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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

334名も無きAAのようです:2014/07/15(火) 22:49:49 ID:UfHVjZBo0

「大天福さん、いらしたんですか」

「素直の端末から着信があった。一切の会話はできなかったが、状況を察するには十分だ」

 なるほど。棺桶死が話す間、自由だった腕の方で端末を操作していたということか。
 棺桶死からの情報収集と、クールの滑稽さのあまり気づかなかったが、素直に見直すべきだろう。

「というわけで僕もいます」

 扉の隙間から顔立ちの整った、いかにも好青年が顔を覗かせる。
 天主堂モララー。大天福の弟子であり、相棒でもある。
 俺より二年後輩だが、恐らく実力では俺よりも上だ。

「遅いぞ大天福、せっかく呼んだのだからさっさとこい」

「すぐに来たが、お前があまりに愉快な格好をしているので笑いをこらえるのに苦労した」

 大天福の目は、未だに肉塊と化した棺桶死に向けられていた。
 死体は慣れているが、流石にこれほど刻まれたものは初めてだ。
 キュビズムの絵画のような半端に残る原形が余計に不気味さを生んでいる。
 完全に形を失う分、榴弾や散弾で吹き飛ばされた方がまだマシな見てくれをしているだろう。


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