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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

264名も無きAAのようです:2014/03/30(日) 00:00:13 ID:yFy/OhgA0

 乙鳥は恐らく誘拐した少女を家畜として飼っていた。
 成人した女であれば色恋の感情を利用することも出来ただろうが、少女となれば別。
 一時的に丸め込むことはできても、そう長くだまし続けることはそう簡単では無い。
 ほぼ確実に、暗示の能力で洗脳したのだろう
 長期的に暗示にかけるとなると、相当に強い能力だったと予測できる。
 乙鳥の付いての情報が少ないもの、強力な暗示の能力で存在をごまかし続けてきたと考えれば辻褄は合うのではないか。

「流石くん、一旦戻ろう。地雷に含めて乙鳥の調査となれば、人手が要る。上に掛け合うぞ」

「動員してもらえますかね」

「そもそも地雷の捜索の人員が足りていない。意地でもさせる」

 珍しくやる気だ。クールも、この件の不気味さに気づいている。
 資料に記載されていた、脅威度の低い貧弱な「乙鳥ロミス」は偽りの姿だ。
 別の個が存在していたのか、真の実力を隠し通してきたのかはまだ確定できないが、後回しに対処して良い存在では無かった。
 地雷女が乙鳥ロミスを狙った理由はそこに起因する可能性がある。
 さらに言えば、今現在草咲に留まる理由も。

「行くぞ、流石くん」

「ちょっと待ってください」

 乙鳥をさらに調べるにあたって、この二人の少女についても調べなければ。
 誘拐されたならば、警察に捜索願が出ているはずだ。
 胸の墓標のロケット。写真だけで無く裏には名前も彫ってあった。
 控えておけば役に立つだろう。そう思い名前をメモする俺の手が、二人目で止まった。


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