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(*゚ー゚)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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彼が鬼になった。
100まで数えたら探しに行くよ、あまり遠くまで行かないのならどこに隠れてもいい、と言って
彼は中庭の片隅で目を覆うと、いち、に、数え始めた。
('、`*川(ここでいいや)
1階と地下を繋ぐ階段の踊り場。
そこにあったロッカーの中に隠れる。
ロッカーの低い位置に、定間隔で四角い穴があいていて、
穴は、座った私のちょうど真ん前に来た。
そこから外の様子が見える。
1階へ向かう階段は明るい。
反対に地下へおりる階段は薄暗くて、まるで、踊り場の真ん中を境にして世界が変わっているかのようだった。
『──伊藤さん』
しばらく待っていると、彼の声がした。
しゅる、しゅる。
スリッパを引きずるようにして、ゆっくりと階段を下りてくる。
(´・_ゝ・`)『どこかな……見付けたいな……』
独り言にしてははっきりした声量で呟きながら、彼は踊り場へ足をつけた。
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