.net/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.shitaraba.net/internet/16305/
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>>224
兄者は押入れから出てこないようです
あとは短編だけど
きっかけは雨、のようです
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>>224
从 ゚∀从 おれとクソジジイ/ ,' 3
が好きだなーw
可愛いの定義が違うかもだけど、あの話が一番自分のイメージと合致するせいか、二割増しにハインを愛してしまう
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連載の構想を練るも設定や展開、書きたいストーリーを考える内に
どんどん話が超長期化してこれ絶対完結出来る尺じゃないわー逃亡するくらいなら書かない方がマシだわー
ってなって結局執筆に至らない病
結局短く落としこむ事が出来ないんだな
誰かアドバイスください
脳内ではめちゃめちゃおもしろい話が作れてるんだが…
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逆に考えて1話完結型の話にして逃げ道作っておけばいい
連載がやりたいなら逃亡する構えをしておきながら1話を作る
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短くする必要なくね?
長かろうが書けばいいんじゃないの
完結まで書いてから投下すれば逃亡にならないよ
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>逃亡する構え
なるほど、そういうのもあるのか…(困惑)
他人の逃亡は別に許せるけど、自分が、ってなると絶対にしたくはないんだよなぁ
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長期化しそうな話は「最後まで書ききってから投下」スタイルだとモチベーション維持に問題が生じがち
ひとまず投下してみれば、反応とか貰うことによってモチベーション維持できて完走できるかもしれんぞ
もちろん逃亡する可能性も並存する諸刃の剣
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説明不足覚悟でストーリーの一つを短編として書いちゃえば
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>>224
ポニーテール幸子の中に一つだけそういうハインがいる
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冷静に考えるとほのぼのした作品を聞いて中出し義母レイプがまっさきに勧められるここはおかしい
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>>237
なんやそれ
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確かにポニテでドクオに延々告白されるハインは可愛かったな
逆に可愛くないハインなんて存在しない気がしてきた
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http://nanabatu.web.fc2.com/boon/Hein_mamuko_okorinbou.html
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中出し義母レイプはお大募集型ほのぼのの定番中の定番だろ
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なにそれこわい
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最近の作品でハインのって何かない?
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ヒーローになれなかったようです
あとムカデ人間の作品あたりか
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俺にオススメのつーちゃん作品教えておくれ
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(*゚∀゚)のほほんな日のようです(ФωФ )
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>>224
从 ゚∀从 ('A`) (`・ω・´)「いぇーい」
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>>228押し入れってハイン出てたっけ?
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そういやいぇーいのまとめが見付からないから未だに読めてないな
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>>249
オムにあるぞ 前作が無いけど
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ハインが可愛いやつって聞いて
総合短編でカメラマンのブーンが故郷に帰ってきて旅館の娘のハインに励まされるやつ探したんだけど見つからなかった……
玉兎の夢にあった気がするんだけどなあ……
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>>250
http://coollighter.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
前作はここのコメ欄にある
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>>248
うおお確認したらつーだった...すまん
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>>251
たぶんこれだと思う
ttp://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/blog-entry-695.html
( ^ω^)は故郷に帰ってきたようです
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>>217
超ダメ元だったのにありがとうw
着信音にするんだ('ω')
僕モナの人ってあれ以外に何か書いてたりする?
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コンビニ強盗とか色々書いてるよ
青ホラの作者まとめ見てみ
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中古で買って積んだままのエースコンバット04クリアして5始めたんだけど、そのおかげで戦争ものが書きたくてたまらん
お題くれ
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>>257
死神
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>>257
胡瓜
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>>257
白兵戦
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>>257
塹壕戦
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>>257
閃光
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>>262まで把握
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>>254
これだ!ありがとう!
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流石ソムリエ
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これはソムリエじゃなくてアーカイブじゃね
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こう言うやり取り見てると、ホントお前らブーン系好きなんだなと思う
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ブーン系ソムリエってどんなんだ……テイスティングとかするのか?
