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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

360名も無きAAのようです:2014/08/08(金) 21:44:56 ID:JUgNWWnY0

 ドクオに歩み寄っていたギコの姿が唐突に消えた。
 風が吹き抜け、小さな打撃音と共にギヤンが白目を剥く。
 アザムが驚きの顔を見せたが、数秒遅れて彼も意識を失った。

 水面を水切石の如く走ったギコが、鞭のごとき手刀で首筋を打ったのだ。
 崩れ水に沈みそうなアザムの体を担ぎ上げて、ギコが川原へ戻る。

(,,゚Д゚) 「解毒剤は作れるのか?」

('A`) 「……どうするつもりだ」

(,,゚Д゚) 「介抱して、回復したならばしいに記憶を改竄させる。杭持ちはしいがそこまでの暗示を使えることは知らん」

('A`) 「……」

(,,゚Д゚) 「俺とお前の関わりも誤魔化せるし、お前と戦った内容もいくらでも改竄できる」

('A`) 「……なら、いい」

 ドクオはパーカーのポケットから栄養ドリンクのビンを取りだした。
 茶色いピンの中には半ほどまで粘度の高い液体が入っている。

('A`) 「俺の血で作った中和剤だ。そもそも死ぬようなもんでは無いが、回復を早めることは出来るだろう」

(,,゚Д゚) 「恩に着る」


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