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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

395名も無きAAのようです:2014/08/24(日) 15:06:57 ID:vmDd.ruE0

 いてもたってもいられず、立ち上がった。
 探しに行こう。
 日用品と言うのだから、ミセリが買いに行く範囲はたかが知れている。
 携帯電話を置いて行ったことも含めてそう遠出するつもりはないはずだ。

 気まぐれで奔放で後先を考えない彼女のことなので、思い付きで意味不明なところへ向かった可能性もあるけれど。
 このまま部屋の中で、暑さに蒸され不安に息苦しくなっているよりはマシなはずだ。

 ミセリの携帯電話を、テーブルの上に置きなおす。
 帰るかどうか迷った時に電話すれば、ミセリが家にいるかどうかの確認が取れる。

(゚、゚;トソン (……あり得るのは、すぐそこのコンビニ……)

 帽子を鞄に突っ込み、玄関へ。
 鍵を閉め忘れていたことを思い出しながら、ドアノブに手を伸ばす。

 その瞬間に、ドアノブから金属音が響く。
 鍵を差し込む音。
 ガチャガチャと、一度回して錠を掛け、もう一度回転して扉が開く。

 小さく、本当に小さく「あれ、閉め忘れてたっけ」という呟きが聞こえた。

ミセ*゚ー゚)リ 「お、トソン帰ってたんだ。お帰り。言ってたより随分早いじゃんか」

 開いたドアの向こうにいたのは、長い黒髪のウィッグをつけたミセリ。
 何の変哲も無く、買い物袋をブラさげて、部屋に上がる。

ミセ*゚ー゚)リ 「あんた心配しそうだから、先に戻ってくるつもりだったんだけどな。なんかあった?」

(゚、゚トソン


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