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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

314名も無きAAのようです:2014/05/11(日) 22:03:35 ID:D90ZIRLo0

 そんなことは、分かっている。
 ミセリが私を悩み苦しませるために秘密を持っているわけでないことくらいは。
 それでも心配だから、知りたいのだ。
 私のことは、確かにミセリが守ってくれるのかもしれないけれど、ミセリのことは誰が助けてくれるのか。
 知らないどこかで、彼女が流星のように飛び去り消えてしまうことを、私は何より畏れている。

【+  】ゞ゚) 「さあ、今は眠り、体を養いたまえ。私もそろそろ行かねばならない」

(゚、゚;トソン 「……」

 まただ。オサムの言葉に、体が勝手に従ってゆく。
 瞼が重くなり、意識がぐにゃりぐにゃりと歪み始めた。
 元から、眠気は強かったからなおさらだ。
 抵抗することもできず、意識が深層に沈んでゆく。

【+  】ゞ゚) 「さらばだ都村君。君がこの子とある限り、いずれまた会うこともあるだろう」

 細まる視界の中で、棺桶死オサムの体が蝋燭の火のようにふっと消えた。
 代わりに灰色の霧がたなびき、エアコンの中へと吸い込まれてゆく。

       「君たちのこれからに、淀みなき幸があらんことを」

 何処からか聞こえた、その言葉を最後に、私は深い深い眠りに落ちた。


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