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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

253名も無きAAのようです:2014/03/29(土) 23:41:17 ID:gpa8a09A0

「もし私がうっかり罠にかかった場合、私が辛い思いをする。死ぬことすらあるだろう」

「はい」

「流石くんが罠にかかった場合、私は君に「間抜けが」と飽きれるだけで済む」

「はい」

「そう言うことだ」

 成程確かに。言い得ている。
 俺も、この場に部下がいれば先に歩かせて安全確認に使うだろう。
 鉱山における小鳥のようなものだ。
 彼女の意見には、賛同せざるを得ない。

 俺のすることは一つ。罠があったら回避。
 あわよくば、後ろに続くクールだけがその餌食になれば大変に愉快だ。

「さて、どうします?」

 期待に反し、罠らしきものは無かった。
 玄関ホールから続く広い空間。
 左手にはダイニングらしいテーブルと椅子の置かれたスペースがある。
 奥には恐らくキッチンがあるのだろう。
 正面には二階へ続く階段。右手には客間らしい扉があった。

 純粋な洋館というより、どこか日本建築の匂いを感じる。
 元の主の趣味だったのだろうか


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