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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

407名も無きAAのようです:2014/08/24(日) 15:35:04 ID:vmDd.ruE0

 時間で、二時間弱程度だろうか。
 気付かぬ内にカーテンの隙間から覗く陽光がさらに強くなっている。

 乱れに乱れたベッドの上で、私とミセリは抱き合っていた。
 ミセリが腕を出してそこに私が頭を乗せて、抱えられているようなものなのだけれど。
 シーツが湿気ている。替えはあるけれど、好感する気力なんてなかった。

 冷房の吐き出す空気の冷たさが心地いい。
 熱を持って静まらない体が、少しだけ癒される。

ミセ* ー )リ 「ごめんな、無茶しすぎた……?」

( 、 トソン 「吸血鬼のあなたに、本気出されたら、死んじゃいますよ」

ミセ* ー )リ 「……今日は、ダメだ。がまんが利かなかった」

( 、 トソン 「……」

ミセ* ー )リ 「…………あの時、出会ったのが、トソンで良かったよ」

( 、 トソン 「……」

 応えるべき言葉が思い浮かばなくて、とにかく触れていたくて足を絡める。

 ダメなのは、私も同じだった。
 一線を引いたつもりでミセリと過ごしてきていた。
 体を許しても、所詮人と吸血鬼なのだから、心を完全に預けるわけにはいかないと。

 けれど。


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