したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

441名も無きAAのようです:2015/01/03(土) 15:01:44 ID:tDoD0cvc0

⌒*リ´・-・リ 「クックルちゃん!」

 手りゅう弾のピンを口で外し投げつけるリリ。
 貯水タンクに跳ねたそれは、起き上がろうとしていた棺桶死の頭へと落ちる。

 そして。

 静かな月夜に似合わぬ轟音が鳴り響く。
 リリは腕で顔を庇い、百々は彼女の小さな体の前で自らの肉体を盾とした。
 ぱらぱらと、舞い上げられた瓦礫の落ちる音。
 百々とリリはすぐに離れ、それぞれの得物を構えながら、棺桶死の居た場所を睨みつける。

( ゚∋゚)

⌒*リ´・-・リ 「はい。これくらいで奴が死ぬとは思えません」

( ゚∋゚)

⌒*リ´・-・リ 「一応大天福ちゃんにも連絡はしておきました。彼のことだからすぐに来てくれると思います」

 手りゅう弾によって破損した屋上の床。
 そこには棺桶死の身体、流れ出た血すらも存在しない。

    「やれやれ、やはり君らは容赦がないね」

 後ろからの声に、咄嗟に振り返る二人。
 が、棺桶死の姿を視認することが出来ず、リリが横に吹き飛ばされた。
 コン.ク.リートの床を転がり、縁の段差に背中を打ちつける。
 口から唾液が零れ、苦しげに身を丸めた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板