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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

305名も無きAAのようです:2014/05/11(日) 21:53:19 ID:D90ZIRLo0

 扉が開いて閉まる音で、目が覚めた。
 静かにしようという心はは感じられたが、周囲があまりに静かなので嫌でも耳につく。
 どこか覚束ない足音。妙な胸騒ぎがして、体を起こした。

ミセ* ー )リ 「もしかして、起こしちゃった?悪いな、トソン」

 薄暗く顔がよく見えないが、間違いなくミセリだった。
 息が荒い。努めて明るくしているようだけれど、強がりなのが寝ぼけた頭でもすぐに分かる。

(゚、゚トソン 「どこ行ってたんですか?こんな夜中に」

ミセ* ー )リ 「ちょっと寝付けないから、散歩にね」

 嘘だ。
 寝付けなくて散歩に行ったならば、私に声をかけるはずだ。
 急にいなくなれば私が無暗に心配することを、彼女は理解しているから。

ミセ* ー )リ 「悪いついでに、一口、飲ませてくれね?渇きが、辛いんだ」

 半ば倒れ込む形で、ミセリがベッドへ。
 返答を待たず手を私の肩へと伸ばす。
 余裕が無い。いつものように、ただ空腹になったという風には感じられなかった。
 そもそも、昨日の晩、寝る前に少し多めに飲ませていたはずなのに。

(゚、゚トソン 「……私も貧血になってしまうから、あまり飲まないでくださいよ」

 本当であれば、抜け出していた理由を含め、色々と事情を聴きたいところだったけれど、
 あまりに辛そうなので血を飲ませることを優先した。
 苦悶の中に、安心を滲ませた表情で、ミセリが私に凭れかかる。
 パジャマの胸元をはだけさせ、ミセリの牙を、そこに受け入れた。


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