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(゚、。 トソン ニャーン
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「この文章の組み立てかたは……なるほど、あの作者とこの作者をブレンドしたものですね?」とか言ったりするんだろう
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文章だけでわかる作者ってムカデくらいだわ
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○○の作者?とか聞いてしかも当たってるのとか見るとすげえと思う
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そういうの聞くのは若干失礼だと思うけどな
誰の作品であれ面白ければそれは素晴らしい作品だし
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短編書きたいからお題ください
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>>274
因果応報
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>>274
俄雨
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>>274
矛盾
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把握
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じゃあ俺も適当に思い付いた片仮名の単語で2〜3お題下さい
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>>279
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>>279 テレプシコーラ
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ミス
>>279
アイスクリーム
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>>279
コマンド
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>>279
ケルト
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お、俺にもお題くれよ!
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>>279
スムマヌス
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(送信してから別のお題に気がついた、俺のお題を>>285あてにしようかと思ったけど流石にこのお題じゃ余りにも>>285が不憫過ぎてどうしようもなかった)
変わりに別のお題
>>285
あんこう鍋
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>>285
「ミソくれよ」
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把握しました
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>>281-284 >>286
うおぉいつの間に、お題ありがとう全部使えたら使う
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>>275 >>276 >>277
で、投下します
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因果応報って、知ってるかい。そう、彼は尋ねた。
わたしは知っていると首肯する。
知っている。授業で習ったことがある。
( ・∀・)「そうかい」
整った目鼻立ちの彼と会うときはいつもにわか雨が降っていた。
何回も、なんかいも、この公園で彼と会っている。
不審者なんだろうか。
でも、わたしは彼を好きで。
( ・∀・)「僕はね、死神だよ」
嘘を平気な顔をして吐く物だと思った。今時そんな事を間に受けるのなんて小学生でも無理だ。
わたしは首を横に振った。
恋をした相手は死神だったらしい。
信じてないけど。
( ・∀・)「まあ、信じなくても、構わないけれど」
ジーパンにTシャツでそんなこと言われても困る。
わたしと彼は並んでブランコに腰掛けている。
猫のトイレと化した砂場。錆びた鉄棒。塗装のはげた滑り台。
空気が抜けたタイヤ、バネがうまく跳ねない動物の遊具。
-
( ・∀・)「因果応報ってさ、した事の報いをうけるのさ」
飄々と笑う。蝉の声は降り注ぎ、汗が吹き出る。
彼は、涼しいカオだ。
( ・∀・)「僕が死神になる前の話をしようか?」
まだその話、続けるの?
眩しそうに眇めた目を、わたしに向けて笑う。
二重の目尻が下がる。とても、きれいだと思う。
( ・∀・)「僕には愛する人がいたよ。二人で料理するのが好きだった。けれどね、僕は死んでしまった。病気だったからね。」
簡単な話だ。と淡白に話す。
訥々と語る。
横顔の美しさにわたしはいつも見とれている。
( ・∀・)「でもね、遺した彼女は強かったよ。立ち直ってくれた。それにね、お腹に子供がいたんだ。僕は気付かなかったけれど」
傾き始めた陽が作るフェンスの影が彼の顔にかかる。
( ・∀・)「一人で、その子を、育ててくれたんだ」
わたしは、つぶやく。
そんな、嘘聞きたくない。
-
( ・∀・)「どうして?嘘だったら君にはなんの関係もないさ」
いやだ。
わたしは。
わたしは。
錆びたブランコの鎖がぎいぎいなる。
耳障り。手が、ざりざりする。
( ・∀・)「ねえ君、因果応報ってしってるかい」
知らない。知りたくない。
( ・∀・)「彼女を一人にした報いなんだ」
( ・∀・)「彼女に手紙を残したんだ。 誰を好きになってもいいよって。 天国に来たら僕に愛に来てねって」
嘘。
だから、わたしには関係ないの。
だってこんなにも。
( ・∀・)「けれど僕は死神さ、もう天国で彼女に会うことはない」
恋してるのに。
( ・∀・)「僕に合わなければよかったと思うかい」
-
首を横に振る。
けれど、少しだけ思う。
会わなければ辛い思いもせずにすんだのに。
会わなければこんな気持ちも知らなかったのに。
( ・∀・)「僕は旧い君を殺す。 新しい君を生む。」
目の端にぎらりと光る何かを捉えた気がして身が竦む。
けれどわたしは彼の嘘を信じたことはない。
( ・∀・)「僕のことは忘れておしまい」
ね、と美しい顔が笑う。美しい刃物が踊る。
わすれたくないわすれないねえ、ねえ。
こんなに恋をしていたことを
( ・∀・)「ぼくのうそをしんじてくれてありがとう」
心のどこかが切り離されてしまう。
( ・∀・)「僕の愛しい×××」
にわか雨が、頬を、濡らし
とおく
セミの
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
-
从´ヮ`从ト「おかえりなさい〜このごろいつも雨に濡れてくるから風邪が心配だわ〜」
ふわふわと笑うお母さん。
そうだったかな?いつも、濡れて帰っていたっけ?
