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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

354名も無きAAのようです:2014/08/08(金) 21:36:08 ID:JUgNWWnY0

( ‐=ll=-) 「待て、早まるな『親猫』」

〈 十〉 「会話の内容は聞いている。『蠍』を庇おうというような発言は問題だが、
     それもあくまでこの街の異変を憂いてのことと理解している。同じく、貴様の微妙な立場も、な」

( ‐=ll=-) 「まだ、我々は貴様を敵とは認識していない。故に貴様に手を出すようなマネはしない」

〈 十〉 「我々の狙いは『蠍』の志納ドクオ。直接的に庇う真似さえしなければ、われわれの盟約は保たれる」

 つまりは、今からドクオを殺すが邪魔するな、ということだろう。
 既に何らかの連絡をされている可能性もある。
 この二人を屠ったとして、仲間の安全を保てるとは限らない。
 いざとなれば策はある。ここは一応杭持ちに従う態度を見せておいた方がいいだろう。

 ギコはちらりとドクオを見た。
 彼は草臥れた顔で唾を吐く。

('A`) 「勝手に変な名前付けて、勝手に話進めやがって」

 ドクオは自分の首の後ろをおもむろに親指の爪で刺す。
 杭持ち二人が構えた。
 後頭部付近から流れ出た血はそのままヒモのように伸び、2m弱の長さで空中に留まる。
 先端は爪状の刃になっており、これを鞭や触手のように操って戦うのだろう。

 丁度いい。
 この短期間に最高脅威度に認められたその力、一度見て見たいとは思っていた。


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