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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

468名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 02:25:03 ID:fIZnY.bU0

「流石くん、細かい話は君に任せる」

「わかりました」

「あなた、良くこれの部下なんてやってられるわね」

「異動の願いは散々出しているのですが、認められなくて困っています」

「ふうん。なんだか嫌にタフそうな相棒で良かったわね、クーちゃん」

「タフ過ぎて困っているところだ。あと部下の前でクーちゃんはやめろ」

「いいじゃない。私にとってはいつでもどんなときでもクーちゃんはクーちゃんよお」

「流石くん、さっさと話を」

「はい」

 わかばが、煙草を一本抜き取り、口に咥える。
 ライターを構えたところで、思い出したように俺を見る。

「煙草、吸っても」

「俺は構いませんが」

「ありがと」

 ライターが火花を飛ばし、細い火が点る。
 煙草の先端が燃え、軽い明滅を起こす。
 一度大きく吸い込んだ煙を、俺たちにかからぬよう、少し開けた窓に吹くわかば。
 その目が俺を流し見たのを確認し、俺は口を開いた。


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