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(゚、゚トソンムジナのようですミセ*゚ー゚)リ

155名も無きAAのようです:2014/03/05(水) 22:37:45 ID:Rci4aPFU0

ζ(゚ー゚*ζ 「地下のお部屋を使いましょう。暗くて涼しくて、とても心地いいの」

('A`) 「どこだ」

ζ(゚ー゚*ζ 「こっちよ」

 ドクオの歩速に合わせ、小走りで先行するデレ。
 キャミソールの肩紐がずり落ちるのを直す動作は、やはり少女離れしている。
 一々艶めかしい。初潮を迎えているかも怪しい少女に、『お父様』は一体何を求めたのか。
 予想は簡単に出来る。湧き上がる嫌悪感を抑え込むことは難しい。

 二階へ上がる階段の下、一見ただの壁に見えるところに、扉があった。
 開けると、冷たい空気と、ほんのり黴の臭い。
 手入れはされているようで埃は無いが、長く時代を経た建物独特の香りだ。
 明りを点け、石組の階段を下りていく。
 はだしの足に冷たさが伝わってくる。ドクオは平気だが、人間のデレには辛いはずだ。

ζ(゚ー゚*ζ 「ね、素敵でしょう」

 もう一枚の扉を開けた先にあったのは六畳ちょっとの小さな部屋。
 燭台を模した照明が壁に四つ備えられていたが、部屋全体に行き届くほどの光量はなく、薄暗い。
 真ん中に置かれた、棺桶を模したベッドが四角い影の塊に見える。

('A`) 「ベッドが一つしかないぞ」

ζ(゚ー゚*ζ 「はい」

('A`) 「……」


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