宿題、もう終わったっけ?
从´ヮ`从ト「あら〜、どうしたの?きょとんとして」
だいじょうぶ。なんでもない。
でもね
从´ヮ`从ト「あらら〜泣かないで、おねがいよ〜何があったの?」
わからない。なみだがとまらない。
从´ヮ`从ト「今日は父さんの命日だからかしらね?わるいお父さんだわ〜」
メッ、と仏壇を叱っているお母さん。
お父さんの遺影。
从´ヮ`从ト「ほら、今日はあなたの好きなカレーよ〜福神漬もあるから、たくさん食べてね?そしたら元気になるわ」
从´ヮ`从ト「生きる、基本だからね〜」
なんでだろう?
もう小さい子供じゃないの。でも。
从´ヮ`从ト「よしよし」
すこしだけ、抱きしめて。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
-
( ・∀・)「ひとつだけ僕はウソをついたよ」
( ー∀ー)「みんなの未練を消すのが僕の報いなんだ」
( ・∀・)「いつか、彼女には会えるのさ」
( ・∀・)「君を育て終えて、幸せに眠りについたあとに」
( ・∀・)「僕が、彼女を一人にした報いを受けたあとに」
( ・∀・)「君に会わなければ君の未練を消すこともなかったなんて、そんな、皮肉も僕の、」
( ・∀・)「ごめんよ、僕のーーーーー」
ひと夏の恋のようです
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以上です。小ネタ挟んだけどわからなくてもわかるように書いたつもりです。分かりづらい書き方でごめんね!狸娘好きすぎ
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乙
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晩御飯の続きかな? だとしたら生きる源とした方がグッと来たかも。違ったらごめん。
わたしの( ・∀・) への気持ちが突っ走ってて置いていかれた感じはしたけど、雰囲気は好きだった
おつ
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>>292-298
おつ
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流石兄弟のどっちかが自殺しちゃう話探してます!
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ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/13029/1352205445/118-129
これ?
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総合で自作品の宣伝とか行ったら駄目だよね?
こないだの議論で、面白くても見られないんじゃなぁ、という意見を見て思ったんだけど、やっぱ宣伝スレでするべきかな?
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言わずに他人の作品として言えばよかったのに
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宣伝スレはほぼ凍結してるからね
予告スレで予告したほうがまだいいんじゃね?
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>>303
ありがとう!
でも思ってたのと違うなあ…
エロゲを買いに行く途中で死んだみたいな話だったような
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>>307
エロ本なら
http://nanabatu.web.fc2.com/boon/famires_coffee.html#11
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>>308
ありがとうございます!
これかもしれません!
天国から光のケーブルが繋がってるみたいな描写がある話には流石兄弟出てませんでした?
