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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

209名も無きAAのようです:2014/03/17(月) 22:38:47 ID:WoQAy0kw0

(´†ω・`) 「やはり、おかしい」

 いつにない神妙な顔で、大天福はそう呟いた。
 手にはいつもの長杭。刀身には今殺したばかりの吸血鬼の血がべっとりとついている。
 黴と血の臭いの中、彼の汚れ一つない白いシャツが、むしろ不気味なものに見えた。

(´†ω・`) 「あまりにも、多い。雑魚ばかりではあるが、それでも」

( ・∀・) 「確かに、今日だけでもう三件目ですからね」

 僕と大天福が、志納ドクオに敗走してから三日。
 休養が開けて初めての仕事は、中々忙しい。
 言葉にした通り、三件の吸血鬼討伐。時刻はまだ昼の2時だ。
 僕らだけでこれなのだから、他の杭持ちを加えれば相当な数になるだろう。

 草咲市はもとより吸血鬼が多い町として知られている。
 しかし、それは『子子子ギコ』、『鴨志田フィレンクト』等の、有力な指導者の元に吸血鬼が集っているから、だ。
 彼らは無暗に人を襲うことはせず、ひっそりと生きることで杭持ちとの衝突を避けている。
 今日僕たちが屠っているのは、そういった組織からあぶれた吸血鬼ばかり。
 元々存在しないわけでは無いが、日に何度も殺さねばならないほどでは無かった。

(´†ω・`) 「例の、毒の吸血鬼といい、ここ最近の草咲は、嫌な気配が漂っている」

( ・∀・) 「地雷女の謎の滞在もありますからね」

(´†ω・`) 「……」


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