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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

476名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 02:44:50 ID:fIZnY.bU0

「人手を失った今、乙鳥や賤之女デレについて調べるのは骨だ。
 本来地雷にたどり着くための糸口に過ぎなかったと考えればむしろここに執着するのは無駄ですらある」

「それならば少しでも甲斐のある方に行くと」

「そうだ」

「正直に言ってはいかがですか」

「なんだ」

 残っていた大きなケーキの塊を、クールは口に押し込んだ。
 まるで子供だ。
 口の端に付いたクリームを指で拭い、咀嚼途中の舌で舐めとる。

 俺は親では無いので一々注意する義理も無いが、これの隣に居る俺が恥をかくのでは無かろうか。

「久々に思い切り引金を引きたいだけでしょう。最近はフラストレーションの溜まる場面が多かったですから」

 クールの表情に当然変化は無く、膨らんだ口を黙々と動かし、モンブランを味わっている。
 両頬を挟み叩けばさぞ愉快だろう。
 その場合、正面では噴出した脂と糖と唾液の混合物を浴びることになるので、立ち位置は重要だろうが。

 ぼんやり殴る角度を色々想定している内に、クールは全てを飲み下した。
 すすぎとばかりに残していた水を飲みほして、立ち上がる。

「流石は流石くん。そこまで分かっているならば、さっさと弾薬の追加申請をしてくれるとさらに流石なのだがね」

「ついでに、また異動願いを出しておきます」

「構わんが、資源を無駄にするのはあまり流石でないと、私は思うよ流石くん」


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