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>>309 これ?
http://iroirotunpeni.blog11.fc2.com/blog-entry-659.html
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女子描きたいので絵題ください
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>>311
スク水セーラー
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>>311
巨大注射器ナース
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>>311
赤髪
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把握
誰でもいいのね
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touka simasu
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「ねえ、私のこと、好き?」
,
-
ミセ*^ー^)リ「ねえ、私のこと、好き?」
( ・∀・)「うん、大好きだよ」
彼女の問いに思わず即答してしまった。
少し小声になってしまったけど、それを聞いた彼女は嬉しそうだった。
ミセ*^ー^)リ「そんなに見つめられると照れるんだけどなぁ〜」
( ・∀・)「芹沢さんが可愛いからさ。本当はずっとこうしていたいくらいだ」
彼女は本当に可愛い。
いや、可愛いだけじゃない。運動もできるし、気配り上手だし、こんな僕にだって優しくて。
ミセ*゚ー゚)リ「そうだ!最近見たい映画があってさ〜」
( ・∀・)「……“恋の執筆活動日記”かな?」
ミセ*^ー^)リ「そうそう、それそれ〜!」
やっぱりね。僕も彼女が気になってるの知ってたから、予習も兼ねてチェックしてたんだ。
ミセ*^ー^)リ「ふふふ、楽しみだ楽しみだ〜!」
( ・∀・)「僕も楽しみだよ」
僕は彼女のことが大好きだ。彼女の為なら、何だってできる。
君の苦手な数学も徹夜で教えてあげるし、映画のチケットだって揃えてあげる。
君に囁く甘い言葉だって家で散々練習したんだ。
-
だから――――
ミセ*^ー^)リ「好きだよ、ミルナ」
( ゚д゚ )「…………ああ、俺もだよ」
( ・∀・)
この距離を、いつか埋めてやろう。
そのときまでもう少し、ここで君を見ていさせてよ。
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「ねえ、私のこと、好き?」のようです
End1 みせり・すとーきんぐえんど
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ミセ*゚−゚)リ「ねえ、私のこと、好き?」
( ・∀・)「……」
無理矢理走らせたオンボロ車の中で、少女は俺に尋ねた。
俺は何も答えなかった。
答える道理もないし、答えたところで何にもならないのを、俺は知っていたからだ。
ミセ*゚−゚)リ「……何か答えてくれたっていいじゃん」
後部座席に座る少女は拗ねた様子でそう言った。
自分の立場が分かった上での発言であるなら、こいつは将来大物になるだろう。
今まさに誘拐されている小学生とは思えない。
ミセ*゚ー゚)リ「私、結構可愛いでしょ?」
ミセ*゚ー゚)リ「前に駅でモデルのスカウトとかされたこともあるんだよ」
自慢げに反らす胸。目立つのは俺がガムテープで後ろ手に縛ったからなのか。
ミセ*゚−゚)リ「こう見えて成績だって優等生だし、運動もできるし、あとはねぇ……」
( ‐∀‐)「そうか。お前がたいそう身代金の期待できるガキだってことはわかったよ」
俺は、少女の愉快な自慢話に水を差してやった。
俺にしては珍しく大したポカもしないで、こんな誘拐なんて大それたことをやってのけたというのに、俺は何故か苛々していた。
ミセ*゚−゚)リ「……お金、期待しないほうが良いよ」
ぼそり、少女が俯き呟いた。
( ・∀・)「は?」
急に暗くなった少女に、俺は金のことが心配になった素振りを見せて聞き返した。
いや、俺にはもとより金以外に目的は無かったはず。すぐ人質に情が湧くのは誘拐童貞の証だ。
-
