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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

194名も無きAAのようです:2014/03/15(土) 23:28:41 ID:MIBYgXtM0

 気になって眠ることが出来ず、まどろみの中でミセリの寝息を聞いていた。
 カーテンの隙間から洩れる陽光が少しずつ赤に。
 いい時間だ。そろそろ晩御飯を準備しないと。

(゚、゚トソン 「ミセリ」

 起きる気配が無い。
 ただ、私が離れることだけは阻止したかったのか、服を掴む力は少し強くなった。
 何度か、起こさないよう引き離そうとしてみたが無理だ。

(゚、゚トソン 「……たまには、コンビニのごはんでいいか」

 ミセリは謎の資金源があるらしく、衣料費や私の食費、家賃などは不自由なく賄えている。
 普段私が節約しているのは、あくまでそれに甘えきらないため。
 でもたまには、楽をしても罰は当たらないはずだ。

 私が怠惰に敗北してから、みるみる空が暗くなってゆく。
 日が沈むのが遅くなってきたとはいえ、夜は来る。
 応じて、私の瞼も重みを増してきた。
 暗くなった途端に眠くなるのだから、私もずいぶん動物らしい。

( 、 トソン 「30分くらいなら……」

 ミセリを抱きしめて、目を瞑る。
 すぐに、意識を繋ぐ糸がフツフツと切れ始めた。
 眠る。そう感じたのもつかの間、私の意識は暗転した。


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