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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

356名も無きAAのようです:2014/08/08(金) 21:39:33 ID:JUgNWWnY0

 飛び掛かる蛇の如くであったが、追ってきた盾に弾かれる。
 追撃の暇も無く、ドクオは転がってその場を逃れた。
 激しい銃声と共に舗装のコンクリートが爆ぜる。

(,,゚Д゚) 「……」

 ギコは手を出さずに離れた。
 ドクオの協力は確かに欲しいが、杭持ちとの無用な対立は避けなければならない。
 申し訳なく思うが、自分の撒いた種だ。自身で何とかしてもらうほかあるまい。
 
 短機関銃の銃口がドクオを追う。
 数で圧倒するのがミソの火器であろうが、無駄玉は使っていない。
 外れた弾も回避されているだけでなく、誘導の意志をもって使われている。
 ギコであればいくらでも対応できるが、元々戦闘技術など持たないドクオがどれだけ出来るのか。

 味方の銃弾が飛ぶ中を、再び突進するギヤン。
 流れ弾を恐れる様子は無く、銃手信頼度の高さが見える。

 ドクオは後退で距離を保ちながら、触手を上方から回り込ませた。
 盾が引きつけられれば、空いた胴を狙うつもりだったのだろう。
 しかしそれはギヤンも読んでいた。前傾姿勢で体を捩じり、杭で触手を弾く。
 そのまま螺旋を描いて回転。
 うつ伏せる状態に戻ると同時に地面を蹴って、自らの体をミサイルのようにしてドクオに飛び掛かる。

 回避が間に合っていない。
 盾による突進で体を突き飛ばされ、尻を付くドクオ。
 ギヤンは膝立ちで耐え、完全に体勢を崩すことは避けている。l

 弾かれた位置から、咄嗟の判断でギヤンを狙う触手。
 しかし、それも半ばから斬り飛ばされた。ドクオは唯一の武器を手放すことになる。


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