ミセ*゚−゚)リ「私、家じゃいらない子だから」
( ・∀・)「自分の子供攫われて金出さねえ親なんていねぇだろ」
ミセ* ー )リ「……賭ける?」
ミラー越しに見える少女の笑顔は、人形のようだった。
俺は悟った。
何故誘拐童貞の俺が、半日経っても呑気に公道を走っていられるのか。
そもそも何故、こいつが人気のない夜道を一人で歩いていたのか。
もしかすると、あの時も抵抗なんてしてなかったのかもしれない。
ミセ* ー )リ「ねえ、私のこと、好き?」
( ‐∀‐)「……どっちでもねえよ、俺は金が欲しいだけだ」
同じ質問をする少女に、さっきのような生気は感じられなかった。
ミセ* ー )リ「じゃあ、好き、って言ってくれたら…………家のお金引き出してくるし」
ミセ* − )リ「そのあとは、お兄さんの都合の良い場所で勝手に死んであげるから」
(;・∀・)
何を言ってるんだ、こいつ。
そして俺は何で焦ってるんだ。
ミセ* ー )リ「だから……」
ミセ*;−;)リ「……ねぇ、好きって言ってよぉ……」
(;・∀・)
何でこいつは、俺に、助かったあとで、親に見せるような涙を見せてるんだ。
何でこいつは、親じゃなくて、俺に助けを求めてるんだ。
だから、何で俺は焦ってるんだ―――――
-
ミセ*;−;)リ ( ・∀・)
あまりの事態に一度真っ白になった俺の頭は、逆に冷静さをもって働いた。
そうか、この泣いてる小学生を無事に家に返しても、金は貰えないのか。
じゃあ、俺は何のために何を車に乗せて走ってるんだろう。
よくよく見れば腕は痣だらけ、このポンコツ誘拐犯ではない何かに怯え、愛に飢え、
そのポンコツに形ばかりの愛を求める少女に、如何ほどの値段が付くというのだろう。
( ・∀・)「……好きだ」
俺は、笑顔と真顔の間、自分でも形容しがたい顔をして言った。
ただ、俺が聞いたこともないような額の身代金も、この少女を買うには不足が過ぎるように感じた。
( ・∀・)「だからちょっと死ぬまで時間貸せ、都合の良い死に場所を探してやる」
どうやら誘拐童貞の俺には、身代金の要求は向いていないらしい。
それを知って少し笑顔になる。ミラー越しの泣き顔も口角が上がったように見えた。
俺はハンドルを持つ手に力を込めて、馬鹿みたいにアクセルを強く踏んだ。
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「ねえ、私のこと、好き?」のようです
End2 みせり・きっどなっぷえんど
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ミセ* ‐ )リ「ねえ、私のこと、好き?」
彼女の腕、だったものが僕の体を強く引き寄せた。
腕と背の骨が軋む音が聞こえるのは、きっと彼女の愛が強いからだ。
( ・∀・)「……好きだよ」
この世のものとは思えない、黒い瘴気を吸い込んで僕は咽ながらも答えた。
その瘴気が彼女から発せられたものだと考えれば、どうということはない。
ミセ*;ー;)リ「そっか、うれしいなぁ……」
良かった。まだ涙を流せるのか。
やけに冴えてしまった頭でそう考えて、もうほとんど動かない指で彼女の涙を拭った。
彼女は人間だったときと同じように、照れたように後ろ髪を掻いた。
きっと後ろ髪を掻いている七本目の触手は、彼女の右手だったのだろう。
ミセ*;−;)リ「モララー君、私を、殺してよ」
何度目だろうか。
この言葉を悲しそうに彼女が言って、僕が断る、このやり取りは。
( ‐∀‐)「……無理だよ」
精神的にも、物理的にも。
彼女に敵うようなもの、僕は君が人間だった時から持っていなかったんだから。
出来ないからこそ、僕は君の隣にいれたのかも知れない。
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( ・∀・)「……ああ、君は僕を愛していたかい?」
ミセ*;−;)リ「ゥ……勿論だ、ヨ」
いつもの可愛らしい声を出すのも辛そうだ。
僕にも彼女にも、時間はもう残ってないらしい。
( ‐∀‐)「……そっか、じゃあ、僕らは幸せ者だ」
そうだ。
今、僕の首を締め折った彼女の触手が本当に愛おしいくらい、僕は幸せ者だったんだ。
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「ねえ、私のこと、好き?」のようです
End3 みせり・もんすたーえんど
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